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天野めぐみはスキだらけ! 第34話「よし!」 感想ほか(週刊少年サンデー 2016年33号)

2016-07-13 | 天野めぐみ&古見さん
                                   
                          学はたまにイケメンに見えるから困る(笑)。












本当は(自分を見てくれなくて)悔しいのに、
無理矢理誤魔化して我慢して前向きに頑張ろうとするめぐみは実に健気でいじらしいなあ・・・と思いました
それは単純に態度で示さなくなった、という意味合いではある種の「成長」でもあります
でも、、、本当は「見て欲しい」はずなんです
「愛して欲しい」はずなんです
誰にでも平等に優しくされるのと、
自分だけに特別な表情を見せてくれるのとでは何もかもが違います

きっと、人は誰でも誰かにとってのナンバーワンになりたくて、
でも、そうは上手く行かない現実が転がっていて
その狭間で苦しむものだと思うんですけど
やっぱり、自分以外の「誰か」が自分よりも大切・・・というか、夢中になってる様を見せつけられるのはキツいですよね
でも、学に他意はないし、ただただ素直に憧れの女の子に焦がれてるだけで学は何も悪くないんですよね
だからこそ、気持ちの持って行きどころにめぐみは困ってしまったのだと思います
人間が本当に精神を苛まれるのは、
誰の所為にも出来ないこんなことなのかもしれません
駅に辿り着いた時、カラ元気で頑張ってるめぐみを見てたらちょっと切なくなってしまいましたね。




側に居れるだけで幸せ・・・。



しかし、今週の学は格好良かった
鈍感という弱点はあるものの(笑
ちょっと落ち込んでる様を見たら、すぐにめぐみの為に何かをしてくれる
めぐみはきっと、ジュースそのものが嬉しかった訳ではなく、そんな「気持ち」が一番嬉しかったんでしょうね
そして、自分の「好み」を覚えててくれた事にも・・・。
ルックスだけではなく、心情までも可愛すぎた今週のめぐみも満足でした、、、が、
あんまり我慢し過ぎると溜まって溜まってどう仕様もなくなるので(笑
あまり無理はし過ぎないでね・・・とめぐみには言いたいですね

ただ、どっちかっていうと勉強一筋の学よりも
半分くらいは恋愛体質のめぐみの方が学に心酔している形になってるんですよね
それはそれで少年誌のラブコメとしては妙なレアリティがあるなあ、というか
愛しの彼を想って行動的/積極的に頑張っているあたりは
むしろ少女漫画のヒロイン的というか・・・笑
普段はそっけないけれど、
時々物凄く優しい・・・という点では
確かにめぐみが半分主人公役で学が相手役、、、的な感覚もなくはないな、と
あくまで個人的な感じ方ではありますが、そんな風にも思います
取り敢えず、めぐみの哀愁に感情移入しつつ、恋する乙女なめぐみは最高に可愛かったですね
ジュースを貰う時のコマ割りの演出含めて好みな話数に仕上がっていました。




打倒!美川さん。



もう一つ、めぐみの心情にも変化がありました
先週の時点でそうだったんですが、自分の気持ちよりも
学の事を思い遣る面もここに来てちょいちょい出てる感覚があります
先週は(スキだらけだが)大人しく、邪魔にならないように努めたり、
今週は、自分の所為で成績が下がってなくてホッとする一面を見せたり、
こういうトコロもちょっとずつ「成長」を感じてますね
より彼の事を考えられるようになった、というか・・・。
あの満面の笑みには正直グッと来ちゃいました。

学的にも、努力の成果が実った訳ですし、
学の成長物語的にも良かったんですが
益々めぐみって良い娘じゃん、、、的な感触も往々にして感じられて
スキだらけなのを楽しむ、という一つの目的と一緒に
めぐみの心情、成長を楽しむ漫画としても成立して来てるなー、と。
二面的な構図へと徐々にシフトチェンジしつつある本作、
より目が離せない漫画になって来ていて正直嬉しいですね
果たして美川さん回は来るのか、
めぐみとのバチバチのライバル展開はあるのか・・・?!
その辺にも注目しつつ、また新鮮な感触になりつつある「天野めぐみ」を楽しんで行きたいですね
今週は、めぐみの心情たっぷりでその意味合いでも読んでてカタルシスを感じた話数でした

でも、最後の学は正直男の自分から見ても格好良かったなあ・・・
ありゃめぐみが心酔するのも無理ないトコロもあるかもね。
恋愛の機微、恋心の機微という面でも大分面白かった。





う~む、天使めぐみもいいけれど、
悪魔めぐみも普段のめぐみにはないセクシーさがあって実にイイなあ(笑
正直堪らん















◆天使とアクト!!

う~む、面白いねえ・・・。
実力者なのは分かり切っていた話なんだけど、
最初に先ずダメだしをされてから、即座に「切り替える」事で
単純ではなくテクニカルな凄味を伝える事に成功していますね
監督の容赦の無さと、それに対して直ぐに修正してみせる相様は
これはこれでモンスターたちの現場。。という感じで興味深いですね
それに対して驚いちゃってる時点でアクトはまだまだ成長の余地がある、って事なんでしょうね
ここ最近はホントに魅せ方が上手くなってて良いですわ 次週は巻頭カラーってことで二重に楽しみ。



◆ふれるときこえる

こういう、ゲスいのは凄く好きですね(笑
結川さんの表情がまるで悪魔みたいになっているトコロ含めて好きです
そして、引きは何やら不穏な様子、、、どんどん複雑な展開になっていってるだけに
どういう風に収束させていくかが非常に気になる。これはこれで上手い引き付け方だと思うので
展開自体も無事に面白いものになっていく事に期待。ドロドロも期待出来そう、か・・・?












しかし、週の真ん中が一番疲れますね・・・笑
疲れてても、感想は心血込めて書きますけどね!
出来る事はやっときたい、という。