nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

「リゾートしらかみ」青池編成~ハイブリッド車

2011-05-29 18:56:00 | 国内の鉄道
先日、JR五能線沿線の不老ふ死温泉に出かけたことは、すでにレポートしましたが、その帰りに、ウェスパ椿山から秋田まで観光列車「リゾートしらかみ」青池編成の新型ハイブリッド車に乗車しましたので、車内の様子を中心にご紹介します。



ハイブリッド車は、普通のディーゼルカーと違って、停車中のアイドリングはないし、出発時のディーゼルエンジンの勇ましい音もなく静かなはずですが、エアコンの音が目立ち、静謐とはいえない車内でした。

1、3、4号車は、普通の座席車です。新しいので、きれいで心地よいです。

とはいえ、信州の「リゾートビューふるさと」、大湊線などを走る「リゾートあすなろ」と同じようなデザインで新味には乏しいですね。
最前部と最後尾の「展望スペース」も、これまた、他のハイブリッド観光列車やJR東日本の多くの観光列車と同じタイプでした。

他のハイブリッド車と違うのは、コンパートメント車両(2号車)がつながっていることでしょう。

テーブル付で、6人掛けに見えますが、座席としてはA~Dまでの4人席になっています。グループでの旅行には最適ですが、乗車日は平日だったせいか、一部屋埋まっていただけでガラガラでした。一人や二人では販売してくれないのでしょうね。もっとも、コンパートメント席は、「ぶな」編成、「くまげら」編成にもありますから、「リゾートしらかみ」としては、お決まりの車両ですね。

人気列車「リゾートしらかみ」ですが、もし乗るときに選ぶとすれば、「ぶな」「くまげら」よりは「青池」がオススメです。3往復のうち、どの列車が「青池」かは、JRのホームページで確認できますから、旅のスケジュールを立てるときには調べてみましょう。

「青池」編成のさらに詳しい写真は、メルマガの次号で紹介予定です。
メルマガの登録(有料ですみません)は、こちら

「青池」編成が工場で完成して、秋田に向けて回送される様子は、こちら

「リゾートしらかみ」など観光列車については、拙著「旅が10倍面白くなる観光列車」(平凡社新書)をご覧ください。
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五能線・ウェスパ椿山とSLハチロク

2011-05-25 11:54:00 | 国内の鉄道
不老ふ死温泉へは、JR五能線のウェスパ椿山駅より宿の送迎バスで向かいます。というわけで、行きかえりにウェスパ椿山駅を利用したわけですが、五能線の鄙びた駅の中では、ひとつだけ浮いたような存在です。



「リゾートしらかみ」が到着すると女性駅長さんが出迎えてウェスパ椿山のパンフレットを配ってくれます。この女性はJR職員ではなく、リゾート施設・ウェスパ椿山の方だそうです。地元の第三セクターが運営する施設ですが、どのくらいはやっているのでしょうか?宿泊施設もありますが、近くの不老ふ死温泉やみちのく温泉のほうが魅力的です。
海辺のレストランなんて、ラ●ホテルみたいな建物で、景観と調和していません(笑)

駅前の物産館の裏からは、山に登るスロープカーが出ていますが、滞在した1時間ほどの間に動いた気配はありませんでした。車両の塗装は、「リゾートしらかみ」青池編成の引退した旧型車両に似ています。

駅前には、コロボックルという名前の物産館があり、私が、駅近くの陸橋で、青森行きのブナ編成の撮りテツしている間に、同行者がショッピングを楽しんでいました。

秋田行きの「リゾートしらかみ」青池編成が来るまでに撮影したのが、駅前に静態保存されている蒸気機関車ハチロクです。



このハチロク78653号機は、かつて五能線を走っていたカマで、地元のNPO法人が中心になって動態保存を目指しているとか。その基金として販売していた吟醸酒ハチロクを前述した物産館で見つけましたので、購入しました。何年さきになるか分からないけれど、実現するといいですね!

「リゾートしらかみ」など観光列車に関しては、拙著最新作「旅が10倍面白くなる観光列車」(平凡社新書)をご覧ください。
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近況報告とJR五能線の旅

2011-05-22 14:35:00 | 国内の鉄道
まずは、作家活動の近況報告から。
メルマガ5号を発刊しました。今号は、拙著「旅が10倍面白くなる観光列車」(平凡社新書)の刊行を記念して、本ではカットされた「なごみ」「たま電車」の写真をアップしました。その他の記事もありますので、これを機会に登録されるのもいいかと思います。一応、有料ですが、月210円と低廉な料金です。
登録は、こちら

急に、フジテレビから「めざましどようびメガ」という番組で使う映像を探しているという問い合わせがありました。何でも、鉄道の車内アナウンスのことを、番組中のあるコーナーで話題にしたいとのこと。海外の車内アナウンスで面白いネタはないかというので、スペイン・バルセロナの地下鉄の男女掛け合いのアナウンスを教えてあげました。運良く、そのアナウンスを収録したビデオを撮ってあったので、貸し出すことになり、番組では、私が撮影した映像が20秒ほど流れることになりました。画面左上に「提供:野田隆」とテロップが流れましたが、気づいた人はどのくらいいたのでしょうね。

さて、先週の水木と一泊二日の旅を妻としてきました。一緒に出かけたのは、久しぶりです。行き先は青森県の日本海側にある不老ふ死温泉。のんびりできました。

東京からは、新幹線「はやぶさ」で新青森まで。「大人の休日倶楽部」のポイントがたまってゲットしたアップグレード券を使ったので、普通車の料金でグリーン車に乗りました。残念ながら、噂のグランクラスには乗れませんでしたが、グリーン車でも充分満足です。


新青森からは、JR五能線直通の観光列車「リゾートしらかみ」のブナ編成に乗車しました。前回乗ったのは、ちょっと前だったなあと思っていたのですが、数えてみたらもう8年前なんですね。時が経つのは早いものです。

(写真は、乗車翌日に、帰りの列車を待っている間にウェスパ椿山で撮影したものです)

五能線の車窓は、岩木山、りんご畑、日本海と変化に富んでして見飽きないものがあります。


ウェスパ椿山駅からは、送迎バスでお目当ての不老ふ死温泉へ。海岸露天風呂に浸かりながら日本海に沈み行く夕陽を眺めるのは貴重な体験でした。




帰りは、来た道を戻るのではつまらないので、五能線で秋田へ出て、秋田新幹線「こまち」で帰京しました。帰りの「リゾートしらかみ」は、デビューして半年ほどのハイブリッド車両「青池」でした。

ハイブリッド車両は、基本はディーゼルカーですが、リチウムイオン蓄電池を組み合わせているので、発車時や停止時にディーゼルエンジンの音がなく静かなものです。50%は電車といっていいのかもしれませんね。

五能線については、また詳しくレポートします。

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世田谷線、ぶらり散歩

2011-05-15 21:20:00 | 国内の鉄道
半月ほど前ですが、ふらり、世田谷線を散歩してきました。未紹介でしたので、発表しておきます。

まず、三軒茶屋で、一日乗車券にあたる「世田谷線散策きっぷ」320円を購入しました。乗車券は、全線均一140円ですから、3回乗るだけで元が取れるとは、破格の割安きっぷです。これを使わない手はありません。

三軒茶屋の世田谷線のりばは、行き止まりの線路1本だけの簡素な造りですが、ドームで覆われて、なんだかヨーロッパのターミナル駅を彷彿とさせますね。こういう感じは、個人的にはお気に入りです。

小さい電車ながらも、クロスシートというのがいいですね。みんな同じ形式の車両ばかりですが、塗装が全部違い、次は何がくるのかな?という楽しみがあるのがいいですね。

最初は、2つめの若林で降りて、環七と平面交差する「若林踏切」の様子を歩道橋から撮影してみました。

遮断機がないのと、電車優先ではなく、道路の信号によって行き来しているのは、元々路面電車だからですね。

そのあとは、とりあえず全線完乗して終点の下高井戸まで行って、ちょっと戻ったところから電車を撮影してみました。数年前まで、12年も勤務した高校の最寄り駅でしたから、懐かしさ一杯でした。



これは、元玉電の塗装を再現したもの。単色ばかりの塗装の中で異彩を放っていました。

昼食後は、小田急と交差する山下(小田急の駅は豪徳寺)付近で撮影を試みました。



上町の車庫では、黄色い電車を発見。


結構楽しめた世田谷線の散策でした

新刊2冊「旅が10倍面白くなる観光列車」&「はとバスの乗り方・楽しみ方」

2011-05-11 23:11:00 | 作家活動
拙著の新刊「旅が10倍面白くなる観光列車~SLからイベント列車まで」(平凡社新書)の見本ができてきました。

前作「一度は乗りたい絶景路線」(平凡社新書)は、カラー版でしたが、今回は通常仕様なので、巻頭にカラーページがあるのみです。しかし、情報は最新情報まで、かなり細かく入れましたから、読み応え充分かと思います。
簡単な内容を紹介しますと、

Ⅰ.「車両」の魅力を味わう ・・・ 「SL人吉」、大井川鉄道「SLかわね路号」ほか
Ⅱ.絶景を列車から楽しもう ・・・ 「トロッコわたらせ渓谷号」、「ゆけむり」ほか
Ⅲ.列車の中はワンダーランド・・・ お座敷列車「華」、和歌山電鉄「たま電車」ほか
Ⅳ.イベント列車、出発進行 ・・・ 「なごみ」、「ゆめぞら」ほか

詳しくは、こちらをご覧ください。
書店に並ぶのは、14日となっています。地域によっては多少遅れそうです。


ところで、数日前から「はとバスの乗り方・楽しみ方」(PHP文庫)という本が書店に並んでいます。私も著者の一人として名前を連ねています。共著なんですね。
バスの本?と驚かれる方がいるかもしれませんが、私の肩書きは「旅行作家」ですから、依頼があったので書きました。バスの原稿は、実は昨夏に「首都圏バスでぶらり旅」というムックでデビュー済ですから、2回目なんですね。意外に、執筆陣は、鉄道モノで活躍中の人ばかりで、今やバスものも鉄道趣味の一部になりつつあるのでしょうか?
鉄道ファンの方も、たまには、気分転換に読んでいただければ幸いです。

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