サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

C90の思い出とお盆休みの思い出と最近考えている事諸々

2016-08-16 | ブログ関連









今日で今年のお盆休みが終わりなんですが(超個人的な話)
良いタイミングなので色々と振り返ってみたいと思います。








最近はとにかく自分の「限界」を感じて過ごしていました
努力とかではどうにもならない、どう仕様もない「限界」が確かにあって
そこを埋める事が出来ない、またはしたいとも思わない現状があったりもして
まあ・・・正直どん詰まり状態で
何度も絶望したんですけど
うーん、でもなんか、、、本当にダメだなあ、と(笑
自分が本当に手にしたかった物があって
それを他人が簡単に手にしている(ように見える)と必然的に「自分って何なの?」という状態に陥ります
何もしてなくてそれなら文句もないんですけど、そうじゃないから、余計にダメージが酷いというか・・・。

また、結構過去のトラウマ的経験をフラッシュバックしてしまうというか
仕事中に思い出して、一人で勝手に心の中で激昂しながら仕事をしたりなんかもします
本当にバカだなー、って思うんですけど(笑
どうしても忘れられない・・・
結局あとに残ってしまうのは辛い、嫌な思い出ばっかりなんですよね。
なんかもうどうしようもない日々が延々と続いてる「だけ」で、毎日5回コールド負けの日常で
最近はよく自分が生きている意味すら見失ってたというか、なんで生きてるのかもよく分からないまま生きてました
今も。

生きてると、物凄い「面倒くさい」事ばかりで
「分かり合える」なんて言葉がめちゃくちゃ安っぽい陳腐な響きに聴こえてしまうくらい
面倒くさい事のオンパレードだな~ってよく思うんです
たまに、
そんな「面倒くささ」に心が折れそうになるというか
立ち向かう気力すら失くす事があって
「うん、まあ・・・」っていう何とも言えない心情に陥る事もあったりして
かといって、昔から争いごとを避け波風立てないように生きて来ましたから
抗う度胸なんかもない
だから、押し黙ってストレスが溜まる、、、事も往々にしてあるんですよね
内心では物凄く腹が立ってるのに、
ニコニコ笑顔で、気にしない振りして~っていうのは
相当に悔しいし、かといって波風起こす勇気もないし、まあ何と言うか身を削るだけなんですよね(笑
「そこに意味はあるのか?」って自身に問いかけても正直それはよく分からないし・・・


ただ、まあ・・・
自分には「好きなもの」がいっぱいあって
それを見る為に、触れる為に生きてる。っていうのが純粋な本音な気はします
正直好きなものを好き、って言うだけでも相当エネルギーが必要な時代にはなっちゃってて
それがまた「う~ん・・・」ってなる要因だったりもするんですけど笑
なんか、こう、、、シンドイですよね

結局、分かり合えない人というのは根本的な考え方からして違うので
きっと永遠に分かり合えない気はします
自分の場合、マイノリティに当たるので
あまりにもその割合が高いよなあ(笑)って気はしますが
まあそうやってあーだこーだ考える事自体が一番の無駄なのかもしれないですね。

なんつーか、
首輪も鳥かごも一切必要ないんで
自由に駆け回って、飛び回っていたい・・・なんて
そんな風にも感じてしまう今日この頃です。
その分、「安心」は減ってしまうのが(正直)嫌なトコロですけどね。


歩けば歩くほど遠くなっていく気はするし
虚無感を拭い切れない時間も多いんですけど
それでも、まあ・・・続けてなけりゃそもそも「良い事」なんて起きないですから
これからも時々休んで頑張るかー、という気分ではあります
何にせよ、必要なのは
心のマイナス分を放置しない事ですね
平気な振りして誤魔化すのが一番危ないんで
壊れる前に一度自ら沈んで落ち込み切った方が良い・・・というのが持論です
これからもそんな持論を実践しつつ、なんとか振り落とされずに踏ん張って行きたいな。と。







お盆休みはずっと高校野球の観戦をしていました
諦めない試合、拮抗した試合、地元の試合・・・等々楽しみながら観てるんですけど
時には涙が出るくらい感動する試合もあったり、まだまだ高校野球視聴は止められないな、と(笑
食事は殆どカップ麺で済ましてしまってそこは悔いが残る、、、というか、まあ、美味しかったんですけど笑
それなりに、それなりのお盆休みを満喫したかな。とは思います ただ思ったより寝れてないですが!

結構私生活で動きもあったりして、
なんか色々と考えてしまう出来事もあって
嬉しくも複雑な報せもあって、、、と難しい年ごろを迎えています
少なくとも、自分が「生き遅れている」事は間違いないですね
普通の人が当たり前に出来る事も自分は出来ない
それを強く実感しています
いやあ、なんというか、壁はとてつもなく高いですわ。とてつもなく・・・。
逆に言えば「亀の歩み」を覚悟して着実にやっていくしかないんですけどね。ワープを望まないで。








日曜日にコミケに行きました
地元から始発の電車で、朝から数時間並んでようやく入場のいつものパターンです
ただ、暑さは正直耐えられるレベルでした カラッとした暑さだったので
そんなにダメージも少なく、
かつ冬コミ以上の地獄を観た訳でもない
ある意味暑ささえ耐えられれば冬コミよりも快適だとすら思えました
簡易トイレもいっぱい用意されてたので、それもまた快適に過ごせた要因ですかね(開場までの時間)

今回感じたのは、
ポスターとか看板とかがあると
凄く目に付きやすい、試し読みしてそのまま購入するパターンが多いな。と
・・・いや、10年以上欠かさず行ってて今更気付いたのかよ(笑)って感じですが
やっぱり良い感じのイラストを描いてでっかいポスター等で飾ると映えるしチャンスも多いんじゃないかな。って
個人的には思いました
「目に触れる機会を作る」というのが大事なんですよね
まずは知ってもらおう、っていう。昔ほど体力がなくなって来たからこそ
そんな自分にとっては効果的に働いたのかもしれませんね。

お目当ての新刊を回収出来た時も勿論嬉しいんですが、
新しい出会いがあると得した気分になる
そういう、
場当たり的な出会いもコミケの確かな醍醐味だな~って感じました
いいものを作って、他人に見てもらう・・・そんなエネルギーが充満している場所なのが
ここまで支持される要因の大きな一つなのではないかな。って個人的に思いました
その内、ボチボチと同人誌の感想等もUPしていきたいところです
今回のコミケも大満足でしたね。












お盆休みの間は更新が途切れ途切れになってましたけど、
またコツコツ更新していくつもりなので
お暇でしたら当ブログを今後もよろしくお願いします。
「自分の好きに嘘をつかない、ついてない」事だけは物凄く自信のある自分です・・・笑




「ぺたがーる」の百合っぷりが素敵だったコミックキューン 2016年9月号感想

2016-08-15 | コミックキューン










個人的にあんまり自分で自分をカテゴライズしたくない、というか
「俺はこーゆー人です!」みたいな風に言うのも思われるのも正直苦手なんですよ
ぶっちゃけ“曖昧な方が好き”っていうか、イメージが固定されないのが理想っちゃあ理想ですね

相反するようなものでもどっちも好きになれるのが人間の素晴らしさだと思ってますから
なんつーか、もっともっと自由に、鳥かごに収まらずに自由に飛び続けるのが素晴らしいかなー、と
あんまり自分の幅を狭めずに生きて行けたらそれが最高なんじゃないですかね。
最近は、そんな風に思います。











ぺたがーる/ひみつ

山田といっちゃんの関係性良いですね・・・
みんなとワイワイ賑やかに遊ぶ前に、二人きりでも遊びたい、二人きりの時間を作りたい、、、というのは
凄くいじらしくて正直キュンキュンしてしまいました
最後は誤魔化してますけど、
絶対に「わざと」ですよね・・・って想像してしまう隙間もまた見事ですね
いっちゃんの二人きりでもっと遊んでいたい。。って気持ちも素敵でしたし
ガーリーな話題も男子的に新鮮で良かったかと思います
スタイル比べや、
お料理の場面も面白かったですね
恐らくこの二人ならきっと良い夫婦になるでしょうね(ぇ
いや、まあ、半分くらい本気で。絵になってたし。
敢えて嫌いなものを入れまくってるオチもまた楽しかった。

後半は、扉絵の大木ちゃんのおっぱいの時点でとても素晴らしかったです(笑顔)
その後、梅雨が好き~の流れから、一気に梅雨嫌いに陥る構成も良かったし
ブラの事でいちいち突っかかって来るひいちゃんも面白かったですね
予習復習をしてるだけで恐怖の対象になる~ネタも良かったんですが
確かに学生時代そんな概念すらなかったですから、
正直共感出来る部分もあったり・・・笑
気分を害したひいちゃんを大木ちゃんが慰めるシーンとかも良かったし今月はとてもネタがキレれた印象です
いや、先月も面白かったですし、先先月も、、、って事でこの漫画の独特の絵柄やテンションに馴れつつあるのかもしれません
そんな事を感じた今月の「ぺたがーる」でした

山田といっちゃんの相合傘とか、終わりまで百合風味のネタがあってそこもまた良かったですね
梅雨明けの目出度いムードから一転、水泳の話題を持ち出しひいちゃんを突き落とすオチも残酷ですが面白かった(笑)。
実に塩梅の良い話数で大満足でした。











◆ひなこの~と

14点ってリアルな点数だね・・・
ゆあとゆずの些細な姉妹ケンカが微笑ましかった
しましまの下着とそれをみんなの前で晒される羞恥プレイだとか
昔のアルバムを眺めてほのぼのしたりしたりしてる空気感が良かったですね
次号は重大発表らしいですけど、アニメ化とかですかね?
なんだかんだ満たされた様子のゆあちゃんがとても可愛くて、素敵。



◆パンでPeace!

ふゆみがすっかりまいのファンになってるな・・・
そりゃあんな事があったら大好きになってもおかしくはないんですけどね。
まいとふゆみのカップリング展開にも大いに期待出来ますね!(笑顔

後半の催眠術~からのS展開は正に現役の成年漫画家らしさに満ちてましたね
端的に書くと、やたら「そういう事」を彷彿とさせるようなセンスが凄い
だけど、たった一言の言葉をきっかけに目覚めて
痛快にぶっ飛ばすシーンもまた良かった
それくらいふゆみとの関係やパンが大好きなんだなあ、、、という感じで
ちょっと胸が熱くなったワンシーンでもありました
最後の色気のある表情も良かったし、
流石実力派作家である所以が出まくってた傑作回だったかな、と思いました
成年誌でも4コマ誌でもエースを張れるのは決してフロックではないって事ですね。素晴らしかった。



◆ゆめのロワイヤル

眼福な巻中カラー・・・からの
女の子同士のキスシーン、、、実にイイですね(超笑顔
それに対してプリプリ怒るかづきちゃんも良かったし、
是非恋愛展開来て欲しいです笑
いやらしい事を彷彿としてしまうオチのゆめのも可愛かったし、全体的に良好な話数でした。



◆ななつぼしティータイム

まあ、、、七光りなのは良くも悪くも注目されますからねえ
実力があれば別ですけど、実力がなけりゃ嘲笑とか嫉妬の渦に巻き込まれるだけですから
ある意味下駄を履かせてもらってるとも言えるし、逆にハンデがあるとも言える
だけど、それを後ろめたく感じてネガティブに陥るんじゃなくて
むしろ開き直って比べてもらった上で自分の実力を出そう!って思えたななつは成長していると思います

こういう世界はお互いにお互いを蹴落とさなきゃやってはいけない
そんな雰囲気に対して「どっちも。。」と思う流れも良かったです
スポーツとかもそうですもんね。
ただ、オチは不穏っちゃあ不穏ですね
これが後々のトラブルに繋がらなきゃいいんですが、、、
兎角、次号が気になるオチで今月もとても面白かった
そんな面白さの割には(キューンの中で)注目度も扱いも低い印象なのでアンケで応援する事にします。
絵柄も可愛くてポップで個性もあって自分好み。













俺個人的にイチ推しの「つくろぐ。」の単独感想も書いてるのでよろしくお願いします!
花で世界を埋め尽くしたい 今村朝希「つくろぐ。」 第5話 感想(コミックキューン2016年9月号)

それにしても、コミックキューンは若い雑誌ですが
もう既にどれが人気がズバ抜けてて、どれがそうではないか、が
思ってた以上にハッキリしてるなあ、ってのが約半年購読してて個人的に思った事です
「つくろぐ。」は早々にカラーを貰ったとは言え、そんなに安全圏ではなさそうな雰囲気も感じるので
これからも気を抜かず、手を抜かずアンケや感想等で応援していきたい気分ですね
それとは別に読み続けて「あっ これ好きだなー。」って思える作品も増えて来ましたし、
来月からは先月号で絶賛した「明るい記憶喪失」が早々に連載化されるのでそちらにもまた期待です
っていうか、また4本同時なんですね。どれも面白そうなんで、益々「つくろぐ。」の全力応援が欠かせませんね(笑
決して埋もれさせないように、、、一本一本の感想に心血を込めてファンも頑張りたいですね。

本編の感想でも記述してますけど「ひなこのーと」に重大発表があるらしいんで、それもまた楽しみ!です。2巻も出ますしね。



かぐや様は告らせたい20話中心ヤングジャンプ2016年37・38号の感想

2016-08-13 | ヤングジャンプ感想









なんか最近は気が付けば「いかに自分が負け犬であるか」だとか
「いかに自分が無価値であるか」だとか、
そんな事ばっか考えてしまって生きるのが正直辛いですね

自分の何もかもが「通用しない感」というか、
他人が平気で持ててる感覚ですら持ってない自分って何?ってよく考え込んでしまうんです
“みんなと同じになれない自分”及び
“みんなと同じにならない自分”がいて
もう本当にどうしようもないんですけど
だからといって、嘘をついて楽しい振りして偽物の笑顔を振りかざすのは苦痛でしかない
だからこそ、(他人に)「負けたな。」とか(俺は)「無価値だな。」ってよく思うんですよね
う~ん、結局は「自分が一番悪い。」って感覚から抜け出せずにいるというか
抜け出したところで一体何を得るのか?って感じでもあるんですけど。
まあ、、、誇れるようなものは何一つないんですよね。悲しいぐらいに。

頑張って、頑張って、自分も!って目指したけど届かず
努力の限界を知り、
裏切られたりした事で
人間性の限界を知る。
そう・・・それは絶望そのもの。なんですけど
「じゃあなんで生きてるのか?」って言われれば
正直一般的に娯楽と呼ばれているもののお陰、、、なのが正直なところです
だってそれ以外に生きてて「楽しい!」って思える事があんまりないですしね

多分、色々な方が思ってる以上に一般的に娯楽と呼ばれるものが人の生死を引き止めてる率は高いと思ってます。あくまで個人的な考えですけど。









かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 第20話 早坂愛は防ぎたい

随分セコい事に命懸けしてんなあ(笑
っていうか会長寝て無さ過ぎなんだけど、それがあのクマに繋がってるのかな
それにしても、寄りかかられただけであんなにも紅潮して動きすら止まっちゃうとは青春だね
青春というか、かぐや様があまりにもウブなだけかもしれませんが・・・笑

コメディパートも面白かったです
石上くん追い払うのチョロいなー、とか
ここぞとばかりにポケモンGOネタ出して来たなー、とか
うまるちゃんとネタ被りしてんなー、とか(笑

だけど、最終的には、やっぱり紅潮して硬調しちゃってたかぐや様のウブさが今週もナンバーワンでした
あれくらいドキドキされると男としても相当嬉しいだろうに。会長寝てるけど!



シンマンGP Season2 エントリー作品④ 10'sプレイヤー/大谷優

野球からソフトに転向する話。
いきなり甲子園優勝・・・から始めるのは新しさはあるんですけど
でも高校野球は毎年毎年新チームに変わっていくものだし、情勢がずっと続くのは有り得ない
それに続けて行けばプロなり大リーグなりもある訳で、正直「ただ天狗になってるだけの人」にしか思えなかったのが辛い
しかも、そのまんまチーム放り投げて無責任に転向しちゃうのもなあ。。って感じであんまり好みのお話ではなかったですね
青年誌なのに少年誌のノリのスポ根作品がこれ以上連載されるのは正直嫌なので、アンケは不支持で・・・。

本音を言うと、たかだか高校一年生の分際で「打てない投手がいない」とか、野球ナメんなよ。って思っちゃったんですよね
でもこれらの感想も精々一個人の勝手な感想に過ぎないので、実際どういう風に受け取られてるかは分からないですね。












◆リクドウ

かつてのイジメっ子の前で、
その彼女をレイプ・・・さぞ気持ち良いでしょうね
「誰かを見下す」事を原動力として努力してきた王子、
一見歪んでる様にも見えますが、
それで成長出来るんなら、ある種そこまで悪い事ではないのかもしれません。



◆君と100回目の恋

想い人の為に、
精一杯努力して、少しでも可愛い、きれいな自分を見てもらいたくて
頑張る女の子・・・実に素敵じゃないですか
葵はもう諦めて、、、というか、
近くに本当に君を好いてくれる花があるのだから
追い駆けるよりもそれに気付いて欲しい気持ちでいっぱいですね

あと、いつもとは違い葵の前で不器用な陸がすごく良かったです
今週は色々な意味でニヤニヤ度高くて良かったなあ。












なんか凄く気落ちしてるので結構短めの感想になってしまいましたが、
徐々にペースを上げて行きたいですね。徐々に。



【祝!巻頭カラー】天野めぐみはスキだらけ! 第38話「スゲーな」 感想(週刊少年サンデー2016年37・38号)

2016-08-10 | 天野めぐみ&古見さん
                                   
                                  頑張るキミが好き。











人間は、
どうしても他人と自分を比べてしまう生き物なんだと思います
例えば、他の人と俺を比べてみると・・・考えるのが嫌になるほどボロ負けしてるんですよね
そりゃもう目も当てられないレベルで。。他の人はみんな「正しい」のに、自分は常に「間違っている」
そんな感覚を抱き続けたまま生きている時点でお話にならないレベル
サッカーなら10-0の大敗、野球なら5回コールド、バレーなら1セットも取れずストレート負け、相撲なら開始数秒で寄り切られちゃってるような・・・
所詮そんな人間でしかないんですよね
裏切られた経験に胸を痛める事もありますけど、
逆に言えば裏切られるって事はある意味「その程度の人間でしかなかった。」とも言える
それを考えると益々毎日大敗してるだけの無意味な人生なんじゃないか、、、と空しくなる事も正直多いです

自信も何も無い
正直、何も無い人間ですから
スーパーマン達を見てただただひれ伏してるだけの、
無条件降伏してるだけの膿でしかないですから
実力も他人に好かれる力も、コミュ力も経済も運もすべてが無に等しくて
「正しい人達」の背中を追い駆けて追い駆けて、追い駆けて追い駆けて、それでも追い付けなくて途方にくれてるような。。
そんな人間でしかないんです
他人に誇れるようなものを一切持たずにここまで来てしまったんで
もうここまでの人生自体が無価値でどう仕様もない、頭を抱えるレベルの悲惨さで・・・
だから、今回のお話の二人の気持ちも分かるんですよ。



誰かに認めて欲しくて、学に格好良いトコを見せたくて。


学は社交的でみんなから愛されるめぐみを見て劣等感を受け、
めぐみは秀才で何でもソツなくこなせる学を見て劣等感を受けた
だから、自分にも誇れる「何か」が欲しいと思った
必死にそれを追い駆けているお話・・・
だからこそ、
正直読んでいて泣きそうになってしまったし
好きな人の前では「誇れる自分でありたい」と頑張るめぐみの姿に感銘を受けてしまいました

それは凄く美しく、尊い姿勢でもあったんですけど、、、
裏を返せば「ないものねだり」とも取れます
めぐみには学の器用さを羨む必要のない天性のセンスがあり、
学もまためぐみの愛されっぷりを羨む必要がない地に足のついた努力家な一面がある
これつまり、
二人ともお互いの、、、自身の魅力に気づけてないってお話でもあります
君が死ぬほど欲しがってる憧れの人の感覚
だけど、
そんな憧れの人もまた誰かが持つ絶対的なセンスを欲しがっている・・・と考えると
無暗矢鱈に比べて落ち込んでネガティブになるのも考えものなのかもしれません
めぐみにはめぐみの、“めぐみだけ”の良さがあり
学には学の、“学だけ”の良さがある
だから、
それを信じて歩み続ければいい
そういう事こそ「自分を信じる」というありふれた言葉の本質なのかも、、、ってこの話数を読んで少し思いました。

誰よりも頑張って結果出してる学を見て、
自分だって頑張って、誇れる天野めぐみで居たいと思っためぐみの心意気
そんなめぐみが自分の「凄さ」を励みに頑張っている、という事実を知って考え直す学・・・
このストーリーラインの美しさが今週は相当ヤバかった気がします

それは、
「君が君自身では気づけてない、君だけの魅力を見つけよう。」という間接的なメッセージのようにも感じます
どうしたって他人と自分を比べて鬼の様に落ち込んでしまう現実があるんですけど
そもそも人間自体がそういう作りなら、そんなもん誰もが思ってる事ですし
結局延々とないものねだりしてるくらいだったら、
自分に「あるもの」を認めて
それを軸に、それを信じて頑張ればいい。
個人的には、今回のお話をそういうものとして受け取りましたし
実際に少年少女らに送るメッセージストーリーとしては相当秀逸なものだったかと思います
また一つ、「天野めぐみ」の違った引き出しを見せてもらった印象でハッとしましたね


「いつでも、他人に誇れる自分でありたい」
「自分だって、「何か」が欲しい」
そういうキャラの心情に気持ち泣きそうになったのは
今現在自分自身迷いだとか葛藤の中にいるからなのかもしれません
でも、そんなめぐみの心境もまた可愛くて、素敵だなあ・・・。とも思ったり。
本当に良い子ですよね。それを再確認しましたし、学は学のやり方で頑張っていって欲しい、って感じました
今回だって、きっと縁の下の力持ちキャラとしてある意味めっちゃ活躍した、って言えますしね。
なんだかジーンと来るお話でもあってまた一つ本作のポテンシャルを見直したりもしました
何より、こういうお話を描いてくれてありがとうございました。
自分も、自分らしく頑張り続けられればいいんですけど(笑













今週は合併号で巻頭カラー!!ですよ
2週間本屋に置かれる合併号で、新参の漫画が巻頭、、、ってキてますねえ
ここ最近は自分の推してる漫画が随分好調になって来てますが、
ここに至るまで散々泣きを見て来たので、
そりゃもう挫折しまくって来ましたので
ある意味他の方がもう既に味わってるであろう感覚をようやく自分も味わってるトコロなんですよね(笑
でも、そんな亀の歩みもまた自分らしくはあるのかな・・・って少しだけ今思いました
何にせよ、ここまで(いちファンとして)辿り着けた事が嬉しいし、
応援が報われてるのも嬉しいので、
今後も手を抜かずアンケに感想にプッシュしていければ、、、と思います
次週は合併号なので本誌はお休みになりますが、代わりに18日に単行本3巻が出るので
そちらの感想をお暇でしたら是非チェックお願いします。本当に最近のお気に入りです、「天野めぐみ」は。




セカイイチ×LOST IN TIME「ハイブリッドワンマンショウ2016 theFINAL」@渋谷eggman 16.8.6

2016-08-09 | LIVE
                                
                           土曜日はセカロスのワンマンに行ってきました。











以前から気になっていたイベントだったんですが、
今年ようやく参加する事が出来ました
そしたら、もう無条件に楽しくて楽しくて!
ハイブリッドワンマンってどういう事なんだろう、って思ったら
もう常にお互いのバンドメンバーが絡んでいる状態のツーマン、、、って感じで
ある意味新時代の新しいライブの形なのでは?と観ていて思いましたね
7人で演奏する事でより強固な印象に変わるアンサンブル、
メンバー同士が絡む事で生まれる化学変化・・・って事で
正直もっと前から観たかったな、って思う位のイベントになってたんですが
この渋谷エッグマンってハコ自体がパーティスタイルのよく似合うハコだったので
ある意味初めてのハイブリッドワンマンがここで良かったのかも・・・とも同時に思いました
兎角、「ただただ楽しかった」というのが究極的な本音ですね
素晴らしい企画、ありがとうございました。

尚、ファイナルって付いてますが
普通に「またやる。」との事でした
このスタイルの“ワンマン”もっと流行ればいいのになあ。
物凄く革新的なことやってるなーって観ていてずっと感じてましたよ。
やっぱセカイイチもロストインタイムも最高のバンドだわ。













セカイイチ

岩海苔で慧さんはよく観てますけど、
セカイイチ本体のライブを観るのは久方ぶり
したら、相当バンドが様変わりしてたというか
正直凄い良かったですね
デビュー当初の土臭いイメージは完全に消え去って
ヒップホップのテイストも取り込んだオシャレで都会的な音楽に生まれ変わってました
また、ライブ運びがめちゃくちゃ巧くて、ノせるのも上手いし、流れ、雰囲気を作るのもかなり熟練の技を感じましたね
この日が土曜日の夜だったのを上手く利用して「Holiday」って曲でガンガン上げたり
「Daylight」で源ちゃんを呼び込んでラップバトルで盛り上げたり、
もう純粋に音楽にイカせ続けられた感じ。
敢えて俗的な言い方をすると音楽の床上手・・・的な。
そんな、相当練り込まれた、こちらが一切気を遣わずとも、自然に踊ってこぶし上げたくなるような
とんでもないクオリティのライブを繰り広げてた印象で正直「すげーわ。」と
もう既にベテランの業を感じた辺り、
セカイイチはライブバンドと呼ぶべきなのかもしれません

海北さんと一緒に歌った両親、家族に捧げる感謝の歌では純粋な歌の上手さ、感情表現の巧みさも披露し
ノせるだけじゃなく、情感に訴える事も出来る、、、という隙のないセットリストで
本当にもうただただ手放しで褒めちぎりたいくらい脂が乗ってたんですよね
最後の曲では7人全員の一体感が凄かったし、
ソロパートを全員分用意する演出もめちゃくちゃにアガった
海北さんが慧ちゃん天才。ってよく言われるのも分かるくらい才能の塊なのを感じましたし
またバンドとしての幅広さ、演奏のキレにも終始感動してしまった公演でした
久々に観たセカイイチ、本当に素晴らしかった。また観たい。



LOST IN TIME
1.26
2.366
3.はじまり
4.呼吸
5.明け星
6.約束
7.ココロノウタ
8.ブルーバード
9.鼓動
10.ライラック
11.希望
12.手紙

(セカイイチ「あかり」を挟んで)
13.30

14.今夜はブギ―・バック



しかし、ロストもまた負けてなかった
まず、7人のダイナミックな演奏で聴く「26」が凄かった
この曲ダブルドラムだとより楽曲の持つ躍動感が引き出される印象で
この先またこの曲をダブルドラムで聴きたい・・・!と切望してしまうほどに
ダブルドラムの状態で歌うには最適の楽曲でそのチョイスも秀逸だと思った
「はじまり」では間奏の三井さんのギターが鳴きまくりでロストもまた持ち味を存分に発揮していく
切なさ溢れる「約束」で少し泣きそうになり、中内さんのギターもまた渋み満載で素晴らしかった「呼吸」も絶品
「明け星」というアダルトな楽曲を選んだのもこの日の雰囲気的に合っていて唸らされました この曲では慧さんもアコギとコーラスで参加
「ココロノウタ」では海北さんの絶唱が聴けて連日ライブというハードスケジュールなのに無茶するなあ、と(笑
この日以降も弾き語りツアー続くのにあんなに喉を震わせて命懸けてるなあ、と振り返ってしみじみと感じてます
気持ちも十分に伝わったところで、ここでまさかのレア曲「ブルーバード」。

これはね、正直大好きな楽曲なんでめちゃくちゃ嬉しかったですよ
イントロの海北さんの情感たっぷりのキーボードの音色が響いた瞬間に「ああ、これこれ!」って思える感じが最高
この曲は慧さんと一緒に歌っていて、慧さんの沁みるような歌声も実に良かったなあ・・・と惚れ惚れしました
レア曲にするには勿体ないくらい良い曲だと思うので今後も是非やってもらいたい(懇願)。

吉澤さんがまさかのロストのドラム担当、源ちゃんがハンドマイクで真ん中で歌い切った「鼓動」、
楽曲自体歌詞が突き刺さる曲で大好きなんですがこの日はそれに加えて色々とレアリティ満載で良かった
吉澤さんのドラムは結構テクニカルなドラムでその化学反応も面白かったですね
源ちゃんのドラムはかなりパンクからの影響が強いのかな?って比較も出来てそこもこのワンマンの面白さだと思う
なんせ一緒に叩く訳ですからね。

これまた詞世界に泣きそうになる「ライラック」、
全身全霊で歌われた「希望」と来て
最後は「手紙」を7人で演奏・・・だったんですが
これがまた物凄い爆音バージョンに仕上がっててそのとんでもない威力に笑みすら零れました(笑
なんせギター3人、ベース2人、ドラム2人が一斉に全力で奏でるアレンジでしたからね
相当の熱量と気迫をステージにぶちまけてこの日のワンマンは終了、
完全にライブの床上手だったセカイイチと、
普段以上にエモーショナルに振り切ったロスト・・・と
どっちも違った方向性で振り切ったライブに仕上がっててめちゃくちゃ満足度の高いワンマンでした
アンコールの「あかり」、「30」もまた締め括りのメッセージソングとしては秀逸だったかと思います













しかし、ダブルアンコールの「今夜はブギー・バック」のカバーもヤバかったですね
完全に「ラッパーとして」ステージに上がっている慧さんのノリノリ感が終始面白かったし、ラップ自体も最高だった
源ちゃんとのかけ合いも良かったし、何より海北さんのサビの歌唱が想像以上にフィットしてて物凄く快感だったんですよね
慧さんの執拗な「セカイイチ!」「LIT!」のコール&レスポンスも正直ブチ上がりましたし
なんかもうぶっちゃけ「最高だった」「気持ち良かった」「楽しかった」とか、
そういうシンプルな言葉しか出てこないような抜群のクオリティのダブルアンコでした
この素晴らしすぎる空間はどっちかのファン、或いは両方のファンなら絶対最高なんじゃないかな。って思うくらいのクオリティだったんで
また来年以降開催される機会があったならば、損はしないので是非参加して欲しい。と純粋に感じました
予想以上に、想像以上に面白くて最高な企画だったのが本当に嬉しかったですね。セカロス。

後、そろそろ岩海苔の公演もまた観たくなって来ましたね(笑)。近々ないかな。




ゆらぎ荘の幽奈さん 第26話「チークダンスと幽奈さん」 感想(週刊少年ジャンプ2016年36・37号)

2016-08-08 | ゆらぎ荘の幽奈さん

王子様・・・!
って事で、今週も素晴らしいお話に仕上がっていました
っていうか、正直あまりにもコガラシがキラキラし過ぎてて思わず笑ってしまったんですが(笑
そりゃ女の子も惚れちゃう、夢中になっちゃうよねえ、、、ってのが直で伝わって来る傑作回になってたと思います。



実に素晴らしい(超笑顔)


そもそも、最後のあれは本作の設定を最大限に活かしている作劇だと思いました
幽霊だから、目に映らないから、一緒に「何か」をしていると他人にアレな目で見られるから、こそ
そんな「他人の目線」を一切気にせず純粋に自分と踊ろうとしてくれる好意が物凄く嬉しい・・・というのは
すごく真っ当な作劇ですし、女の子の目線から見ると確実に「格好良い男の子」そのものなんですよね
臨海学校だとか、そういうイベント事を味わった事がない幽奈さんだからこそ、
そういう想いを味あわせてあげる事の尊さと正しさと美しさ、、、のようなものが
今週は煌びやかに光りまくってて物凄く堪らない話数に仕上がっていましたね。

「俺の目には見えてる」
例え周りには分からない
周りには映らない存在でも
俺の目には見えてる、
だから一緒に踊ろう。っていうのは
女の子の、幽奈さんの気持ちになって考えると
ちょっと気持ち泣けるくらい感動的な行為と台詞であり
うるうる来ちゃうのも、そんな彼を気にするのも納得が出来る
それくらいに素晴らしい作劇だと思いましたし、煌びやかな作画演出も映えてました
また、そんなあまりにも粋すぎるコガラシきゅんが正に王子様みたいで・・・!!
かつて、単行本1巻の感想で「コガラシの漫画だと思う。」みたいなサブタイを付けたのは
間違いじゃなかったな~って今週もまた、いや、今週のがより強く思ってしまいました
だって、明らかに格好良い行動じゃないですか(笑
自身が恥を掻く事よりも、
自分の想いを優先してくれた
それはなんて感動的で、
なんてロマンチックで、
なんて美しいシーンなんだろう・・・って素直に思えた
女の子のときめきも、ロマンスも掬い上げてくれるようなコガラシの主人公っぷりに兎角魅せられて
完全にこの「ゆらぎ荘の幽奈さん」って漫画に酔ってしまった・・・のが本音ですね
男の子の気持ち、リビドーを解消してくれる類の漫画だと思いますが
女の子の気持ち、ロマンスを叶えてくれる漫画にもなってるな~ってはっきりと感じました
それくらい今週は素晴らしかった・・・!って断言してしまいたい気持ちです
こういうロマンチックで、良い意味で気障な作劇が大好物なので
そういう意味じゃ自分的に堪らない話数でした

とにかく、今週は「コガラシが王子だった。」の一言で済ましたいくらいに彼の王子様っぷりが強烈に焼き付いたお話だったんです
勿論それまでのムフフな桃色タイフーンの数々も秀逸だったんですけど、最後のコガラシの粋さが全部持って行ってしまった感じ
コガラシではなく、幽奈さんの心情に感情移入してしまった、シンクロ出来てしまった、、、あたり
本当にヒロインもヒーローも同等に大好きで、可愛い&格好良いと思える、そんな凄まじい作品に益々なっているのかもしれません
いやあ、朝っぱらから相当良い気分にさせてもらいました。良質なロマンスを味わえて幸せな気持ちでしかないです。
こういうテイストのお話も、ミウラセンセ的には気恥かしいかもしれませんが(何となく)、是非また気が向いたらやって欲しいです
自分は自分の思ってる以上にラブコメに於ける「男の子」も重視してるんだなあ。って改めて感じられたお話でもありました
ストレートに幽奈さんの願いを叶えてあげたコガラシ、格好良かったよ。
男の目から見ても。





あとこの先生は後々クローズアップされそう、、、なほど
ちょっとの出番だったのに印象に残りました。
いや、
正直かなり好きなタイプのキャラである予感がヒシヒシするので
是非クローズアップ希望です。ファンレターとかに書いて出してみるかな?(笑
なんかエピソードを想像するだけでニヤニヤしてしまうんですけど。
まだまだ「ゆらぎ荘」は隠し玉が満載そうでワクワクが止まらないですな。
最近は安定しているとは言え、強力な新連載も始まってるのでアンケは欠かさずに出して行くスタイルでファンとしても頑張ろうかと
感想も勿論毎週心血込めてUPしていくつもりだし、そうしたくなるクオリティの漫画だと思います
再三になりますけど、今週のコガラシには本当にヤラれたね
彼ならば、単行本の表紙に抜擢されても許されるんじゃないでしょうかね?
そんな単行本2巻の感想も書いたので、お暇でしたらチェックよろしくお願いします!

頑張った分だけ認められるのが嬉しい ゆらぎ荘の幽奈さん 2巻/ミウラタダヒロ


やはり、ミウラタダヒロさんの漫画は
「キャラの誠実さ」が伝わって来るので凄い好きですね
それは原作者は違えど「恋染紅葉」から地続きだと思います
むしろピンになって益々その要素が強調されて来たようにも感じられます
これからも個人的に応援していきます。







うん、なかなかの絶景ですね!(超笑顔)
なかなかっていうか、すごく

狭霧はん、幽奈さん、千紗希さんとのトリプルラッキースケベも良かったです
それに関して色々と思慮を巡らせているヒロインズの内面的な可愛さも含めて(笑)。



頑張った分だけ認められるのが嬉しい ゆらぎ荘の幽奈さん 2巻/ミウラタダヒロ

2016-08-05 | ゆらぎ荘の幽奈さん









表紙は狭霧はんです。











各々のソロ回多数収録に桃色模様も超加速、
えっちぃシチュエーションと可愛いヒロイン達がたっぷり楽しめる優良ラブコメに仕上がってるんですが
鬼の様に乳首券を発行して更にこの漫画特有の家のようなハートフル模様を炸裂させた12話が色々な意味でシンボリックな話数に仕上がってるかな、と。

この世の中は、
「頑張ったら頑張った分だけ認められる」ような優しい世界ではありません
むしろ頑張ったら頑張った分だけ都合良く利用されてポイ
・・・や、こんな事は別に書かなくていいんですが(笑
それが理不尽に感じる時もあります
だから、
コガラシが彼なりに彼の美意識で以って頑張って
それが荘のみんなに認められつつある、、、のがはっきりしたこの話数は
正直言って感動しました もう既に本誌で読んでいるのにも関わらず、です
そういうハートフルを表現する技法は本当に巧い漫画だな、と思いますし
各々のヒロイン回を個別に行ったタイミングであの話が来るので
(単行本でまとめて読むと更に伝わりやすかった)、
過程という意味合いを含めて感慨深いオチになってるんですよね
それまでは容赦のない桃色天国ですからそこばっか注視されそうですけど、
そういう、、、真っ当に心が温かくなる漫画。つまりは、ミウラセンセが提唱している
「温泉の様な漫画」に正しく成り得ている相様が兎角素晴らしかった2巻目でしたね。

また、幽奈さんと千紗希さんのお話では
千紗希さんの心優しい尽力と好意のお陰で
幽奈さんが心の底から満たされる様子を描いてたりもします
そこまでがやっぱり桃色ですから、このお話もそこに注視されてると思われるんですが(笑
でも、姿が見えなくても、自分と話してくれて、自分の幽霊の写真を見ても怖がらない
どころか、可愛くデコレーションしてくれる。。そんな「ただの人間の」女友達は彼女が初めてだったわけです
そこまで深く考えた上で、最後の幽奈さんの涙を見ると、今まで化け物扱いされて来た分、本当に嬉しかったんだろうな・・・って思えて
沁みるような良さがあるんですよね 少なくとも一般人でここまで幽奈さんに良くしてくれたのは千紗希さんが初めてだったと思うから。
心で繋がれたような気がして、それがきっと凄く嬉しかったんでしょうね。


人が他人を想う気持ちだったり、
リスペクトする感情だったり・・・が
さり気なく色々な話数の要所要所に描かれていて
そういうトコロも読んでいて凄く気持ちがいいんですよね
どのキャラも本当に良い子だし、(ある意味)素直だし、可愛げがあってそういうトコロもまた最高なんです
その上で、敢えて言及しますがお色気・サービス模様も実に最高なんですよね(超笑顔)
狭霧はんは紅潮しながら度々エロ要員として頑張ってくれてますし
夜々ちゃんも意外と官能的なボディで堪らない、
幽奈さん、呑子さんの無防備さもイイですし
唯一乳首が出て無い仲居さん、、、という聖域ポジもこれはこれで良い感じ
こゆずも出て無いんですけど、まあ正ヒロインでなくマスコットポジって事で。。
でもそんなこゆずも下着姿を披露したりロリ派にも優しい仕様になってます
千紗希さんも相変わらずナイスバディで照れる表情も実にグッと来る
極めつけは、まさかの子作り所望ヒロイン朧ちゃんまで来襲・・・!!という事で
正にエース級の女の子達が続々とサービスしてくれる漫画にもなっているので
正直面白いのも当然というか、
ある種ここまで出し惜しみがないからこそ
今のポジションを築けているんじゃないかな。。って
単行本でまとめて読んでて改めて思いました
これだけヒロインが多くて出番も与えられていればお好みのヒロインが一人二人見つかると思いますし
それぞれとの妄想も捗る一冊に仕上がっているので「少年誌のちょっとエッチなラブコメ」がお好きであれば気に入る確率の高い作品です
何より、どの女の子も純粋に可愛く、コメディとしてもレベルが高いと思うので単純に読んで欲しい漫画でもあります
少なくとも、自分は大好きです!!って事で、
そんな想いを益々強くさせてくれる素晴らしい2巻目に仕上がっていました

・・・個人的に、狭霧はんのエロボディで、乳首解禁のシーン(8話目ラスト)で、お世話になったのは内緒です(笑


ただ、やっぱり「コガラシが格好良い漫画」でもあるんですよねぶっちゃけ
正直単行本の表紙にいつかコガラシが抜擢されてもいいんじゃないか?って思ってるほどですもん
少年誌にありがちな無駄に熱血じゃない、無駄に前のめりじゃない、あくまでさり気なく、粋な良さのある主人公で
自然体に頑張ってて、あくまで戦いを避けようとするところなんかも好きで、凄く見ていて気持ちの良い男だと個人的には思ってます
設定の妙もあるんでしょうが、
正直女の子陣が惚れても仕方のない男・・・として描かれてるのが
きっとこの漫画に感情移入出来る一番大きなポイントなんじゃないか、、、と思うと
やっぱ「コガラシの漫画だと思う。」ってサブタイを付けた1巻の感想も決して間違って無かったな。と
いつもはひょうひょうとしてて、でも要所要所で思い遣りがあって、時折熱いハートを覗かせたりする
そんなコガラシ特有の“距離感”が自分は大好きで
はっきりいってヒロイン達に引けをとらないくらい俺は主人公のコガラシ「も」大好きです
つーか、実際に頼り甲斐があって、でも距離感を大事にしてて、色々と万能な男、、、がいたら
女子もほっとかないでしょうしね(笑
ヒロインの恋心にも感情移入が出来る、
そんな少年誌のラブコメは、特にジャンプでは稀有だと感じるので
その意味合いでもラブコメ好きにもチェックして欲しい作品
2巻目も益々(色々な意味で)豊かに進化している感触を受け取れて素晴らしかったと思う











ちなみに、呑子さんのお話の、例の注意書き(?)の小ネタは単行本でも掲載されています
あれ、個人的に凄く笑えた演出だったんでこれはグッジョブだなー、って思いました
ミウラタダヒロさんのペーソスを感じる事が出来てあれめっちゃ好きなんですよね
や、一応「違う」って否定はしてるんですけどね(笑
呑子さん、すごく素敵な女性だと思いました
コガラシの気持ちを楽にさせるあの発言含めて、あの話もまた心に残りましたねえ。




かぐや様は告らせたい19話、結崎さんはなげる! 5話中心ヤングジャンプ2016年36号の感想

2016-08-04 | ヤングジャンプ感想













かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 第19話 かぐや様は入れたい

「忌憚のない意見」というものがあります
毒舌とはまたちょっと違う、素直に感じたままに印象を話す事・・・だと思ってますが
今回の彼はあまりにも忌憚が無さ過ぎてただただ失礼なヤツになっちゃってましたね(笑
でも正直、それが物凄く面白くてクスクスを越えてゲラゲラ笑ってしまった傑作回に仕上がっていました。

いや、そりゃかぐや様は弓道やるのに都合の良いボディですし
逆に藤原さんは弓道やるのには都合の悪いボディでしょうよ
でも、それを敢えて口に出すか?っていう、
そういう楽しさがあったかなあ、と
正直正論だと思いますが
で、それに対する二人の反応がまた面白くて
藤原書記はストレートに怒って殴って照れて、、、っていうこれまたグッと来るリアクションで
かぐや様は・・・久しぶりに鬼になられてましたね(笑 また、かぐや様なら本当に犯しかねないのが何とも



藤原書記の冷徹アイズも中々・・・。



ここまで書いてて率直に感じましたがこの漫画「キャラいじり」巧いなあ、と
また嫌味な感じではなく単純に石上が素直すぎるバカだから~ってテイストになってたのも良かったかと
かぐや様の冷酷な視線、会長の鋭いツッコミ、更に藤原書記の怒りまで加わって
正にギャグ的に最高の話数に仕上がっていました
胸の事を指摘されて紅潮してプリプリする藤原書記も、
「絶対に赦さない」と完全に豪語するかぐや様の激昂も両方素晴らしかった

また石上自体のキャラも立って来た感覚がありました
典型的なペーソスキャラですけど、
割と優等生が多い漫画なので
彼の様な存在はアクセントとして際立ちますし
何よりスクールカーストのポジション的に共感出来る部分もあるなあ、、、と笑
確かに「サッカー部」だけでモテててる印象はありました また、なまじ強かったりすると・・・ね。
幸せ税、も、正直、うん、ちょっと、気持ち、分かる、かなあ・・・?っていう
この時点で俺も結構ヤバい気がしてるんですけど(笑

兎角、調子ぶっこいちゃった石上のやらかしっぷりと
そんな彼をゴミみたいな目で冷徹に見つめる女子二人、、、って展開と構図が面白過ぎましたね
この石上ってキャラは案外ナチュラルKYキャラとして使い勝手が良さそうな気すらしてきました
そういう点でも石上くんが今後どういう風に作用していくのか・・・に改めて注目ですね
益々ポテンシャルが高い作品になって来た印象です。


また、会長と部活をしたがってるかぐや様が純粋に可愛かった
こういう恋する乙女的なアプローチには大分弱いんですが
なんか想像も健気な感じで正直ニヤニヤしましたね
最後の疑似ハーレムネタも素晴らしかったですし、
今週はギャグとしても笑えて、ラブコメとしてもニヤつける最高のクオリティの19話目になっていました

でも、石上みたいなキャラは実は好きです。自分も虚無感だらけの人間ですからねえ。いつか報われて欲しいな。



結崎さんはなげる! 第5話 結崎さんの体力測定

カワイイ。


うーん、
今週は中々良かったですね
読切の方向性に近いお話だったと思います
砲丸投げとは違ってハンドボールだと上手く飛ばせない結崎さん
そんな完璧に見えた彼女の、珍しく不得手な相様・・・っていうお話で
覗き見てるような感覚、着目している雰囲気含めて良かったんじゃないかと思います

何よりも、最後の失敗して照れてる結崎さんが可愛かった
それもただ可愛いだけじゃなく、内面的な可愛さもあって
(それなりに)知り合いの大宮くんだからこそ、気恥かしそうに照れた表情を見せてくれる、、、っていう
「積み重ね」に近い何かがあって、そういう意味でも疑似恋愛的な意味合いでも今週は凄く良かったんですよね
普段は無表情なだけに、そういう些細な仕草が可愛いし、ちょっと報われた感じもする・・・のが実に素敵です
実際ちょっと作業手伝ったしね。体操服おっぱいも実に良かったですし(超笑顔)、今週も結崎さんは可憐で美しかった
こういう、、、先週みたいな無味無臭な感じではなく、青春っぽく、尚且つ主人公にとって役得感のあるお話の方が自分は好きですね
今のラインナップだと先行きは大変でしょうけど、読切から好きだった身としてまだまだ注目していきますよ。



この笑顔・・・素敵だなあ。
疑似恋愛的な良さもあるオチだったので
ラブコメ好きとして評価を上げたお話だったのかもしれません
もっとこういう話が読みたいッスね。大宮くん視点で。
今週はアンケ入れます。












ちょっと今日は色々あって疲れたので2本だけで・・・(すいません)
にしても先々週と先週のシンマンGP作品は最高でしたね
恋愛作品大好きなんで、今回も恋愛作品を応援しますよ
次号は合併号です!



天野めぐみはスキだらけ! 第37話「似合う?」 感想ほか(週刊少年サンデー2016年36号)

2016-08-03 | 天野めぐみ&古見さん
                              
                           平常運転(笑顔)。










いや・・・正直「観たい」ですね
こういうのを。
こういうのをっていうか、
それくらいの隙が欲しい、っていうか・・・。
今週は素直にそういう事を思ってしまいました
また、学だけが観る、っていうのもイイじゃないですか(笑
初っ端から官能モード全開でこういうのも少し久々感あるな、と
まあ毎週何かしらあるっちゃああるんですけれど。

ただ、ここで「ラッキー」だけじゃなく
きっちり(間接的に)注意をするところに学の優しさがよく出ています
幼馴染が、そういう目で見られる事、恥ずかしい経験をする事を良しとしない
そういう学の優しさをさり気なく、押し付けがましくなく描けてるのが実に良かったです
また今回取った方法は「学にも見られてない」と思える方法だったので、案外ああいうのがいいのかもしれないですね
なんだかんだ言いつつ、めぐみには学が必要なんですよね。





しかし、ポニテのめぐみは正直可愛かったです
なんかいつもよりも清楚?な感じが出てるというか
ハッとするレベルの可愛さで素晴らしかったですね
またちょっと紅潮している謙虚さを感じる表情がいいじゃないですか(笑
「に、似合うかな・・・?」っていう心の声が言葉ではなく表情で伝わって来る、、、というのは
間違いなく高レベルの表現技法だと思います
学が素直であれば、
「似合ってるよ!」とか
「可愛いね。」とか言えたんでしょうけど
それは学のキャラじゃないし、そんな学はあんまり見たくないですからね
でもなんでしょう、チア姿云々よりもポニテの方に目が行ってしまう辺りポニテ好きなんですかね俺は
いや、恐らく好きなんでしょう。そして、こういう「髪型を変える」類のネタは大好きです
ツインテールとかも似合いそうなんでいつかやって欲しい!!と
血涙を出しながら間接的に懇願しつつ(笑
こういう「普段とは違うめぐみ」をアピールする演出が今週は一番秀逸でした
そりゃ、普段とは違う姿なんだから、普段とは違うリアクションが欲しいものですよね

しかし、思春期こじらせてるまーくんも正直可愛かったですね笑
面と向かって「可愛い」って言えないのはホントに「男の子してる」なあ、、、って思ったんですが
個人的にはこういう「思春期の男の子」を観るのも大好物だったりします
だって、思春期が(物語の題材として)トップクラスに大好きですから
それは年齢云々関係なくね。
もう少し、
大人になれば素直にもなれるんでしょうけど
あの年代とかだとそういうのは中々難しいんです
でも、それが結果的にチャンスを棒に(略

・・・や、これは俺の個人的なペーソスですから(笑)
学も時には素直になれますから多分大丈夫でしょう、うん。
まあ妄想の中じゃ素直になりまくってますけど(超笑顔)
でもなんか、
結局「似合ってはいるんだが」って言っちゃった可愛さ含めて
今週も安定のニヤニヤっぷりを楽しませてもらいました
サービスを挟みつつ、
思春期的相様にも着手した良い塩梅の36話目でした
珍しいポニテめぐみ含めて凄く面白かったんじゃないかと
褒められためぐみの嬉しそうな表情もまたほのぼの出来て良かったです。
あとオチの「もう1枚」も(笑



陸上の服・・・イイよね!














◆古見さんは、コミュ症です。

テレながらも本心を伝える古見さんが可愛かったです
なんだかんだいいつつも将来幸せなカップルになりそう(爆)



◆天使とアクト!!

うわー、今週は完全にラブコメじゃん(笑
天久ちゃんもイイ子ですね・・・。
アクトは(当然の如く)鈍感だから気付いてないでしょうが
いつか告白させてやって欲しいなあ。つーか、あそこまでされたら気付いてやって下さい笑
それほどアクトの頭にはなりちゃんの事でいっぱいなんでしょうね
追い付き並び、越えるとこまで含めて。

女装アクトは、アリだな(ぇ



◆ふれるときこえる

こういうドロドロ展開好きだねー
好きだけど、読者はあんまり好きじゃなさそうですね(笑
人の醜さを見るのも正直面白いんで(面白いというか生々しい)応援したいんですが
ここまでこじらせてると普通の人気を獲るには厳しかったりするんでしょうか
でも、ギスギス展開はかなり楽しみですね
来週が正直待ち切れない。











次週はめぐみが巻頭カラー!ですよ
先週今週の掲載順に加えて次週のこの扱い・・・を見るに完全に主力化した模様です
「あおざくら」も相変わらず面白いし、古見さんも好調、、、って事で
最近のサンデーは新人、中堅が頑張ってて面白いですよ
めぐみは、隙だらけなだけじゃない
ほのぼの要素やキュン要素も頑張っている作品なんで
こういう風に真っ当に評価されている現状は正直嬉しいです
しかも、合併号での巻頭ですからね・・・!
今週もアンケ出しますし、
益々気合い入れて応援していきますよ
3巻は今月18日発売なんで、同士の方はそちらも共にチェックいたしましょう。



NEVER GOOD ENOUGH「hell freezes over」@千葉LOOK 16.7.30

2016-08-02 | LIVE
                                   
                        先週の土曜日にネヴァーグッドイナフのライブを観に行きました。












人によってまちまちだと思うんですけど、
自分は未だに中学生の頃に聴いていた音楽をよく聴きます
だから、正直「懐かしさ」とかは全くないです
cool drive makersもpre-schoolもIn the Soupもいまだ現役な訳ですけど
そんな昔から大好きなバンドの中にこのNEVER GOOD ENOUGHも今でも存在しています

「Invitation」という楽曲を聴くと、
一発で中学生の頃の自分に戻れるような感覚があって
だから、10年ぶりのこの復活公演は是が非でも行きたい公演で
始まる前は無性にドキドキワクワクしていて・・・ヤバかったですね
ただ、どのくらいお客さんが来るんだろう?っていうのは正直読めなくて
なんせ解散したのが10年も前なわけですから、埋まらなくても仕方ないかなあ。。って思ってたんですが
蓋を開けたらスシ詰めレベルでお客さんが来てました(笑)。あのグッドメロディの応酬に美声は皆忘れられなかったんだなあ・・・と嬉しい気持ちになりましたね
中学生の頃はライブになんて行けなかったし、この時代のバンドは大概ライブを観る前に活動終了している事が多いんですよ
だから、今回NEVER GOOD ENOUGHがこういう形で復活ライブをしてくれた事はそれだけで中学生の頃の自分が助かった気がしています
あの頃の気持ちのまま、楽しむ事が出来た名演になっていて本当に感謝感激でしたね。

それと、今回は最前付近で久々にモッシュ、シンガロング、ヘドバン、oioiコール、ダイバーを支える手伝いなどをしました
普段エモとかメロディック系のライブにそんなに行って無いので、物凄くレアな感覚もありつつ
小ハコでぐちゃぐちゃになるのもこれはこれで楽しいなあ・・・って
そんな事も久方ぶりに再確認出来た気がしましたね
ヘドバン自体はそれなりにやってるんですが
あんなに激しいモッシュに加わったり、ダイバーを支えたりは最近あんまやってなかったので
なんだか不思議な気分でしたけど、あれはあれで全力疾走感あって素敵な文化なんじゃないかな。って素直に思えました
それもまた少し前の自分なら、そんな素直には思えて無かっただろう事を考えると、年を取るのも悪くはないな。って少しだけ思えました
そんな夜の、自分の視点から観たネヴァーグッドイナフ復活公演の感想、です。












この公演の何が素晴らしかったか?と言えば
あのNEVER GOOD ENOUGHが、あのNEVER GOOD ENOUGHのままに、NEVER GOOD ENOUGHの音楽を最大限に奏でてくれてたこと・・・それに尽きます
要するに、期待を裏切らない、「あれ?違う」って部分がまったくない、もっと俗的な言い方をすれば全然衰えて無いように感じられたのが良かった。という話です
一曲目が「Check yourself」っていうのも「そうそう!」って感じだし、
そこから堰を切ったように溢れるグッドメロディと心地良いギターフレーズ、shinさんの美声・・・
特に声があの頃のままだったのは本当に中学生の頃、NEVER GOOD ENOUGHに夢中になってた記憶を強く彷彿させながらライブにのめり込むには十分な要素でした

MCを要所要所で挟み込みながらの構成も正直良かったです
10年ぶりの復活ライブでMCがほぼなしだったら寂しいですからね
そこもまた再会ムード全開で出し惜しみのない英断だったなあ、って感じました
「Woman」での突き抜けるような爽やかなメロディ、音楽から離れてたとは到底思えない前のめりなアンサンブルを聴いてたら
本当に感動してしまったというか、またshinさんは生で観ると眼力が強くて素敵だなあ、とも思いました
「Sunny day」等のアッパーな曲も挟みつつ、兎角心地良さしか感じない雰囲気でもってライブは進行
NEVER GOOD ENOUGHの瑞々しいギターサウンドはホントに唯一無二だなあ、、、と
お世辞とかではなく素直にそう感じながら聴いてました


また、NOBさんボーカルの曲も交後に入れていくスタイルも良かったです
「Silly Story」とか丁寧に丁寧に歌ってて良かったなあ。。としみじみ思い返しつつ、
この夜の中でも特にハードな音像が光る「1997」はヘドバン不可避なくらいのバンド演奏のゴリゴリ感が堪らない
爽やかな曲、アッパーな曲、沁みる曲、そしてハードな楽曲とワンマンならではの幅広い選曲もまた秀逸で聴き心地に優れていたなあ、と。

メロディの練り込み具合が素晴らしい「odyssey」、
柔らか味のあるバラッド「虹の橋」と惜しみなく名曲を連発
ここに来てまた更に別の一面を魅せつつ、一番思い入れの深い「Invitation」が来た時はヤバかったですね。。

この曲はイントロからして大好きで、ここまでキャッチーなイントロは早々ないんじゃないか?ってくらい何もかもがお気に入りの楽曲で・・・
乾いたギターサウンド、壮大なスケール感、そしてサビのアシッド感、コーラスワーク、、、と未だにヘビロテしているくらい大好きな一曲なんです
演奏した今だから書きますけど、もしこの曲演奏しなかったら、絶対落ち込むだろうなー。って観る前から思ってたので(笑
だから、、、本当に、、、嬉しかったですね。演奏したら嬉しすぎて泣いちゃうかな?って予想してたんですけど
実際は感動よりもただただ嬉しい感情の方が勝っていて終始ニコニコしながら聴いていました
生で聴くとコーラスワークがより重厚に聴こえた上に、ギターフレーズもより力強く響いていてその意味でも堪らなかったですね
この時ばかりは凄く大きな歓声をあげてしまった気がします・・・笑
でも、中学の頃から大好きな曲なんで、仕方がないですよね。

そんな「Invitation」が入っているEPの中から「Seed in the ground」も披露、と
正に俺得な流れが続きました この曲はよりポップに、より疾走感を強めて演奏されていて
そんなエネルギッシュな音像も若さを感じられてとても良かった
ねっとりとしたグルーヴを聴かせる「Here, There, Where」は逆に大人の渋みがあってコントラスト的にも良かったし、
そこからの流れは「LOVE,PEACE&UNITY」を皮切りに完全な盛り上がりモードに突入
前に押し寄せてくるお客さん、激しさを増すモッシュピット、沸き上がるoioiコールに
ダイバーも続出して(メンバーの誰かの?お子さんもダイブしてたような・・・笑)阿鼻叫喚の相様に
その小ハコでぐしゃぐしゃになる感覚・・・は、先述したようにとっても気持ち良かったし
それはそれでロックのライブの一つの醍醐味を強く感じさせるものでした
最後の「ひとつだけ」でも益々激化する盛り上がり、
拳を突き上げ、叫び、踊り、首を振り、
時にダイバーを支え・・・
単純に「激しい」以上に
あれら一連の流れはお客さんのNEVER GOOD ENOUGHに対する愛もあった気がして
そんな感情表現の手段としてもなんだかグッと来たし、熱い気持ちになれた終盤だったのでした
そして、最後までキレを落とさない歌声と演奏もまた久々のライブとは思えないくらい見事だったかと思います
とても素晴らしく、そして「現役感」の強いライブに仕上がってたと思います。ありがとうございました。

















アンコールもまた良かったですね
やっぱりこの曲がなきゃね!という「My last excuse」は
ある意味本編以上の激しい盛り上がりをもって展開されていきました
そんなピークに達したモッシュピットの中でも確かに伝わって来る美しいメロディと歌声こそ
ある種NEVER GOOD ENOUGHの真骨頂だったように思います shinさんの前のめりに歌う姿勢、ギターの弾き方もホントに格好良いのよ
爽やかでありながら、力強く、スピーディでありながら、丁寧さも感じる・・・と改めてネバグのバランス感覚って絶妙だなあ。ってつくづく感じられたんですよね
最後はみんなで笑顔で歌って終わる「心のメロディー」、って終着点も良かったと思うし
色々と、、、同世代またはNEVER GOOD ENOUGHを聴いて育った世代にエールを送る意味合いも強く感じられた公演でした
本当に満杯のお客さんが入った事、本当にあの頃のままのNEVER GOOD ENOUGHがそこにいた事、そしてあそこまでお客さんが白熱した事・・・
そのどれもが奇跡的で正に忘れられない一夜になった事は書くまでもありません

そして、
公演が終わった帰路の途中で少し泣きそうになってしまっている自分もいました
それくらい美しい公演だったし、今もNEVER GOOD ENOUGHの音楽に変わらずワクワクしちゃってる自分に会えたのも嬉しかった。
メンバーの皆さん、(再結成の)きっかけを下さった友人の方、活動を許して下さった家族の方々、
ハコのスタッフ、スタッフ、そしてこの日一緒に暴れてくれた全ての方々に(いちファンとして)感謝します。
また、機会があったら観てみたい。そんな風に思いました。この日このライブに行けて本当に良かった。