nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

首都圏でSL特別走行(2)~大宮のC12

2014-05-26 11:51:00 | 国内の鉄道
秩父鉄道のフェアがあった1週間後の土曜日(5月24日)は、大宮で「鉄道ふれあいフェア」があり、JRの大宮総合車両センターが公開されました。各種車両の展示がありましたが、一番の目玉は、普段真岡鉄道を走っている蒸気機関車C12形66号機が煙を吐いて走るというイベント。しかも旧型客車を牽引するのです。幸い他の用はなかったので、朝から出かけました。

C12は、総合車両センターの大宮駅寄りからスタートして鉄道博物館脇までの1.7kmほどを往復します。旧型客車3両を引っ張り、帰りは最後尾に連結しているディーゼル機関車DE10が先頭に立ち、これを繰り返し、全部で6往復しました。

車両センターに到着したのが、10時半少し前。人だかりがしているところに向かうと、まもなく汽笛が響きました。立錐の余地もないほどの混み方でしたが、足元に潜り込めるところがあったので、かがんで何とか出発の様子を撮りました。


あまりの混雑ぶりに恐れをなして、車両センターを後にしました。どうせ混みあっているだろうと思いつつも、定番ポイントの工場裏踏切へ。しかし、意外に空いていました。「同業者」がいるにはいるのですが、車両センターの混雑ぶりに比べたら雲泥の差。以前のC58(目下「SL銀河」牽引機として活躍)やC61の試運転のときに比べても少ない感じでした。

2回目の出発の汽笛が鳴って、C12が近づいてきました。やがてフェンスのある区間を飛びだし、踏切へ。煙もかなり出てきて・・・。と思った瞬間、なんと上り貨物列車がのろのろとやってきて、みごとに被られました(泣)

一応、帰路の様子を撮って、この場を後にしました。


線路裏の小路を鉄道博物館方向に進み、道路と線路が立体交差しているあたりを物色してみました。鉄道博物館の広場の対岸で、なかなか良い場所なのですが、どうしたことか保線作業車がど真ん中に停まっていて、動きそうにありません。それで、その場は諦めて鉄道博物館の中へ。こんなとき年間会員はラクですね。敷地内南にある「てっぱく広場」の端で金網越しに撮ることにしました。この日に限って、入場料は800円なのですが、「同業者」は7~8人とすいていました。のんびり待って、こんな写真をモノにできました。




帰路のC12は、趣向を変えて、館内のレストラン付近から

食事をしばし止めて振り返っている家族連れが目立ちました。

そのあとは、鉄道博物館の定番スポットへ。ここも早めに向かったら誰もいませんでした。C12到着間際には10人ほどやってきましたが、その程度です。もっとも、フェンス脇には、いつの間にかかなりの人が集まっていました。



C12運転台の区名札は「鹿」となっていましたが、鹿児島機関区のこと?ちょっと意味不明ですが、お遊びだったのでしょうか。


今となっては、DE10と旧型客車との組み合わせも貴重なシーンとなってしまいましたね。

そういえば、真岡鉄道のC12が旧型客車を引っ張るのは久しぶりのことだったとか。NHK朝ドラ「すずらん」のロケ以来だったとも聞きました。それにしても日差しが強い一日で、シャツを腕まくりして撮影していたら、真っ赤になり帰宅後シャワーを浴びたらヒリヒリしました。

首都圏でSL特別走行(1)~秩父鉄道

2014-05-26 10:01:00 | 国内の鉄道
ここのところ、週末になると首都圏の「鉄道フェア」でSL(蒸気機関車)の特別走行が立て続けに実施されました。そのレポート第1弾は、秩父鉄道の「わくわく鉄道フェスタ」の模様です。

場所は熊谷(埼玉県)から秩父鉄道に乗って西へ10分ほどの「ひろせ野鳥の森」駅から荒川沿いの土手を歩いて15分ほどのところにある車両基地(広瀬川原駅)。初めて行きました。

車両基地に近づくと、お目当てのC58はすでにスタンバイ。様子を見ていると、ゆっくりと動き出しました。

ふだんは「SLパレオエクスプレス」として客車を引っ張っているのですが、今回のイベントは7両の貨車を牽引するのが目玉です。たとえ車両基地の構内限定とはいえ、動態保存蒸機が貨物列車を引っ張るのは珍しいですね。しばらくして、基地内に移動しました。

秩父鉄道の電車は旧国鉄101系が引退し、どうやら元東急の車両が主力となったようです。会場では、ギャラリーが殺到して混乱しないよう、入場制限し、手際良く順番に撮影できるよう取り計らってくれました。C58貨物が1往復するのを待って、いよいよ撮影ポイントへ。


その後も、色々な角度から撮ってみました。






秩父鉄道と言えば忘れてならないのは、貨物列車牽引用の電気機関車です。最近は、カラフルになりました。その並びも記念に撮影。


午後の早い時間にC58+貨物のイベント走行は終了。C58にはヘッドマークが取り付けられ、電車と並んで記念撮影となりました。


充分満足したので、土手から熊谷方面へ行く電車を撮影して、混まないうちに帰路につきました。


最近の活動から

2014-05-16 10:29:00 | 作家活動
前にお知らせしましたように、NHKラジオ第二の高校講座「コミュニケーション英語」という番組に、4回にわたってゲスト出演しました。たまたまLesson2_"Streetcars in my city"(私の町の路面電車)という内容だったので、それにあわせて20分番組の中ほどに設けられたcoffee-breakタイムで、路面電車に関する話を日本語でしたというわけです。

4回の放送は終わってしまいましたが、NHKのサイトでは、オンエアされた話を聴くことができます。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/radio/r2_commu-eng2/

各回の番組は5つのパートに分かれているのですが、それぞれ2つめのパートの最後の1分40秒ほどのところに収録されています。お時間のあるかたは、お聴きください。

最近、各出版社から雑誌の増刊号みたいなスタイルで鉄道特集本が出回っています。そのひとつ、洋泉社MOOK「最新! 鉄道ビジュアル大図鑑2014」が、発刊されました。いつになく、たくさんの記事(3本)と写真を提供しています。撮りたての「SL銀河」や蓄電池駆動電車「アキュム」の写真も掲載されています。

詳細は、こちら

MOOKの公式サイトは、こちら



このブログとは別に公開している「第2ブログ」一個人ブログ「大人のこだわり『乗り鉄』の旅」を更新しました。今回は、秋には新駅ができる「ひたちなか海浜鉄道」。乗車時間30分の小さな旅に出かけます。


これも、ご覧いただければ幸いです。

以上、近況報告でした。