nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

鉄夫のトリセツ、第2回目

2021-02-15 18:44:00 | 作家活動
前回の月刊「鉄道ダイヤ情報」2月号に続いて、「鉄夫のトリセツ~旅行作家N田さんの妻S子さん篇」その2が掲載されました。



メインは後半の寝台列車「カシオペア」でのハプニング。2003年夏、18年も前の話です。やっとのことで、JR東日本の「びゅう」で申し込んだ「カシオペアで行く北海道ツアー」。何と出発日の朝に仙台付近で地震があり、東北本線は不通になってしまいました。ツアーデスクに電話すると、遅れるかもしれませんが、予定通り出発しますので、上野駅に来てくださいとのこと。やれやれと思って、駅に向かい、上野駅では13番線に「カシオペア」が入線、車内に入ることもできました。

ただし、仙台付近での不通区間の再開時間は未定なので、発車は遅れる見込みとのアナウンス。そうこうするうちに、不通区間の再開時間ははっきりしなくなったため、上越・羽越・奥羽線という日本海まわりで運転しますと案内があり、上野駅を2時間近く遅れて発車しました。




食事は7時からの予定でしたが、発車が遅れたため繰り下がり、食堂車に呼ばれたのが午後9時前。美味しく食べたいからと間食も何もしなかったのが逆に仇になり、さくらこさんは列車に酔い、気分が悪くなってしまいました。それで、ベッドに横になったままで、食堂車に行くのも断念。気を利かせて持ち帰った食材にも手をつけないままでした。

列車は遅れに遅れ、朝、目を覚ますとまだ弘前の手前、青函トンネルを抜け、五稜郭駅では先行するSL列車の汽笛を耳にする始末。札幌に到着したのは、お昼を大幅に過ぎてしまい、20時間ほど車内で過ごしました。

おにぎりの差し入れがあったりして、何とか無事札幌に到着。記念写真を見ると、体調は回復したようでした。(18年も前だから2人とも若い!)


翌日は列車で富良野に向かい、ノロッコ号に乗ったり、ラベンダー畑で過ごしたりして、帰りは飛行機で戻りました。


その後、北海道へは何回も一緒に出掛けましたが、カシオペアに乗ることはなく、乗りたいと思った時には廃止になってしまいました。残念です。


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