nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

大湊線のリゾートあすなろ Resort Asunaro on JR Ohminato Line(Aomori)

2011-01-29 19:43:00 | 国内の鉄道
仙石線のマンガッタンライナーに乗っただけでも「大人の休日倶楽部会員パス」の元はとったのですが、利用期間は、あと2日残っているので、もう一度、どこかへ行こうと考えました。さすがに次の日は疲れたので、家で過ごしました。

さて、3日目、どこへ行こうかな?どうせ行くなら出来るだけ遠いところがいいや、というわけで東北新幹線に乗って新青森まで行ってみようと決めました。

新青森往復だけだったら、試乗会で往復したので物足りません。色々調べてみたら、大湊まで往復しても日帰りできるということがわかり、しかもリゾート列車の往復とも指定席が空いていました。こうなれば、実行あるのみです(笑)

まずは、東京発8時56分の「はやて」で新青森まで。末端が各駅停車だったので3時間30分はかかりましたが、それでも速いです。青森と言うのは、「上野発の夜行列車」で行くものだという固定観念がありましたからね。


試乗会のときは、まだ工事中だったので、今回やっと駅舎の写真が撮れました。40分ほどの乗り継ぎ時間というのは、駅舎の写真を撮ったり、いろいろできていいものです。但し、かなり寒かったので、写真をさっと撮って、あとは暖をとりに待合室へ逃げ込みました。

新青森開業とともに走り始めた「リゾートあすなろ」。秋に乗った大糸線の「リゾートふるさと」と同じハイブリッド車両で、内装もほとんど同じです。


青森で進行方向が変わり、東北本線から青い森鉄道に転換された路線を野辺地まで走ります。途中で、青い森鉄道の電車とすれ違いましたが、オールロングシートというあまり乗りたくない車両です。




野辺地で、新青森行きの「あすなろ」とすれ違い。8分ほどの停車時間中にホームから上り「あすなろ」を見送りました。



ここで再び進行方向が変わり、いよいよ大湊線に入ります。野辺地を通る東北本線が三セクになってしまったので、大湊線は離れ小島みたいに、他のJR線とつながらない路線になってしまいました。廃止も噂されていましたが、なんとか生き残り、新たな「リゾート列車」が2往復するようになりました。とりあえずは、やれやれでしょうね。

大湊線は海岸線に沿って北上します。荒涼とした風景は北海道みたいです。




陸奥横浜で列車交換があり、JR東日本の最北端駅・下北に停まって、終点の大湊着。「てっぺんの終着駅」という看板がありました。




50分ほどで折り返し、来た道を帰るだけですが、外は寒いので、車窓から雪景色を眺めるだけでも充分楽しめました。この日の旅費はただみたいなものでしたし・・・。
東京着は、午後10時過ぎ。速さを実感した、青森への旅でした。

<鉄道旅行の参考文献>
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ようやく乗れた仙石線マンガッタンライナー Mangattanliner on Senseki Line(Sendai)

2011-01-26 17:12:00 | 国内の鉄道
先日、大人の休日倶楽部会員パスで、仙石線マンガッタンライナーに乗るつもりが、新幹線のトラブルで不可能になり、急遽、ほくほく線に乗ったという話を書きました。その後、休日倶楽部会員パスの利用期間内に、もう一度パスを購入し、遠出をすることにしました。

今度こそと思い、一週間後の土曜日、東北新幹線で仙台を目ざしました。今回は「無事」定時運転でした(笑)

仙台駅の仙石線乗り場へ向かう途中には、こんな看板がありました。

でも、素直に仙台から乗ったのでは座れないかもしれません。仙石線の始発はあおば通駅なのです。新幹線が定時運転だったので時間もたっぷりあり(笑)、仙台の街を散策がてら、のんびり歩いてあおば通駅をめざしました(といってもすぐなんですが・・・)。

地下のあおば通から予定通り、午後のマンガッタンライナーに乗車。あおば通では予想に反して、空いていたので、先頭車のクロスシート席に座れました。車両は山手線のお古の205系という通勤電車ですが、石巻寄りの先頭車だけ改造して、時と場合によってロングシートをクロスシートに変更できるという2wayシート車なのです。

なぜか分からないけれど、片側だけがクロスシートです。松島海岸が見えるのは進行方向右手ですから、右側クロスシートというのは正解なのですが、両サイドともクロスにすればいいのに。きっと混雑対策で半分だけクロスシートにしているのでしょう。

確かに仙台駅からは大勢乗ってきて、立ったままの人もかなり出ました。あおば通からの乗車は大正解でした。

1時間15分ほどで石巻着。ホームで乗車記念証明書を貰いましたが、受け取らない人も多いんですね。いつも乗っている地元の人が多いんでしょうね。

あおば通は地下だったので、石巻で沢山写真を撮りました。その間に女川行きの石巻線列車は出て行ってしまったので、石巻線完乗はやめて、マンガッタンライナー車の上りで戻り途中下車して出発シーンを撮ることにしました。石巻駅のホームは狭く仙台寄りの先頭車の写真がうまく取れないからです。前後の顔が違うので、両方撮りたいですからね。とりあえず、サイドの写真を何枚も撮りました。どこも地元出身の漫画家(本人は萬画といってるようですが)石の森章太郎のキャラで一杯です。




結局、折り返し電車の多い東塩釜で下車し、まずは出発シーンを撮影。最後尾は逆光でしたが、なんとか撮れました。




後続の東塩釜始発の電車も運のいいことに2way車でしかもガラガラ。ゆったりとして仙台へ戻り、時間があったので、仙台空港鉄道にも乗るというおまけつきとなりました。


<鉄道旅行の参考文献>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=nodatakashi-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4582854869&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=nodatakashi-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4334785654&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=nodatakashi-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4582854230&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


はとバスツアー取材 Hato-bus sightseeing tour

2011-01-20 22:38:00 | 作家活動
昨夏、路線バスの取材という仕事がありましたが、それ以来のバス取材の仕事がはいりました。今回は、はとバスのツアーに参加して原稿を書くという仕事です。はとバスのすべて、みたいな本が出るので、その執筆を担当することになりました。はとバス全面協力ということなので、もちろんタダで一日ツアーに参加します。



今回のツアーのテーマは「東京二大タワー競演」。要するに、建設中の東京スカイツリーと東京タワーを見比べるというものです。でも、それだけではあっけないので、おまけが一杯ついているツアーでした。

出発は、東京駅丸の内南口。最初に向かったのは国会議事堂です。

国会議事堂に入るなんていうのは40年ぶりです。私は名古屋出身なのですが、中学の修学旅行は、東京と箱根でした。そのとき見学して以来です。そんな昔のことですから、記憶なんてほとんどありません。はじめて入ったような感じです。

テレビでおなじみの衆議院本会議場は、意外に小さいなあと思いました。パリやミラノのオペラハウスみたいにこじんまりした感じでした。すべて写真撮影禁止でしたから、画像を載せられないのが残念です。

赤坂のホテルでバイキングの昼食、築地の場外市場での買い物などで時間をずいぶんとり、午後3時前になって、ようやく東京スカイツリーを眺めることができました。スカイツリーはまだ未完成。工事現場にバス横付けは無理なので、浅草から東武線に乗車です。バスツアーで電車に乗れるとは・・・。といっても業平橋まで僅か一駅3分のミニ乗車でした。

ところで、スカイツリー完成の暁には、業平橋駅はスカイツリー前と改名予定です。ということは、この写真も貴重なものとなるのですね。業平橋という由緒ある駅名が消えるのは残念です。

スカイツリーは、拙宅玄関から毎日見ているので珍しくはないのですが、間近で見上げるとずいぶん迫力がありました。それにしても高いですね。


↑東京スカイツリー Tokyo Sky Tree
再び電車で浅草まで戻り、仲見世通りあたりで1時間ほど自由時間があった後、夕闇迫る東京タワーへ向かいました。高速道路から眺めた東京タワーは、ちっちゃいなあ!と思いましたが、真下から見上げると、これはこれで立派なものです。せっかくなので展望台まで上って、久しぶりに夕暮れ時の景観を楽しみました。

↑東京タワー Tokyo Tower

たまには、都内の名所巡りもいいものですね。

ほくほく線のシアター・トレイン「ゆめぞら号」 Dream Sky Train on Hokuhoku Line

2011-01-18 11:29:00 | 国内の鉄道
大人の休日倶楽部会員パス利用の3日目です。この日は、新幹線で高飛びして、思いっきり得しようと考えました。土曜日だったので週末運転のイベント列車に乗ろうというプランです。最初の予定は、仙台に行って仙石線のマンガッタンライナーに乗った後、石巻線乗りつぶしというプランでした。ところが、東北新幹線が朝から架線障害で不通になってしまったのです。そこで、急遽、予定変更。第2案のほくほく線「ゆめぞら号」乗車です。

幸い上越新幹線は定時運行でした。空いている「たにがわ」に乗って越後湯沢まで。国境の長い大清水トンネルを抜けると、そこは雪国でした(笑)

越後湯沢の〇番線が、ほくほく線各駅停車乗り場です。ほくほく線自体は、金沢や富山に行くときに、「はくたか」で何回も通過していますが、各駅停車に乗るのは初めてです。「ゆめぞら号」はイベント列車ですが、普通列車としての運行で、指定券などは不要です。

↑「ゆめぞら号」(越後湯沢にて)Yumezora(Dream Sky Train) at Echigo-Yuzawa

ほくほく線は、比較的新しい路線で新幹線みたいな造りなので、長いトンネルが多く、車窓は楽しめません。そこで、それを逆手にとって、トンネル内で車内の天井に映像を流すというイベントを思いついたようです。車内で映像を流すというのは、各地のイベント列車でもありますが、それを徹底的に行うというのは、どんなものなのでしょう。楽しみです。

列車は、雪景色の中を走ります。外は寒いですが、乗っているだけなら快適です。

六日町で上越線と分かれ、ほくほく線に入ります。魚沼丘陵駅を出ると、赤倉トンネルへ。いよいよショーの始まりです。暗くなって突然モーツァルトのセレナーデ「アイネクライネ・ナハトムジーク」が流れると映像も映し出されました。



この日のテーマは「花火」。月代わりで、「星座」「宇宙」「天空」「海中」を合わせた5つのメニューから交互に選ばれて上映することになっています。

単線なので、まつだい駅では、「はくたか」とすれ違いのため、数分停車です。

↑特急「はくたか」 Limited Express "Hakutaka"
まつだい駅を出ると、さらにトンネルが続きます。相変わらず花火の映像が出てきます。音楽は、「ワルキューレの騎行」「カルメン前奏曲」とクラシック音楽のメドレーでした。途中で、こんな映像もあらわれ、笑っちゃいました。



しっかり、自社の宣伝をしていますね。最後は、火の鳥でしょうか?少しはストーリー性があるようです。

5つの長いトンネルを抜け、大池いこいの森駅を過ぎれば、もうトンネルはないのイベントはおしまいです。1時間20分あまりの旅は、意外にあっけなく終わってしまいました。

イベント目当てではなく、普通に乗っている人が多かったのは意外でした。地元の女子高生でしょうか、車内で化粧を始めたとたんに暗くなってショーがはじまり、鬱陶しく思っているようでした。それでもめげずに化粧を続けるところが偉いですね(笑)


↑終点・直江津に到着した「ゆめぞら号」 Yumezora(Dream Sky Train) at Naoetsu

<鉄道旅行の参考文献>
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懐かしの八高線 JR Hachiko Line

2011-01-17 18:55:00 | 国内の鉄道
大人の休日倶楽部会員パスを使っての2日目です。3日目に遠出しようと思っているので、この日はあまり疲れないように近場で軽く乗りテツを考えました。というわけで、久しぶりの八高線非電化区間(高麗川~高崎)を目ざしました。

大人の休日倶楽部会員パスは、新幹線の自由席は乗り放題なので、まずは東京駅から新幹線で大宮まで行きます。普段なら、東京~大宮間のみ利用なんて、絶対しないですね(笑)。
適当に選んだのが「あさま」。ほどほどの混み方でしたが、ちゃんと窓側に座って、大宮着。次は、埼京線からの直通電車で川越線に乗って川越まで。さらに接続よく、八王子行きの4両編成に乗り継ぎました。

いつの間にか、小奇麗な電車に変わっていました。四半世紀前はディーゼルカー(キハ30系)だったなんて、うそみたいですね。その頃は意外によく乗っていたのです。

高麗川からは、いよいよ八高線非電化区間の列車に乗車です。四半世紀前、八王子からの全線がディーゼルだった頃は、ロングシートのキハ30がほとんどだったので、乗りとおすなんて一度トライしたぐらいでしたが、今は、セミクロスシートの新型ディーゼルカーですから、考えてみればグレードアップしたものです。ようやく、ふらっと乗る気になりました。

パスの特権を活かして、途中下車。駅前には、抽象的なモニュメントが立っていました。何なんでしょうね?

↑高麗川駅 Komagawa station

出発まで、1時間近くもあるのですが、折り返し列車がすでに到着していて、勝手に乗れるので、席を確保しました。ローカル線特有の半自動ドアなので、ドアが閉まっている限り中は暖かです。お茶を飲んだり、本を読んだりして時間をつぶすのものんびりしていいものです。動き出せば、本なんて読んでいられませんから・・・(笑)

それにしても、高麗川駅の広い構内も淋しくなったものです。四半世紀前はDD51ディーゼル機関車がたむろして、貨物列車もよく停まっていたものでしたが、今は、2両編成のディーゼルカー以外何も停まっていません。


出発前には、ほどほどの込み具合になって動き出しました。トロトロ走る列車は、心地よいです。別にどうということのない田舎の景色で、絶景なんてないですが、そうした平凡な車窓が、逆に落ち着くこともありますね。





↑丹荘駅 Tansho Station


かくして、1時間20分。のどかな旅はあっけなく終わって高崎着。特に用もないので、駅ビルでゆっくり遅い昼食を摂ってから、新幹線で帰京しました。

<鉄道旅行の参考文献>
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