nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

『SLもおか』の団体旅行

2011-11-27 22:12:00 | 国内の鉄道
私が講師を務めた茨城県県西生涯学習センターの講座「鉄道旅行の楽しみ方」最終回は、実践編というわけで、地元の下館発の「SLもおか」に乗って終点・茂木まで往復しました。晴天に恵まれ、絶好の旅行日和。のんびりと汽車旅を楽しむことができました。

車内は超満員というわけではなかったので、2号車はほぼ貸切状態でした。車内販売も人気で、ワゴンは中々先へは進めません。特にSLカレンダーがよく売れたようでした。

途中、真岡などでゆっくり停車しながら進みます。僅かでもホームに降りると、のんびりできていいものですね。

↑西田井にて

およそ1時間半で茂木着。すぐにC12は転車台に乗って方向転換をするので、その見物です。
近くで見るか、駅舎2階から見るかは好みなので、二手に分かれます。写真を撮るなら2階からの方がおススメです。

帰りの列車までは自由行動ですが、2時間もないので、それほど遠くへは行けません。ほとんどの人が歩いて10数分のところにある「道の駅」で食事をしたりお土産を買ったりして過ごしました。広い敷地は紅葉黄葉が綺麗でした。

茂木駅へ戻りホームに出ると、SL列車が入れ替えをはじめました。

帰路は淡々と進みましたが、真岡駅での9分停車中には、こんな写真が撮れました。

SL風駅舎と本物のSLの組み合わせです。
下館到着でSLの旅は終了。真岡へ回送されるSLを名残惜しく見送ってお開きとなりました。
これを機会に何人かでも鉄道旅行のファンが増えると嬉しいですね。

秋田新幹線新型車両E6系の報道公開

2011-11-19 22:00:00 | 国内の鉄道
秋田新幹線の新型車両E6系が、19日に大宮で報道公開されるというので、申し込んで取材してきました。

まずは、仙台方面から到着するシーンを、雨にもめげず撮影しました。

E5系「はやぶさ」と併結して、東京~盛岡は320km/hで走るということで、雰囲気はE5系に似ています。


いよいよ車内へ。東京寄りの先頭車11号車から入ります。これはグリーン車。シートは青と茶を基調にした和風の車内です。

E5系と違ってグランクラスはないので、グリーン車が最高級車となります。
続いて普通車を見学。こちらは、秋田こまちをイメージさせる実りの秋らしい黄金色をモチーフとしたインテリアです。

面白いのは通路の床のデザイン。

田んぼの中のあぜ道をイメージして、稲穂が描かれています。

一通り見学して外に出ると、秋田名物「なまはげ」があいさつにやってきました。

そこへ東京発の「こまち」が登場。新旧の秋田新幹線車両の並びの実現です。

E6系の営業運転開始は2013年の予定です。今から楽しみですね。

イベント、講演、テレビ出演

2011-11-12 10:04:00 | 作家活動
『出張ついでのローカル線』発売と記念して、お台場の「東京カルチャーカルチャー」で「出張ついでのローカル線ナイト」というイベントが行われました(11月6日)。編集者の江守敦史さん、「新幹線の車窓から」の著者・栗原景さんとのトークショー、鉄道ファンでもあるシンガーソングライター・オオゼキタクさんをゲストに迎えて歌とトークを披露していただくなど盛りだくさんで賑やかなイベントでした。

当日の模様は、動画でご覧になれますので、所用でこられなかった方は、こちらをご覧ください。なお、イベントのおかげもあってか、『出張ついでのローカル線』は、増刷が決定しました。


先月後半から講演の仕事が相次いでいます。まずは、茨城県県西生涯学習センターでの「鉄道の楽しみ方講座」。JR水戸線、関東鉄道常総線それに真岡鉄道が集まる下館駅の近くです。講義は3回で、4回目は下館駅から真岡鉄道の「SLもおか」に乗車体験することになっています。月末のSL列車体験講座が楽しみです。

その間に、名古屋市熱田区の生涯学習センターでは単発の「ヨーロッパ鉄道旅行」入門講座がありました。せっかく名古屋まででかけたのですが、前後の日に所用があったため「ついで旅」はできずじまい。

せめてもの「ついで乗車」というわけで、行きは地下鉄桜通線に乗って大回り、帰りはJR熱田駅まで歩いて、初の熱田駅から乗車と、素直に地下鉄名城線を利用しないで、ささやかな「抵抗」を試みました(笑)。


突然の連絡で、テレビ朝日『アタラシーノ』という新しい深夜番組にゲスト出演することになりました。

17日深夜(正確には18日午前1時51分から)のオンエアで、タイトルは「鉄道のアタラシーノ」。東北新幹線「はやぶさ」やJR九州の観光特急「あそぼーい」「A列車で行こう」「海幸山幸」などを、面白おかしく紹介する番組です。市川寛子アナウンサー、お笑いコンビますだおかださん、それと専門家役の私の4人が、映像を見ながらトークするという内容です。11日夜に都内アークヒルズのスタジオ(サントリーホールの隣です)で収録してきました。かなり盛り上がりましたが、カットされる場面も多いことでしょう。どの程度映っているでしょうか?お楽しみに!
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=nodatakashi-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4840142785&ref=qf_sp_asin_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>



秘密の列車で行く東急長津田車両工場見学

2011-11-08 10:53:00 | 国内の鉄道
東急の広報関係者より「秘密の列車で行く長津田車両工場見学」ツアーの同行取材に行きませんかと誘われました。工場見学も興味深いですが、「秘密の列車」という言葉にそそられます。さっそく参加を表明。当日を楽しみにしていました。

「秘密」だからでしょうか、直前になって田園都市線梶ヶ谷駅集合との連絡。指示に従ってホームにでると、まもなく長津田方面から「秘密の列車」が回送されてきました。

種を明かせば、普段はこどもの国線(長津田~こどもの国)内だけを行ったり来たりしている専用車両Y000系が、珍しく田園都市線を走るというわけです。10両編成の電車が行きかう田園都市線内をたった2両編成の電車が走るという意外性。見学ツアーの参加者を乗せて、「秘密の列車」は、田園都市線内をノンストップで走ります。

長津田駅手前で、普段使っていないポイントを渡って直接こどもの国線へ乗り入れ。長津田~こどもの国間にある恩田駅を過ぎて一旦停車すると、バックして、恩田駅脇の草ぼうぼうの側線をゆっくり走って、直接長津田車両工場に入りました。

工場内にホームはないので、飛行機のタラップのようなものを使って降ります。こういう経験も貴重ですね。

工場内は、危険防止もあって全員ヘルメット着用です。まずは、20トンもある電車がクレーンでつり上げられるところを見学。軽々とつり上げられるのを見ると、歓声さえあがります。

この日は、みなとみらい線の電車が検査中でした。重い車両が軽々とつり上げられ、しかもかなりのスピードで上空を移動するのですから驚きです。

そのあとは、パンタグラフ、クーラー、台車といったバラバラになった電車の部品を検査している様子を見て回りました。

車掌さんが、ドアの開閉に使う部品は、実際に触って、スイッチを押してみました。子供さんたちは大喜びで開けたり閉めたりと、気分は車掌になったみたいです。


3時間ほどの見学ツアーは、あっけなく終了。鉄道グッズを買ったりした後、「秘密の列車」で長津田まで送ってもらって解散。工場までの行程と工場での見学の2つが楽しめる充実した企画でした。