nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

ひたちなか海浜鉄道(茨城)の国鉄色ディーゼルカー

2010-11-29 21:55:00 | 国内の鉄道
久留里線の国鉄色キハ30に遭遇した3日後の日曜日、今度は、茨城県のひたちなか海浜鉄道(旧・茨城交通)湊線に国鉄色ディーゼルカーに会いに行きました。ホームページを調べると、午後遅くに国鉄色ディーゼルカーが動くと書いてあったので、のんびり常磐線の普通列車で勝田まで出かけました。

勝田で、800円の一日乗車券を購入。さっそく湊線のホームに出ましたが、予想通り新型3710形(みなと形と語呂合わせですね)が1両のみで停まっていました。


何年か前に出かけたときは、終点の阿字ヶ浦まで往復しただけだったので、那珂湊で降りるのは初めてです。広い構内には、国鉄色ディーゼルカー3両編成が休んでいました。

長いホームを端まで歩いていって、反対側から撮影。こちらは青とクリームの塗装車です。

厳密に言うと、元羽幌炭鉱鉄道の車両だったりと、国鉄の車両ではなかったりするものもあるのですが、まあキハ20系のグループであることには間違いないわけで、雰囲気は完全に国鉄形ディーゼルカーですね。

このうちの1両が動き出すまでには、2時間くらい時間があったので、那珂湊のおさかな市場を冷やかしたり、列車で阿字ヶ浦まで往復したりして時間をつぶしました。キハ20はツアー客用の団臨なのだそうですが、バスが遅れていたりして、予定より30分遅れての出動となりました。

ともあれ、エンジンがかかって動き出しました。






ホームに横付けとなると、昭和の国鉄ローカル線の雰囲気が出て、懐かしいですね。
とりあえず、ここまで。

<参考文献>
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JR久留里線(千葉)の国鉄色ディーゼルカー

2010-11-26 17:24:00 | 国内の鉄道
現存する旧国鉄色車両について原稿を書くためにまとめていたら、近場で、千葉県のJR久留里線を旧国鉄色のディーゼルカーが走っていることを思いだしたので、ふらりと出かけてみることにしました。

錦糸町から内房線直通快速の君津行きに乗って、木更津まで。快速といっても、千葉から先は停車駅がずいぶん増えましたね。おかげで1時間以上もかかりました。

木更津駅ホームから車両基地をのぞいてみると、旧国鉄色のディーゼルカーが2両も休んでいます。

ということは、走っていないのかな?しばらくしてやってきた折り返し列車は、久留里線専用塗装の2両編成でした。せっかくやってきたのに・・・・。でも、ネットで調べたら3両編成の写真をチェックしたので、もう1両いるはず。その1両が走っているのかな?と期待して、ともかく久留里線の旅を始めました。


久留里線の車両は、すべてロングシートなので、物足りません。幸い、ぎっしり満員ではなかったので、斜めに座って車窓を見ることにしました。広々した田園地帯をのんびり走って、4つ目の横田で途中下車です。この駅は、駅員さんがいて、今時珍しいタブレットの交換をします。原始的ですが、確実な安全対策ですね(いってみれば通行手形の授受です)




趣きある木造駅舎を後に、東横田方面へ歩いていきました。10分ほどで、田圃の真ん中を走る列車がすっきり撮れるお手軽な撮影地に到着です。晴れてポカポカ陽気だったので、場所を決めたあとは、上着を脱いで、家で作ってもらったおにぎりを食べながら40分後くらいにやってくる列車をのんびり待ちます。

まずは、木更津行きがやってきましたが、久留里線カラーの2両編成でハズレでした。

この列車と横田ですれ違った列車が、5分もしないうちにやってきました。これが、なんと旧国鉄色を先頭に登場! やった!という感じです。

このキハ30という通勤型ディーゼルカーには、八高線で何回も乗りましたが、いわゆる「タラコ色」でした。このツートンカラーを見たのは、名古屋に住んでいた頃、三重県の参宮線あたりでの体験でしたから、半世紀ぶりくらいの再会です。懐かしいですね。

このあとは、横田へ戻って、次の列車で久留里へ。終点の上総亀山へは前に行ったことがあるし、久留里から先は列車本数が半減します。11月末は日が暮れるのも早いし、列車ダイヤをじっくり見ると、久留里で降りて1時間後の久留里折り返し列車も国鉄色のはずです。それに乗って、木更津へ戻ろうと計画を立てました。


久留里は城下町ですが、お城まで行って1時間以内に戻ってくるのは無理そうです。駅前の商店街の城の姿をあしらった面白いゲートを見たり、名水の井戸を見たりして時間をつぶした後、駅へ戻りました。

折り返し列車の到着に間に合ったので、ホームの先端で撮影です。予想通り、国鉄色が先頭でした。


これに乗って、のんびり帰りたかったのですが、平日だったので、列車は地元の高校生で満員でした。

ロングシートに化粧道具を広げたり、車内で平気でスカートの下に体育着をはいて埴輪ルックになったりと校舎内の延長です。昨年までの悪夢がよみがえります(笑)。久留里線のことを地元では「パー線」というらしいですが(久留里⇒くるくる●●?)、こうした女子高生の痴態がいつものことだからでしょうか?

というわけで、行きと違って、のんびりローカル線の旅とはなりませんでした。

木更津駅では、別の高校生軍団が大挙、ホームで列車を待っていました。そうしたラッシュ対策でしょう。来るとき車庫で休んでいた、もう1両の国鉄色車が登場し、3両編成となって、久留里方面へ出発していきました。


以上、ひさしぶりの久留里線での撮りテツ&乗りテツでした。

<参考文献>
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江東区自悠大学で講演

2010-11-24 18:06:00 | 作家活動
私が住んでいる東京都江東区の区内在住の60歳以上を対象にした生涯学習推進事業の一環として「江東区自悠大学」という半年近く連続して開講している講座があります。そのひとつとして、11月24日(水)に、私が講師として「鉄道旅行の楽しみ方」という講演を行いました。

会場は、「砂町文化センター」。都営地下鉄新宿線・西大島から南に歩いて20分ほどのところです。天気もよく、昼間はポカポカ陽気だったので、バスに乗らないで、のんびり歩いて行きました。西大島駅にはかなり早くついたので、途中にあった「アリオ北砂」という、新聞の折込広告で名前だけ知っていたショッピングセンターをちょっとだけ冷やかしたりしながら向かいました。

建物の玄関を入ると、講座案内の立て看板が置いてありました。

かなり広いホールで、集まっていたのは、150人くらいだったでしょうか。全員私よりは年上の方々ですが、思ったよりも若々しい感じの人も多く、主催の「城東老人福祉センター」という名称にはちょっと違和感がありました。

旅行好きの元気な人も多いようで、「たまには鉄道で旅行しましょう」というお誘いもこめて、絶景車窓の写真、車両のバラエティ、休憩後は、9月末に出かけた広島から、芸備線・木次線経由で米子、境港、大山山麓を旅した模様をパワーポイントを使って,沢山の写真をお見せしながら講座を進めました。

これをきっかけに、ひとりでも多くの人が鉄道旅行を楽しんでもらえたら嬉しいですね。

<講座で案内した参考文献>
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東北新幹線新青森駅

2010-11-21 13:55:00 | 国内の鉄道
東北新幹線新青森開業に先立って行われた試乗会の列車が新青森に到着しました。折り返しまで40分くらいしかないのですが、急いで新青森駅の見学をしました。


新しい駅なので、ホーム柵が完備しています。

ホームは3階なので、2階のコンコースに降りてみました。広い空間で目に付いたのは、青森をイメージするねぶたの飾りです。本物よりは小さいので、「ミニねぶた」と言います。

ガラス張りの待合室も広く、椅子には青森のヒバが使われて郷土色をアピールしていました。

観光キャラクターは複数いるようで、コンコースでは「いくべぇ」くんが愛嬌を振りまいていました。

さらに1階へ降りてみると、ホールには壁画が飾られていました。青森出身の版画家・棟方志功生誕100年を記念して市民が製作した「青い森から放つ」を題材とした作品です。

その近くには、青森産ヒバを使ったベンチもありました。

ちょっとだけ外へ出てみました。といっても立ち入り禁止区域ばかりなので、駅舎の全貌は残念ながら見渡すことができません。



中心部はガラス張りですが、両サイドの外壁は、近くにある三内丸山遺跡の縄文文化をイメージした造りだそうです。

時間になってしまったので、ホームに戻ります。この駅は、東北新幹線の終点ですが、行き止まり式の構造ではありません。4年後の北海道新幹線・新函館開業を見越して、線路は更に先へ延びていました。当面は車両基地への線路です。

慌しい試乗会でしたけど、本当に青森は近くなったと実感しました。開業が楽しみです。

<参考>
鉄道旅行の楽しみ方は、「鉄ちゃんに学ぶ『テツ道』入門」をご覧ください。
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東北新幹線、新青森開業試乗列車

2010-11-20 16:18:00 | 国内の鉄道
12月4日に東北新幹線新青森開業となります。それに先立って、先日、試乗列車に乗って新青森まで往復する機会がありましたので、レポートします。





試乗列車は、盛岡で乗換えて、E2系の新型車両で晋青森を目指しました。航空機のように天井から読書灯で座席を明るくしてくれるなど在来車とくらべて若干使い勝手がよくなっていました。

列車は、八戸から待望の新規開業区間に入ります。12月4日からは青い森鉄道に移管される在来線と分かれて、スピードを上げていきます。揺れもなく、乗り心地は満点です。
唯一の中間駅である七戸十和田を猛スピードで通過すると、左手には八甲田山の山並が見えてきます。


まもなく列車は、八甲田トンネルに突入。地上トンネルとしては、日本最長の26.5kmです。
しばらく闇の中を驀進したあと、地上に出る頃には、もう「新青森」到着のアナウンスがあります。


そして、列車が減速し、新青森に近づくと、右側には縄文遺跡として有名になった三内丸山遺跡の特徴ある建造物が車窓から見えます。


こうして八戸からは僅か24分で新青森到着となります。


新青森駅のホームでは、ミスねぶたや青森観光キャラクターのぬいぐるみが歓迎してくれました。


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