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ゆらぎ荘の幽奈さん 第21話「白露様の秘密」 感想(週刊少年ジャンプ2016年31号)

2016-07-04 | ゆらぎ荘の幽奈さん
                                 
                              うむ、素直でよろしい(笑顔)。











そもそも人は他人に清廉潔白であること、常に完璧で何一つ間違いがない事を求めすぎだと思うのです
人間は正しさだけを選び続けてずっと他人の為に生きられるほど強い生き物ではないですから、
たまには失敗だったり、間違った事を選んでしまう時だってあります
でも、それで幻滅したりあっさり(その人の中で)切り捨てるのはあまりにも薄情であり狭量だと個人的には思います
今回だったら、蓮華さまは安易に交霊遊びに手を出してしまったけれど
だからといってそれまでの蓮華さまの功績が安易に否定されてはならないと思う
みんなの期待に応える為に、みんなのイメージを守る為に彼女なりに色々と一人で抱え込んで頑張って来た
そんな努力自体はしっかりと評価されるべきですし、何より時には悪い遊びに手を出したい時だってあります
だけど、そこから這い上がろうとするのもまた人間らしい行為なのではないでしょうか
真っ直ぐな道なんて、きっと誰にも歩めない
真っ直ぐなように映っても、誰にだって人に言えない事くらい持っている
だからこそ、そこから立ち上がって歩く姿こそ美しい
何一つ曇りのない清廉潔白も素敵ですけど、
それこそ幻想であり
そんな聖域など存在しない
そう抱く事自体が他人に完璧を求めるエゴですらあると思う
時には、素直になって、弱音も零して、イメージというレールからも外れて
伸び伸びと生きた方がきっとトータル的に考えればその人の為なんじゃないかなー、と思いました
それでも、蓮華さまが素敵でみんなの為に頑張ってる偉大な人なのは何も変わらないと思いますから。




こういうコミカルなコマ・・・というか蓮華さまのリアクションが好き(笑



そもそも、押し付けられたイメージほど迷惑なものはありません
「この人はこういう人だろう」
「この人はこういう事は言わないだろう」
「この人は決して~しないだろう」だとか、
はっきり言わせてもらえば「お前が勝手に(俺を)決めるなよ。」という想いでしかなくて
逆にそういう部分を受け入れたり、許容する度量がなければ関係など続かないと思います
イメージを保つ為に、我慢していてもそうやって揺れ続けていればいつかコップの水は零れるし
だからこそ、そんな人間らしい蓮華さまを笑って受け入れた森野さんの笑顔が尊くも映ったのだと思います
「きみはこういう人」よりも、
「きみはそんな一面もあったんだね。」の方が素敵で平和で、新しくて面白いと思う
蓮華さまが(知らず知らずの内に)背負ってた荷物は、コガラシの言葉によって多少軽くなった
小気味良く問題を解決しつつ、きっちりと主人公の矜持も見せて終わる、、、という今回のシリーズもまた最高の仕上がりになっていたと思います
何よりも、本当は男の子に興味津々の蓮華さまがあまりにも可愛すぎましたしね!(笑)
あんまりコガラシに惚れて~、みたいな感じにもならずに、
素直に、爽やかな人助けハートフルストーリーに終始したのも良かったですが
その分、逆に妄想が捗る感覚なんかもあったりして笑
これはこれでベストだったかな、と。







それにしても、コガラシは本当にイイ男ですね
「頑張るぞ!」とか「許さない!」的な少年漫画し過ぎてないほどほどのテンションがまず良いですし
その上で気楽に気軽に、自分がしたいように助けて、気ままにキャラの背中を押している「粋」な感覚はやっぱり素敵に映りますし
少年漫画の主人公、はきっちりとこなしてるものの、押し付けがましくない“距離感”が何より最高だと思うのです
正に風来坊的であり、江戸っ子であり、、、と今週のコガラシもまた素晴らしかったと思います
そんなに重く考えずに、背負わずに生きて、また困った事があったら助けに来てやるよ。という爽やかで、でも確かに伝わって来る男らしさが堪らない。
本作は割と官能方面/ハーレム方面がクローズアップされがちな作品であり、そこを注視するのもまた正しい事だとは思いますが
それだけが見所になってしまうほど一面的な作品じゃないよ。っていちミウラセンセファン、ゆらぎ荘ファンとしては思ってますし
また、今週はそう強く思わせるクオリティのお話にも仕上がっていたと確かに感じました
特に、やっぱり主人公であるコガラシの“好感度の高さ”が貢献してたり(人気を)縁の下で支えている部分は往々にしてあるんじゃないですかね
ぶっちゃけかなりの頻度でコガラシがイケメンだとか男前だとかへタレじゃない、とか言及されてますからね
まあ、それはそれとして、純粋に、単純に一個人としてコガラシって男の魅力を毎週深く感じているのが本音です
キャラを心境的に軽くさせる、背負い過ぎてるものを下ろしてあげるテクニックは本当に見ていて気持ちがいいな、と
そんな風に感じます
今週も正しすぎるくらいに正しい、
あまりにも真っ当にハートフルなお話が展開されていて思わずニンマリしてしまいました
その上で幽奈さんの嫉妬(?)があったり、蓮華さまのえっちぃシーンの数々が素晴らしかったり、
コメディ的にも冴えてたりと完璧に近いクオリティのエピソードだったんじゃないですかね
蓮華さまは最初のお高くとまってるイメージが強かった分、
弱さをさらけ出したり、官能的なカットの数々に余計に興奮出来たな。って思います
憑りつかれて淫らに変化するトコロも最高ならば、その後目が覚めて恥じらうトコロも最高で・・・と
正に一粒で二度美味しいエピソードに仕上がっていたと思います(笑)。
蓮華さま、めっちゃ人間らしい可愛げがあって大好きだ!
正直ヒロインに昇格しても許すレベル笑


そして、次週はまたまたセンターカラーだそうです
なんというか・・・自身が大ファンの作家さんが、自身が魅力を信じ切っている作品が、こうやって「普通に」市民権を、それもジャンプで得る、、、っていうのは
ちょっと泣きそうになるくらい嬉しいものなんだな。と
改めてそう思いました
特に、ここ数年は(ファンとして)玉砕ばかりだっただけに笑
喜びもひとしおですね
バディストで思い切り躓いた後だったのもあって・・・
今朝コンビニでジャンプ手にとって、まずは次号予告をチェックするんですが
そこで「センターカラー」の文字を観た時は嬉しさで溢れてしまいました
何故なら、この間来たばっかなのに、、、ってのが凄く嬉しいじゃないですか?(笑
ちょっと、いや、かなり健闘出来てるようで、“少年誌のちょっとエッチなラブコメ”で育って来た人間としては本当に手放しで喜ばざるを得ない
特に、この手の作品はここ数年ジャンプでは苦戦を強いられて来ただけにね・・・・・。

GIGAのオールカラーが控えてる中でのセンターカラー、というのも素晴らしい
現在のジャンプは今のセリーグみたいなもんで、飛び抜けた存在以外は横一線で争っているような状態に見えます
だからこそ、いつだって全力で応援したい、毎週アンケ出して、感想も書いて魅力を頑張って伝えて、ファンレターも出して、、、と
その成果が少しだけ出たかな?って意味合いでも個人的に凄く嬉しかったんです
特にこの手のお色気系ラブコメはそれだけで軽視されがちですからね
だからこそ、ファンとして必死に応援していきたいですね
ただ眺めてるよりも、一石を投じていきたい。今色々規制とかが厳しい中、こういうお色気系のファンこそ必死にならなきゃダメでしょ!っていう。
そんな風に思ってます。
何よりも、お色気もコメディも、ハートフルも主人公の格好良さも楽しめる「ゆらぎ荘」こそ、オールマイティな面白さがある。って信じてますから
いや、そう感じてますから。そんな次週は朧ちゃんの回みたいで、こちらもまた楽しみです♪















うーん、正直に申し上げてアリですね!(満面の笑み)
ゆらぎ荘の薄い本沢山出て欲しい
蓮華さま、他ヒロインとは画風自体が違うけど、可憐で、でも俗的な部分もあって、そのギャップがとても可愛くてすっかり大好きなキャラの一人になりました
扉絵も最高でしたし(超笑顔)、また再登場とかもあるとホントに嬉しいです
っていうか、ジャンプのラブコメでここまで描き分け出来てるのも珍しいのでは・・・笑