Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

小国(おぐに)でワヤン

2009年06月09日 | 家・わたくしごと
 7月19日に山形の小国町でワヤンを上演する。ここでワヤンを演じるのは今回で2回目。最初に上演したときの写真が今もずっと大学の研究室に貼られていて、頻繁に眺めているせいか、もう、一回目の公演から4年もたつなんて信じられない。
 上演する集落は小国町の小玉川とよばれる地域で、マタギの村としても知られており、そんな資料館があったり、毎年春には熊祭りが開かれている。私は最初のワヤンの終演後、この集落で始めて「熊肉」なるものを食べたのだった。
 「みんな見に来てね」と言いたいところだが、いかんせん、行くのに便利な場所とは決していえない。しかしそんなことも考えて、上演日はなんと「7月19日」に設定されているのである。なんと翌日20日も海の日で休み。ということで、この期間、予定が決まっていないバリ好きの方はぜひ旅行も兼ねて、この村を訪れることをお勧めする。接客は一流ホテル以上の宿泊施設だってちゃんとある。とにかく「カントリー」であり、近くには決して有名とはいえない地味で通好みの「温泉」があり、都会などとは比べものにならないくらい空気が澄んでいるのである。だいたい山に行った日の翌日が、海の日なんて実におしゃれな休日の過ごし方ではないか。山は五感フル稼働で味わい、海は想像の世界の中でじっくり楽しんでほしい。小玉川集落を流れる清流は、いつか日本海に到達するんだよ!(ちょっぴり、支離滅裂?)。