イチョウが綺麗に色づいた
中生代のジュラ紀に最も栄えたグループで、現生種ではイチョウだけが知られている
花粉から精子が作られ受精する
植物で精子が作られるのはイチョウとソテツだけで、両方とも日本人が発見した
街路樹としてポピュラーで、少し前の調査では57万本で最多だった
イチョウ科の落葉高木、大きいのもは高さ30mにもなる
老木の枝では、しばしば乳と呼ばれる気根の一種が見られる
枝には長枝と短枝がある
葉は、長枝では互生し、短枝では輪生状に付く
葉身は6cm程の扇形で、切れ込みの有る葉と無い葉があり変化が多い
葉脈は二股分枝を繰り返しながら伸びている
花は雌雄別株で4~5月に咲く
葉の展開と同時に開花し、雄花も雌花も短枝に束生する
雄花は2cm程の円柱形で雄しべがらせん状に付く、雌花は2cmほどで、細長い柄の先に胚珠が2個付く
風に運ばれた花粉が胚珠内に入り、花粉室で発芽して精子ができる
精子は8月下旬頃から放出され、卵細胞を受精させる
種子は銀杏(ぎんなん)と呼ばれる
11月頃に熟すと、外種皮は黄色くなり、カルボン酸類特有の悪臭がする
中種皮は白っぽくて硬く、稜があり、炒ったり茹でたりして食べられる
花(4月)・・左雄花 右雌花