nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

日経新聞の観光列車ランキング記事

2015-08-29 21:22:00 | 作家活動
日本経済新聞の土曜日朝刊には、プラス1という別刷がついてきます。この1ページ目は、なんでもランキングという人気コーナで、今回のテーマは観光列車。タイトルが「観光列車 ご当地料理と車窓に酔う」とあるように、いわゆるグルメ列車の人気ランキングでした。


この企画には、これまでも何回か協力していて、今回も選者のひとりとしてアンケートに協力しました。紙面の左下に選者一覧として12名の名前が出ていて、私の名前もあります。

また、1位から10位までの列車の紹介中に選者のコメントが入っていますが、「越乃Shu*Kura」と「ろくもん」のところには、私のコメントが名前入りで掲載されました。

ちなみに、ランキング1位は、JR四国の「伊予灘ものがたり」
2位は、デビューしたばかりのJR九州「或る列車」
3位は、JR東日本「越乃Shu*Kura」でした。

中央線特急あずさ用新型電車

2015-08-26 20:59:00 | 国内の鉄道
中央線の特急あずさ用新型車両E353系が、先頃1編成落成し、先週日曜日に東京都日野市にある豊田車両センターで報道公開されました。案内をいただきましたので、喜び勇んで参加しました。
新型車両は、なかなか精悍な顔つきをしています。


サイドはこんな感じになります。

今までですと、窓際のストライプが同じ幅で続いていくのですが、この車両は、幅が縮まったりして何だか洒落た感じです。

北陸新幹線E7系、秋田新幹線こまちE6系などと同じKEN OKUYAMA氏によるデザインなのです。

車内の色使いも、普通車シートは青系のさわやかなもので、いかにも信州の高原へ向かって走るのにふさわしいですね。

グリーン車の通路には赤絨毯が敷かれ、こちらは落ち着いた雰囲気です。


今日は、この辺まで。追って別のところで詳しく紹介しますので、お楽しみに!

月刊『BE-PAL』

2015-08-14 22:15:00 | 作家活動
アウトドア専門の月刊誌『BE-PAL』が珍しく鉄道小特集を組むことになりました。といっても、初めての試みではなく、昨年末に続いて2回目のことです。そのときも、少しだけコメントが掲載されたのですが、そのときの縁か、またしても声がかかりました。前回は、ローカル線と温泉がテーマでしたが、今回のテーマは各駅停車の楽しみ。ローカル線や各駅停車は、アウトドア派と相性がよいのでしょうね。




担当の女性ライターさんと打合せをし、いくつかの候補の中から、私が取り上げることになったのは、北海道のJR函館本線でした。ただし、私が執筆したのではなく、インタビューを受けて話した内容を、前述したライターさんがまとめてくれました。


特急を使わないという前提なので、2日かけて函館から小樽、札幌を経て旭川へ。実際には、全線を普通列車だけで乗り潰したことはないのですけどね。しかし、特急を使っても、見ごたえのある車窓が連続し、飽きない路線であることは保証できます。

まだ8月は半分残っています。本州以南よりは涼しい北海道へぜひ出かけてみてはいかが?

BE-PALの公式サイトは、こちら

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洋泉社MOOK『夜行列車読本』

2015-08-05 20:51:00 | 作家活動
臨時特急「北斗星」もあとわずかで終焉というこの時期に「夜行列車読本」というムックが洋泉社から発売となりました。

有名な執筆陣に混じって、私も少しだけ執筆させていただきました。

まずは「日本海縦貫ルートを走る『カシオペア』」

拙著を熱心にお読みいただいている方でしたら、「にっぽん鉄道旅行の魅力」(平凡社新書)のカシオペアの章を思い浮かべるかもしれません。あれと同じネタです。ただし、転載ではなく、新たに書きなおしたもので、現在のカシオペア・クルーズについても解説しています。

2つ目は「妄想 三陸縦貫夜行列車」

もしも、国鉄があれほどの赤字でなかったなら。そして三陸鉄道という第3セクター鉄道が生まれるよりも早く三陸縦貫線が国鉄の手で完成していたなら・・・という仮定のもとに、ブルートレイン「ゆうづる」を三陸まわりで走らせてみた妄想紀行です。もちろん叩けばアラは見つかるでしょうが、あくまで妄想として笑い飛ばしていただければ、と思います。

カラー写真の多いグラビア的ムックとは一線を画し、読み物として楽しめるよう、執筆陣が夜行列車について、寝台特急について熱く語っていますので、ご購読いただけましたら幸いです。

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北海道旅行2015(2)

2015-08-01 17:12:00 | 国内の鉄道
新夕張で夕張行きに乗り換えました。同じタイプの1両だけのディーゼルカーです。

写真右が、ここまで乗ってきた車両。左が、これから乗る夕張行きです。

出発すると、帯広、釧路方面へ向かう石勝線と分かれます。すぐに、夕張川を渡るときに石勝線の橋梁が見えました。

夕張へ向かう夕張線は、今は石勝線夕張支線というようです。でも、夕張線のほうがしっくりきます。列車は、のんびりと進みます。かつては石炭輸送で栄えた清水沢に停車。駅舎がホームと離れているのは、かつては貨物用の線路がぎっしり敷いてあった名残でしょう。すべてが撤去され、すっかり寂れた感じが強く伝わってきます。

やがて、列車は山越えにかかります。線路際をよく見ると、かつては複線だったようです。帰ってから調べてみると、それは昭和初期までの話。途中に放置されたトンネルが口を開けていましたが、長年放置されたままで、何だか不気味でもあります。



山越えが終わると、次第に夕張の市街地に入り、新夕張を出て30分ほどで夕張到着。ホーム1面線路1線だけの小さな終着駅でした。



小さな駅に比べて、目の前にある巨大なリゾートホテルが存在感を示していましたが、閑散としています。夕張の寂れ方は、想像を絶するものがありました。

お昼なので、食事をするところを探すことにしました。