nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

iPad miniで電子本を読んでみました

2013-01-27 18:13:00 | ノンジャンル
年末に、今話題のタブレット端末iPadminiを購入しました。きっかけは、電子本を読みたかったためで、さっそくアマゾンの電子本アプリKindle(キンドル)をインストールしました。

キンドルでは、購入した電子本の表紙が画面にならび、それをタッチすれば中身が現れます。

私の著書で電子本になったのは、今のところ「出張ついでのローカル線」(メディアファクトリー新書)だけです。さっそくこれも購入してダウンロードしました。

表紙の画像は、紙の新書と全く同じ。ただし、腰巻はついていません。さて、画面を左から右になでるように触るとページがめくれて目次があらわれます。目次の第1章とか第2章の青い文字をタッチすれば、直接各章のはじめに飛べるのはインターネットと同じですね。なかなか快適です。

文字のフォントを自由に変えられるのが、電子本のメリットです。最近、歳のせいで小さい字を読むのがつらくなってきましたから、これでストレスなく本が読めます。字が小さいという理由で文庫本など敬遠していましたから、これからは再び読書量が増えそうです。

また、蔵書が増えすぎて、書棚のスペースがほとんどなくなってきたので、電子本にすることで、この問題も解決できそうです。半月後に引越しをするのですが、ほとほと本の多さにうんざりしています。まずは、新書や文庫本で電子本化されているものは紙の本をブックオフへ持って行って電子本に代えることを検討中で、すでに何冊かは実施しました。

それにしても鉄道雑誌の保管は大変です。雑誌も電子化されませんかねえ。

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「出張ついでのローカル線」電子書籍版については
こちら



最近の活動から~週刊ダイヤモンド、webR25、新刊予告

2013-01-20 14:55:00 | 作家活動
2月に引越しを控え(といっても近所ですが)その片付けなどの準備、3月には新刊が出るため、その校正、さらにもろもろの執筆と、いつになく忙しい日々を送っています。これが、ブログ更新が滞った言い訳です。

さて、今年の仕事始めは、「週刊ダイヤモンド」に定期的に執筆しているブックレビュー。オフタイム読書というビジネスマンのための息抜き読書のうち、「旅行・乗り物」関係の新刊紹介コーナーです。

今回のテーマは、『「昭和」のころに活躍した懐かしの鉄道車両で楽しむ旅』。確かに、最近、旧国鉄色の車両は人気があり、そのガイドブックも多く出回っていますね。

次は、ネット記事のために取材協力しました。「R25」という大都会の駅で無料配布しているフリーマガジンでターゲットは、20~30代のサラリーマンのようです。そのインターネット版が「webR25」。
今回の依頼は、「“雪原観光列車”のお薦めベスト3」というテーマでした。
選んだ列車は、津軽鉄道ストーブ列車、三陸鉄道こたつ列車、秋田内陸線「ごっつお玉手箱列車」など。

詳しくは、こちらをご覧ください。


3月中旬刊行予定の16冊目の著書は、平凡社新書からで「にっぽん鉄道百景」(仮題)。100のコラムで、日本の鉄道風景を絶景だけでなく都会の情景、哀しい情景、残念な情景も含めて、今の日本の鉄道状況を切り取ろうとするものです。ご期待ください。

巳年にちなんだ鉄道写真、EF58『青大将』

2013-01-03 06:45:00 | 国内の鉄道
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、2013年巳年ということで、それにちなんだ鉄道写真です。

半世紀以上前に東海道本線を走った特急「つばめ」の牽引機
電気機関車EF58形のライトグリーン塗装、通称「青大将」(笑)
巳年にちなんだ写真なのです。

???という方に、ご説明しましょう。
1956(昭和31)年、東海道本線の全線電化が完成しました。
それまで東海道本線では、電化区間はEF58、
未電化区間は蒸気機関車C62が優等列車を引っ張っていました。
しかし、全線電化完成で、すべての区間を電気機関車が牽引することになりました。
これにより、蒸気機関車の煤煙で汚れることもなくなったというわけで
それまでこげ茶色(ぶどう色)に塗装されていたEF58と特急用客車を刷新し
ライトグリーンの明るい色に塗り替えたのです。
当時としては、画期的なことでした。

しかし、口の悪い人が付けた渾名が「青大将」
確かに、高いところから眺めると
長い編成の特急「つばめ」「はと」が野山を駆けてやってくるところは
「青大将」に見えたのでしょうね(笑)
少々薄気味の悪い命名ですが
インパクトのあるニックネームは定着し
日本の鉄道の歴史を語る上で、欠かせない渾名となったようです。
しかし、技術革新は日進月歩の歩みを続け
1958年には、日本初の電車特急「こだま」がデビュー。
「つばめ」「はと」も1960年には電車化され、
「青大将」は数年で姿を消しました。

国鉄の客車がライトグリーン塗装だったのは、この時期の「つばめ」「はと」だけですし、
EF58も、その後、ブルー塗装になったり、もとのこげ茶(ぶどう色)塗装に戻されたりで
「青大将」塗装は、この時期だけの貴重なものでした。

近年、往時をしのび、埼玉県にある大宮工場の保存機2両が「青大将」塗装として復活。
そのうちの1両は、運転台部分だけのカットモデルとして
大宮駅から鉄道博物館へ延びている遊歩道(レイルウェイ・ガーデン・プロムナード)脇に
保存されていて、眺めることができます。

以上、巳年にちなんで、特急「つばめ」青大将塗装機についてのエピソードでした。