Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

池袋にて

2009年06月23日 | 東京
 先週の土曜日、久しぶりに池袋に寄った。いったい何年ぶりだろうと考えてしまう。空港から品川を経由して、山の手線の外回りで渋谷、原宿、新宿までは行くのだが、乗り換えて中央線で西に行ってしまうためになかなか池袋には足を運ばない。しかしこの池袋、私の第三の故郷といっても過言ではない。ちなみに第一は国分寺、第二はバリといったところか。というのは中学1年から高校3年までの6年間、この街を通過して学校に通い、この街で自分の好きな音楽、本、絵、芸能に出会ったといっても過言ではないからだ。私の知識の源泉は、まさに池袋にあるのだ!
 私がまだ中学、高校生だった約30年前、よく通ったのはSEIBUの中に入っている大きな本屋、そして西口の芳林堂。特に芳林堂の最上階には当時、高野書店という古書店が入っていてそこに入り浸った。美術や音楽に関しては、当時あった西武美術館に併設して現代美術や音楽を扱うART VIVANTいう店があり、ここでトランソニックという雑誌に出会い、現代音楽の世界の扉をたたいた。PARCOでは、原健のリトグラフに感銘を受け、いつかお金を持ったらこれを買いたいと思ったことが忘れられない。池袋の寄席も懐かしい場所で、こじんまりしたまるで家で落語を聞くような場所だった。
 久しぶりの池袋。駅ビルの外見は変わっていない。なんだか嬉しくて写真をとってしまう。でも、なんとなく三十年前のような田舎くささはなくなり、すでに名実ともに副都心である。だいたい地下通路は以前とだいぶ変わって、迷うとどこを歩いているかわからない。しかし、やっぱり新宿とも渋谷とも違う何かが池袋の雰囲気を醸し出しているのである。たった数時間だったが、そんな懐かしい池袋を感じることのできた素敵な時間を過ごす。

インドネシア製?

2009年06月23日 | エッグカップ
 イッタラといえばフィンランドを代表するテーブルウエアのメーカー。たまたまでかけた池袋の北欧グッズのショップで、イッタラのブランド、オリゴのエッグカップ(ちょっとエッグカップには直径が大きいのだが)を見つけた。このブランドのカップは、今年に出た限定のカップを持っているだけだ。
 一つ買おうとして何気なく手にとってみると、驚くなかれ「Made in Indonesia」の大きなシールがベタリとカップに貼られているではないか!これフィンランドのメーカーだよ。北欧!せめてオランダなら、インドネシア製でもわかるような気がするが、なんでフィンランドがインドネシアなわけ?
 確か洋服ブランドGAPもインドネシア製のものが多かった気がする。だけどイッタラがインドネシア製か・・・。手にとってしばらく買うかどうか悩んでしまった。もちろん値段が理由ではないのだ。しかしインドネシア製だからといって、これをジャカルタのブロックMのデパートにてインドネシア価格で購入できるわけはないのだ。
 結局、Made in Indonesiaのイッタラを購入したのだが、未だにインドネシア製に納得しているわけではない。何度もいうが、北欧雑貨、フィンランドのイッタラである。あくまでも個人的にではあるが、「インドネシアは勘弁してよ」と大声で主張したい。せめて生産国のシールをはずして売って欲しかったものである・・・。