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ヤツデ

2023-12-22 | 樹木 草花

ヤツデの花が咲いた

花と言ってもあまり色模様の無い地味な花だ

蜜はかなり出しているようで、ハエやアブの仲間が周りを飛び回っていた

 

ウコギ科の常緑低木で、1~3mくらいの高さになる

花序の軸の脇に出来た葉芽が冬芽で翌年の春に伸びる

葉は互生し、枝先に集まって付く

葉身は20~40cmと大きく、掌状に深く7~9裂する

葉柄は30cmと長い

 

花は雌雄同株で、11~12月に咲く

花芽も夏に出来るが、葉芽と違って冬芽にはならず、年内に開花してしまう

枝先に球形の散形花序を円錐状につけ、白い小さな花を多数つける

上部の花序には両性花、下部の花序には雄花が付く

両性花は雄しべ先熟でまず花粉をだし、散った後雌しべが顔を出すという、自家受粉を避ける仕組みを持っている

写真の右側の葯が突き出ているのが雄性期の花で、左側のものが雌性期の花

 

果実は液果

8mm程の扁球形で、翌年の4月頃に赤紫褐色から黒紫褐色に熟す

種子は少し歪んだ扁平な楕円形で5mm程の大きさ