シメ
2023-12-15 | 野鳥
シメの名は、奈良時代には「姫」と呼ばれ、平安時代には「ひめ」「しめ」併用、江戸時代から「しめ」と呼ばれるようになった
「し」は地鳴きのシッで、「め」は小鳥を表す接尾語と言う説がある
本州以南に冬鳥として多く渡来し、平地や丘陵地の林や市街地の公園などで見られる
北海道では夏鳥で、落葉広葉樹林で繁殖している
厳寒期には一定の区域内で一羽で生活するものが多い
樹上や地上で草木の種子を採食、カエデ、ヤマハゼ、エノキなどを好む
繁殖期には虫類も捕る
尾羽は短く、ずんぐりした体形
嘴は淡灰褐色だが、繁殖期には鉛色になる
嘴は硬い種子を主食に出来るよう、30kgもの力を出すという
頭部は茶褐色で背は暗褐色、翼は青黒色で下面は淡褐色
メスは色が鈍い
番の中は良い
卵を温めるメスは自分でも食事に出かけるが、1日に何回かはオスに食べ物を運んでもらう