nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

FM愛知(アットエフエム)に電話出演

2017-08-23 23:27:00 | 作家活動
22日の午後2時45分からおよそ10分間、FM愛知のRadio Freaksという番組のFresh Pick Up というコーナーに電話出演しました。

テーマは「ローカル線の魅力」。
DJのdjmapi松本ともこさんとお話しました。

参考:(松本ともこさんのtwitter

以下、台本からトークを再現しました。

~全国にローカル線はどれくらいあるんですか?

最初から難しい質問ですね!
たくさんあるとしか、いいようがありません。
ローカル線というのは専門用語ではなく情緒的なことばです。
また、同じ路線でも区間によって、閑散としたローカル線の情緒たっぷりの場所もあります。
たとえば、名古屋でもおなじみのJR関西本線。大阪市内~奈良付近は、大和路快速が頻繁に走り、「本線」の名にふさわしい都市近郊路線ですが、
奈良付近~亀山は、架線のない非電化路線でディーゼルカーが1~2両で長閑に走る絶景区間です。魅力的なローカル線としてメディアで紹介されることもあります。
ということで、数えようがないのです。

~中でも最近注目を集めているローカル線は?

JR九州の肥薩線。「SL人吉」を始め、観光列車を乗り継いで、旅ができます。
球磨川沿いの絶景あり、ループ線やスイッチバック、日本三大車窓の絶景あり、
古風な木造の名駅舎あり、と魅力が一杯です。
北海道では、JR釧網本線。釧路湿原の中を横切り、山を越え、
最後はオホーツク海に沿って網走へ向かいます。
夏の原生花園、冬の流氷など車窓のみどころは一杯あります。
東北のJR五能線も日本海の車窓が絶品です。
「リゾートしらかみ」という観光列車がシーズンには3往復走り、
車内や途中駅でのイベント、おもてなしも注目です。

~この東海地方にはどのくらいのローカル線がありますか?

岐阜県では、長良川鉄道、樽見鉄道、明知鉄道など
三重県では、JR名松線、三岐鉄道北勢線、四日市あすなろう鉄道など
愛知県では、JR飯田線、東海交通事業城北線。城北線は名古屋市内をかすめる異色のローカル線で、高架を走るので眺めがよい路線です・

~野田さんお気に入りの、東海地方のローカル線を教えてください。

JR名松線(松阪~伊勢奥津)。2016年3月に末端区間が6年半振りに復活。
雲出川渓谷の車窓が素晴らしい。せっかく復旧したのに、あまり知られていないので、応援したいですね。

~ローカル線の旅ならではの楽しみ方は?

やはり車窓。ひなびた駅のたたずまいも魅力的です。
不便ですが、「何もない」というのも普段都会に住んでいる人には新鮮です。

~初心者におススメのローカル線があれば教えていただきたいのですが…

長良川鉄道がおススメです。東海地方では数少ない観光列車が走っています。
「ながら」という愛称で、JR九州の観光列車でおなじみの水戸岡鋭治さんがデザインしました。
車内も楽しみですし、女性アテンダントさんが乗っていて、
車窓の見どころを適切にガイドしてくれますから、路線の知識がなくても安心して楽しめます。
絶景ポイントで一旦停車してくれるのも親切です。

~私もお気に入りのローカル線を探したい!
全国にあるローカル線から、自分のお気に入りに出会うためは、どのように探せばいいですか?

ローカル線に関する本や雑誌特集が多数でていますので、参考になります。
私の著書もおススメです(笑)
「一度は乗りたい絶景路線」「出張ついでのローカル線」、「テツ道のすゝめ」(中日新聞社)などを読んでみてください。中日新聞の連載をまとめた「テツ道のすゝめ」には、城北線などローカル線の話題が満載です。

~「出張ついでのローカル線」ですか?いつも出張は新幹線ばかりですが・・・

たまには豊橋で降りて、2駅先の新所原から天浜線に乗ってみてはどうでしょうか?浜名湖の裏側を走るローカル線で癒されますよ。掛川からは再び東京を目指せばいいですし・・・。
詳しくは、「出張ついでのローカル線」をお読みください。

~ちなみに野田さんは何鉄ですか…?

乗り鉄がメイン。蒸気機関車は走っているのを見るのも飽きないので、撮り鉄も少しはします。
仕事で必要になることもありますし・・・

~野田さん、今日はありがとうございました!

ありがとうございました!

こんな感じでした。


<iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?ref=tf_til&t=nodatakashi-22&m=amazon&o=9&p=8&l=as1&IS1=1&detail=1&asins=4806207101&linkId=42291cf61e01c9547bcafbc3e902bfeb&bc1=FFFFFF&lt1=_top&fc1=333333&lc1=0066C0&bg1=FFFFFF&f=ifr">
</iframe><iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?ref=tf_til&t=nodatakashi-22&m=amazon&o=9&p=8&l=as1&IS1=1&detail=1&asins=B009TN4V5O&linkId=c7cb32169bebca85e2a60526c28febb4&bc1=ffffff&lt1=_top&fc1=333333&lc1=0066c0&bg1=ffffff&f=ifr"></iframe>


横浜のピカチュウ

2017-08-19 18:13:00 | 国内の鉄道
1週間前の週末ですが、妻と横浜のピカチュウ・イベントを見物に行きました。まずは、JR桜木町駅で下車。すると、駅名標が、ピカチュウのイラスト入りに変わっていました。

何気なく裏に回ってみると、イラストが異なります。

もしやと思い、別の駅名標を見てみると、さらに別のバージョンでした。



面倒なので、ここまでにしますが、駅名標は上下線それぞれに2か所づつあり、各表裏ですから8バージョンありました。こんなことをしていたら、駅を出るのに20分くらいかかってしまいました。駅を出て、振りかえると、入口にもピカチュウのイラストが掲げてありました。


駅前は大変な混雑で、ランドマークタワーから赤レンガ倉庫に至るまで、そこらじゅうでピカチュウが出没していました。



水陸両用バスのスカイダックもピカチュウ。

飛行船もピカチュウ。

お祭りなので、テツらしく「みなとみらい線」の記念一日乗車券をゲットしました。


帰りは、みなとみらい駅から、座席指定のSトレインに渋谷まで乗車しました。これは、ピカチュウとは関係ありませんでした。もっとも、途中でピカチュウ・ラッピングトレインとすれ違いましたので、最後までピカチュウ尽くしの一日でした。


東武鉄道のSL大樹、試運転撮影レポート

2017-08-05 17:57:00 | 国内の鉄道
いよいよ8月10日から東武鉄道の下今市~鬼怒川温泉駅間でSL大樹が走り始めます。それに合わせて記事を作成しなければならないのですが、走行写真を掲載しないとサマにならないので、4日に試運転を撮影してきました。

試運転の日程は、色々なところから情報としてはいってくるのですが、あくまで試運転なので、急にキャンセルされることもあります。わざわざ出かけて撮影できないのはくやしいので、ためらっていたのですが、4日は、ビックカメラが主催して招待客を乗せる試乗会列車が走ることが判明しました。そうであれば、よほどのことがないかぎり運休はありえません。天候も雨という予報ではないので、意を決して出かけることにしました。

早朝5時起きなどというのは面倒なので(軟弱ですね)、浅草発8時ちょうどの特急スペーシア(列車名は「きぬ107号」で出発。下今市停車時に、車窓から機関区がもぬけの殻なのを確認。とりあえず終点の鬼怒川温泉駅で、SL大樹が待機しているのを確認して、上り列車(会津鉄道から直通するディーゼルカーでした)で大桑駅まで戻りました。

大桑駅からは、200mくらい東へ進んで、国道121号線を南下(下今市の方向です)、歩いて20分くらいのところにある東武鬼怒川線との立体交差の陸橋から上り列車(SL大樹2号)を狙うことにしました。いわゆる「定番」撮影地ですが、先客は、陸橋下で三脚を立てている人だけ。間際になって、クルマでの追いかけ組と思われる「同好者」が3~4人到着しただけというのどかな状況でした。あいにくの曇天でしたが、晴天であれば熱中症になったかもしれないので、よしとしましょう。この地点は、下今市方向に上り勾配になっているので、予想通り煙を吐いてやってきました。



歩いて駅まで戻り、10分ほどホームで待つと、会津鉄道直通のディーゼルカーがやってきました。一駅乗って新高徳で下車。戻る感じで歩いて、最初の踏切を渡って、高徳中岩河川公園方面という看板に従って坂を下りていきます。クルマの通れる舗装道を進むこと5分もしないうちに撮影地に到着。鬼怒川の河原の岩がごつごつしている場所で待機します。曇りとはいえ雨上がりでないのは助かりました。さもないと滑って転落してしまうかもしれません。先客が一人いたので、その隣で50分ほど待ちます。特急電車や普通電車が3~4本通過したので退屈はしませんでした。やがて踏切の警報が鳴る音がして、汽笛とともにSL大樹3号がゆっくりと鬼怒川を渡っていきました。

水鏡は、なんとか分かるという程度でしたが、まあよしとしましょう。鉄橋を渡ると左へ急カーブしつつ勾配を上るので、ドラフト音が近づいてくる感じでしたが、姿は残念ながら見えませんでした。

駅の近くで、三脚を持った人に声をかけられ、「ヘッドマーク見ましたか?目が点になりましたよ」というので、鉄橋を渡るのを横から撮ったのでヘッドマークは分かりませんでしたと応えたら、「ビックカメラ特製のマークなんですよ」とのこと。

それを確かめるべく、次の新藤原行きの電車(6050系クロスシート車)で鬼怒川温泉駅へ。駅前の転車台広場では、ちょうどSLが方向転換の真っ最中。人込みをかき分けてSLを見ると確かに派手なビックカメラのヘッドマークです。

特殊なヘッドマークは記事には使えそうにないですが、とりあえず記録用ということで、駅から歩いて5分ほどのところにある陸橋へ。ここからSL大樹4号の発車を撮ることにしました。

まずは、転車台から駅へ戻るC11+車掌車を撮影。もう数メートル前へ出てきたくれたらよかったのですが、この位置で停車した後、バックしてホームに停車中の客車と連結しました。

15分ほどで発車。ホームを離れるあたりまでは、煙を吐き、ドレインを切って勇壮なシーンが見られたのですが、下り勾配らしく、すぐに煙はわずかになって、こんな感じの写真になりました。

SL大樹は、もう1往復あるのですが、曇天で暗くなってしまうので、SL走行写真の撮影はここまで。あとは、記事作成上必要な、開業したての新駅東武ワールドスクエア駅の撮影と下今市駅構内のSL展示館を簡単に撮影、SL大樹5号の入線を撮り、その直後やってきた特急リバティに乗って帰路につきました。