ツワブキ(石蕗)は葉に光沢のあるフキの意味の「艶蕗」が訛った名前と言われる
他の花が終わった頃に黄色の花を咲かせ、初冬の季語になっている
葉柄は煮つけや和え物として食べられる
江の奥にふかき江澄めり石蕗の花 (水原秋櫻子)
キク科の海岸の岩の上や崖に生える多年草、庭にもよく植えられている
根生葉は4~15cmの光沢のある円状腎形で、長い柄がある
10~12月、葉の間から、30~70cmの長さの太い花茎を伸ばし、先に5cm程の黄色い頭花を散房状に付ける
花は周りに雌性の舌状花が並び、中心部に両性の筒状花が多数集まっている
舌状花は13枚のものが多いが、数えるともっと多いものが少なからずある
果実はそう果で5mm程、冠毛は褐色を帯びる
花 (舌状花が17枚と19枚のもの)