nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

寝台特急「あけぼの」

2010-01-30 17:15:00 | 国内の鉄道
先日、ボンネット型特急電車489系の「ホームライナー」撮影後、上野駅の発車案内板を何気なくみたら「寝台特急あけぼの」の文字が目に留まりました。

帰ろうと思っていたのだけど、10分もしないうちに発車と知っては、無視するわけにはいきません。地平ホームの13番線へ向かうと、ボンネット特急撮影組が流れたらしく、いつになく熱気を帯びたテツ集団に遭遇しました。「あけぼの」は廃止と決まったわけではないけれど、いつ無くなってもおかしくない。そんな気持ちで大勢押しかけたのだと思います。



何とか人ごみを掻き分けて撮った1枚です。よく見ると、機関車がEF64形ですね。なんとなくEF81かと思っていたし、数年前に乗ったときはEF81だったのですから意外でした。



こんな情景はいつまで続くのでしょうか?「上野発の夜行列車」で青森に向かうのは、北海道行き寝台列車をのぞけば、この「あけぼの」だけですね。



「青森行き」のサボや、「あけぼの」特有の「ゴロンとシート」のロゴも撮ってみました。そうこうするうちに発車です。客車最後尾のテールマークは撮る時間がなく残念!

出発する列車を見送れば、乗客はそこそこ乗っていました。何とか残ってほしい列車です。ホームががらんとしてしまい、ふと上を見上げれば、次の列車の案内表示が出ました。



「金沢行き寝台列車」。これこそ3月で無くなってしまうブルートレイン「北陸」ですね。この晩は、もうこれ以上ウロウロするわけにはいかないので帰路につきましたが、なくなるまでに最後に一目見たいものです。

「北陸」は2度乗りましたが、富山からの帰路乗ったときのことが、当ブログにでています。
こちらをご参照ください。


鉄道関係の参考図書には、下記の拙著がおススメです。

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ボンネット型特急電車489系

2010-01-24 18:07:00 | 国内の鉄道
この3月で上野~金沢間を結ぶ夜行列車「北陸」「能登」が廃止となります。「北陸」はブルートレイン、「能登」は急行の座席のみの列車ですが、往年のボンネット型特急電車を使った最後の定期列車と言われています。

「能登」は上野着が早朝、発は深夜なので出会うには気合を入れて出かけないと難しいのですが、実は間合い運用(俗な言葉で言えば「アルバイト」)として、平日だけですが、深夜の出発前に「ホームライナー」として2往復(帰りは回送)しているので、それを狙ってみることにしました。



まずは、18時40分発の「ホームライナー鴻巣3号」。撮るだけでは物足りないので、ライナー券500円を払って用もないのに乗っちゃいました。



グリーン車にも乗れるのですが、こだわってボンネット型先頭車クハ489に乗ってみました。席の指定はなく、早い者勝ちです。



発車間際に乗り込む帰宅途上のサラリーマンが多く、知らないもの同士が相席になることは余りないものの、ほとんどのシートが埋まった状態で出発。まともな乗客は、缶ビール片手に新聞や雑誌を読む人が多いですね。車窓を眺めたり、車内をウロウロしているのは、私と同業者です(笑)。

先行の普通電車が迫っているせいか、特急らしい走りではなく、のんびり進みます。大宮からは少しづつ降りる人がいて、上尾、桶川と停まっていきますが、終点の鴻巣まで乗る人も半分くらいはいたでしょうか。

鴻巣到着を待っていた「撮りテツ」が10名くらい。人気があるのですね。



10分ほど停車した後、湘南新宿ラインの国府津行きが出て、次の上野行きの普通電車が到着する前に、上野へ回送となりました。追いかけるように、上野へ戻ります。

上野で再度ご対面。隣の常磐線中距離電車が出発して、次の電車が到着する僅かな間隙を縫って、雄姿を撮影してみました。



今度は21時03分発「ホームライナー古河3号」としてのお勤めです。昭和の猛烈サラリーマンを彷彿とさせる働きぶりですね。その時代を生きてきた車両らしいです。でも、近づいて見てみると相当くたびれ果てています。本当にご苦労様でした、と引退をねぎらってあげたい気持ちになりました。


鉄道関係の参考図書には、下記の拙著がおススメです。

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富士急の面白電車(3)~富士登山電車

2010-01-24 10:59:00 | 国内の鉄道
下吉田駅から乗車した「富士登山電車」。元京王電鉄の5000系ですが、大変身ですね。



車体に漢字や英文・ローマ字表記で列車名を書き並べるのは、水戸岡さんいつものやりかたです。

さて、車内を見てみます。
整理券を買って乗り込んだ「赤富士」車両。隣の車両との連結部分に「のれん」をかけるのは、「SL人吉」でもおなじみで、水戸岡デザイン最近のトレンドみたいです。


隣の車両は、自由席車「青富士」。また、棚を一杯作りつけ、応接間の雰囲気を作り出しているのも、最近の彼の一連の作品と同じで「またか」という気がしないでもありません。



それに対し、ロングシート部分をソファーに変身させたやりかたには感心しました。セミクロスシートの場合、ロングシートに座るのは、私なら何だか損した気になるのですが、こうしたソファー席なら納得です。しかもデザインが前衛的です(笑)



いつものやりかたで「水戸岡デザイン」であることを知らしめた上で、新たにインパクトを与える。さすがですね。


鉄道旅行の参考図書には、下記の拙著がおススメです。

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富士急行・下吉田駅

2010-01-23 23:34:00 | 国内の鉄道
トーマスランド号」を下吉田駅で降りると、まず目に留まったのが、ホーム真ん中にあるガラス張りの待合室です。古びたものをリフレッシュしたようで、中々洒落ています。


物珍しさも手伝って、中へ入って木の椅子に腰掛けてみたりしました。こんなにきれいなのに誰もいません。一緒に電車から降りた人が2-3人いたはずですが、とっくに姿を消してしまいました。

駅員さんも切符を回収するのを諦めたようで、部屋の中へ戻ってしまったようで、周りは人っ子一人いないみたいです。

いったん駅の外へ出て、駅前広場から下吉田駅の駅舎を眺めてみました。小ぢんまりとまとまった駅舎です。


改めて駅舎入口に立ってみます。最近の水戸岡さんのデザインらしく、のれんを多用しています。駅舎入口と改札口の2ヵ所に「のれん」がかかっています。人吉駅と似ていますね。


中へ入って周りを見渡すと、富士山のイラストとか凝ったつくりです。トイレと自販機コーナーの入口にものれんがありました。


再び電車に乗るためにホームへ。時間がたっぷりあると思っていたのですが、警笛が聞こえ、発車時間よりもかなり早くお目当ての「富士登山電車」が入ってきました。


水戸岡デザインの駅と車両。見事にマッチしています。しばらく停車して、二者の組み合わせの鑑賞タイムといったところです。

つづく

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富士急の面白電車(2)~トーマスランド号

2010-01-17 14:54:00 | 国内の鉄道
フジサン特急」で河口湖まで行った後、ホームに停まっていた青い電車に気づいたので、次に乗る電車は、これに決まりです。



名前は「トーマスランド号」。富士急ハイランドの中にあるテーマパークにちなんだもので、トーマスとはもちろん機関車トーマスのことです。

まず車体を見てみましょう。



所狭しとトーマスとその仲間たちのイラストが描かれています。
いったん改札の外に出た後、車内に入れる時間になったので、喜び勇んで車内へ。乗客が少なく、余裕で撮影ができました。



予想通りの内装です。もっとも富士山のイラストがあるのは、富士急だからで、ご愛嬌です。

じっくりと車内を見渡すと、本当にトーマスと仲間たちだらけです。



窓の上半分に機関車のイラストがシルエットのように描かれています。場所ごとに機種が違うので、全部見ていっても飽きませんが、発車時刻になったので、席に着きました。

「トーマスランド号」の乗客として一番ふさわしい小さい子供連れのファミリーは二組くらいで、ちょっとさびしいですね。次の停車駅「富士急ハイランド」でも一組乗ってきただけ。みんなクルマやバスで来るのでしょうか。

富士吉田駅で進行方向が逆になり、月江寺の次、下吉田で途中下車します。



最近、駅のデザインを大幅に変えたので見てみたかったのと、それを担当した水戸岡鋭治さんがデザインした「富士登山電車」が、20分後くらいに大月方面からやってくるからです。

つづく

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