nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

エビスビールトレインで忘年会

2014-12-25 19:10:00 | 国内の鉄道
東京駅の取材を行った日の夕方、知人に誘われて新宿発の「エビスビールトレイン」に乗車しました。お座敷列車「宴」を使っての「忘年会列車」、エビスビール飲み放題のツアーです。

新宿駅1番線に行くと、係員が乗車口の案内をしていました。

カメラを向けたら、係りは顔を隠してしまいました(笑)
さて、列車の入線です。

埼京線と湘南新宿ラインの電車がひっきりなしに発着していますので、4分ほどの停車時間で慌ただしく出発です。それでも、駅員さんたち数人が横断幕を掲げて見送ってくれました。


お座敷の車内では、さっそく忘年会です。特製のお弁当にエビスビールが配られました。


この列車、走行ルートに凝っています。新宿を出ると、湘南新宿ラインのコースに沿って南下、新川崎駅付近で貨物線に入り鶴見に向かいます。鶴見でしばし停車した後、来た線路を戻り、新鶴見信号場を出るとトンネルへ。普段は貨物列車しか走らない武蔵野南線を通ります。もっとも、夜なのと、酔っ払い気味なので、車窓はよく見えません(笑)

府中本町からは南武線に入り、立川へ。立川から新宿へ戻ると思いきや、配線の関係でスイッチバックできないので、中央線に乗り入れて豊田に向かい、ここで進行方向を変えて新宿へ向かいました。

車内はどんどん盛り上がり、同じ車両の他のグループとも意気投合し、乾杯ばかりしていました。

およそ2時間余りの「旅」はあっという間に終わり、列車が回送されるのを見送ってお開きとなりました。




出発式前の記念列車『富士』

2014-12-24 17:09:00 | 国内の鉄道
前回レポートした記念列車「富士」の出発式前の様子です。

「撮り鉄」が殺到して混乱するのを防ぐためか、12月19日の9番線&10番線ホームは一定時間関係者以外は立ち入り制限がかかりました。

事前に取材の申し込みがしてあったので、受付でプレスカードをもらってホームに入ります。
まずは、記念列車の入線です。回送列車は両端に電気機関車が連結され、品川方面からやってきました。

報道関係者、「富士」の乗客で、先頭となるEF65形501号機の前は賑わっていました。



ブルートレインのサボは伊東行き。本当は九州の駅名であって欲しいのですが、諸般の事情から無理だったようです。もっとも、これはこれで貴重なシーンですね。



編成が短いので、最後尾へ行くのにそれほど時間はかかりません。テールマークはヘッドマーク同様に往年のものでした。

そして、東京という駅名標示板とブルートレインとの組み合わせも久しぶりです。

そうこうしているうちに出発式の時間がやってきたので、式典スペースに戻りました。

東京駅開業100周年記念列車「富士」出発式

2014-12-20 19:20:00 | 国内の鉄道
東京駅が開業100周年を迎えました。それを記念して、12月19日にブルートレイン「富士」が1日限りの復活。但し、行先は九州ではなく、JR東日本管内の伊豆の伊東でした。

この列車の出発式を取材することができましたのでレポートします。
セレモニーは13時40分頃から始まり、主催者の挨拶や来賓挨拶などを経て、14時ちょうどの発車5分ほど前にテープカットの儀式がありました。

東京駅には駅長が3名いますから(JR東日本、JR東海、東京メトロ)全員が集まりました。白い制服の人がJR東日本の駅長、その左にいるのは、この日デビューした東京駅のゆるキャラ「ドームくん」です。
その後、機関車の前に移動して、発車メロディーが流れはじめると、駅長3名が、出発の合図をします。

そして客車のドアが閉まり、安全が確認されると電気機関車の甲高い汽笛が響き、列車はゆっくりと動き出しました。駅長3名は、列車の方を向いてお見送り。

最後尾の客車がホームから去るとセレモニーは無事終了しました。

JR水郡線のSL列車試運転撮影に再度出陣

2014-12-03 20:31:00 | 国内旅行
Test run for the special steam train of JR Suigun-line's 80th anniversary.Steam locomotive class C61 pulled four coaches between Mito and Hitachi-Daigo(Ibaraki Prefecture).

11月28日に続いて、12月2日に再び水郡線へ。前回と同様、知人のS氏の運転するクルマで出かけました。今回は彼の知り合いのドイツ人鉄道ファンも同行し、国際色豊かで賑やかな撮影行となりました。

まずは、上菅谷の先にある踏切付近で、常陸大子からやってくるディーゼル機関車DE10を先頭にした列車の撮影からです。

以前なら、どうということのない列車ですが、客車列車がほぼ全滅した今となっては、往年を偲ばせる貴重な編成ですね。蒸気機関車C61は最後尾にぶらさがって水戸へ向かいます。

この列車を追い抜いて、再度常陸津田の築堤で捉えた後、昼食を済ませ、再び先ほどの踏切へ。
前回同様、C61を先頭にした試運転列車を撮影しました。同じような写真が撮れるかと思いきや、風が強かったので、この日は煙が流れてしまいました。前回の写真と比べていただけると面白いかと思います。

28日は、このあと常陸大宮で停車するSL列車を追い抜いて、常陸大宮発車後の雄姿を撮影しました。ドイツ人ファンの要望に応えて、同じ場所を目指したのですが、カーナビの調子が悪いせいもあって、道を間違えたりして、この日は間一髪間に合いませんでした。

ポイント付近の踏切を通過する列車をクルマの窓からとっさに撮ったのみ。残念!

気を取り直して、前回同様、玉川村駅発車後の勇壮なシーンの撮影に向かいます。晴れていたせいか、前回以上の人出でした。全く同じではつまらないし、光線状態のせいもあって、やや異なった場所から撮影してみました。

さらに、列車を山方宿あたりで追い抜き、下小川の先で再び捕えましたが、ここは煙をほとんど吐かずがっかり。もう一度追い抜いたので、奇跡的に上小川手前の第2久慈川橋梁を渡る列車を捉えることができました。

煙が流れて、客車はよく見えませんでした。

列車は上小川で10分停車。追い抜くのはたやすく、袋田あたりで撮影することにしましたが、場所を探すのに手間取り、かろうじて鉄橋を渡る列車をサイドから撮影するにとどまりました。本当は、順光側から撮りたかったのですが、反対側からとなりましたが、これはこれで気に入っています。


追いかけは、これにて終了。あとは前回同様、常陸大子での入換シーンを撮って、帰路につきました。


本番は、12月5日~7日の3日間。平日の試運転でさえ、かなりの人出でしたから、週末でもある本番は大変な混雑でしょうね。2日も撮影できたので満腹状態。家で大人しく過ごしましょうか(笑)

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こうしたSLイベント列車については、拙著『旅が10倍面白くなる観光列車』(平凡社新書)をご参照ください。
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