nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

鉄道居酒屋キハで行われたインタビュー

2013-07-29 09:28:00 | 作家活動
毎月記事を連載している総合情報サイトAll About(オールアバウト)。その中のHuman Deptというコーナーに掲載するためのインタビュー取材を受けました。

インタビュー記事は、このほど掲載開始となりましたので、こちらをご覧ください。

インタビュー記事の写真を見ると、私が通勤電車に乗ってつり革につかまっているようなものが最初に出てきます。どこの電車の中?と思う人がいても不思議ではないのですが、実は、これ電車の中ではなく、都内中央区人形町にある鉄道居酒屋キハにお邪魔してロケしたものなのです。

キハは、下町の片隅にある小さな居酒屋なのですが、鉄道ファン向けのお店だけあって、なかなか凝っています。

まずは、看板が面白いですね。

JR東日本の駅名標をイメージした看板で、隣駅にあたる部分が、素面、そして次の駅が「千鳥足」。但し、読み方が「ほろよい」なのには笑ってしまいます。入ると、1階は狭い立ち飲みのカウンターだけですが、急な階段を上って2階に行くと、そこが通勤電車の車内なのです。つり革、そして中吊り広告もありますが、よく見るとオリジナルです。

キハという店名は、もちろんディーゼルカーの形式なので、電車ばかりではなく、ちゃんとディーゼルカーの模型も置いてありました。

このお店は、初めてではなかったのですが、いつもはアルコールが入って、細かなところまで観察していませんでした。こうして、お昼前に訪問して、素面で「仕事」をしたからこそ、店内の様子がしっかり分かったという次第でした。

ご参考までに、キハについては、こちらをご覧ください。

『週刊ダイヤモンド』と都内の鉄道写真

2013-07-16 13:35:00 | 国内の鉄道
ビジネス誌『週刊ダイヤモンド』には3カ月に一回ブックレビューを連載していることもあって、鉄道関連の特集があれば協力しています。7月16日発売の『鉄道新発見』でも、Part3「一味違う鉄道の使い方」で「テツに学ぶお得に鉄道を使う技」という記事を執筆しました。


これとは別に、ところどころでカット的に使う写真を提供したのですが、メインテーマは都市の鉄道ということで、都内の鉄道写真が必要でした。古い写真は資料的には価値があるのですが、こうしたタイムリーな記事では、今の写真のほうがいいので、半日、御茶ノ水や隅田川あたりに出没して何点か撮影しました。

まずは、御茶ノ水界隈にて、JRと地下鉄丸ノ内線が輻輳している様子の撮影です。電車は頻繁にくるのですが、タイミング良く重なってくれるのを待つには30分ほどかかりました。

この写真は採用されてp49に掲載されましたが、紙の雑誌では小さな写真になってしまい、ネット版では拡大してみることができます。

この間に、次の日(6日&7日)、両国発のイベント列車として使うために、中央線豊田電車区から回送中の115系が偶然出現。この付近では珍しい光景となりました。

その後、万世橋、浅草、と回って、最後は地元両国へ。隅田川を渡る総武線を撮影しました。

ありきたりの通勤電車ですが、よくみると千葉の「ゆるきゃら」ラッピング車両でした。この場所では、スカイツリーがよく見えないので、両国橋の上から真横のショットを写して、この日の撮影は終わりとしました。


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『大人の休日俱楽部』パスの旅、その2

2013-07-09 14:34:00 | 国内の鉄道
津軽線三厩訪問の翌々日、山形方面へ行こうと山形新幹線「つばさ」の指定席に乗って終点の新庄まで行きました。大人の休日俱楽部パスは、すでにモトを取っていたので気楽なものです。それでバチが当たったのか、新庄は相当激しい雨でした。かなり当てが外れて、やむなく陸羽東線の乗り鉄でお茶を濁し、古川、仙台経由ですごすごと帰ってきました。


これで終わりというのも癪ですので、パス有効期限の4日目、またまた出かけることにしました。といっても、全国的に雨模様ですし、再び新幹線に乗って東北へ向かう気力はありません。天気予報を見ていたら、神奈川県方面は時々曇り(といっても遠出をして熱海方面へ行ってしまうとかなりの雨)らしいので、横須賀線に乗ってみることにしました。そういえば、横須賀は行ったことがなかったのです。

終点の久里浜まで乗ったことはあるのですが、横須賀で下車したことはなかったので、ミニ散歩にはよかったと思います。予報と違って雨だったので、駅前のヴェルニー公園の中にあるヴェルニー記念館を雨宿りがてら見学、重要文化財のスチームハンマーについて初めて知りました。

そうこうしているうちに雨がやんだようなので、公園を散策。とくに興味はないのですが、軍艦の写真を撮ったりして、のんびり過ごしました。

先ほどの記念館の中で、横須賀の観光ビデオを見ていたら、横須賀線田浦駅のトンネルが貴重なものだと説明していましたので、鉄道ファンなら見ておかねば、と横須賀駅から電車で東京寄りに一駅戻って田浦で下車。ホームのはずれに古風なトンネルが口を開けて並んでいました。

この駅は、11両編成の電車が停車するときは、ホームが短いので電車1両分ほどがはみだしてトンネルの中で停まったまま。但し、4両編成の短い電車が多く、写真を撮るのはかないませんでした。しかし、このあたりの横須賀線は、逗子から東京方面の区間とは異なり、ずいぶんローカル色豊かです。ささやかなお出かけでしたが、雨にたたられた前日のうさが晴れたようで、満足して帰路につきました。

『大人の休日俱楽部』パスの旅

2013-07-08 18:35:00 | 国内の鉄道
東日本在住の旅行好きシニアには、すっかりお馴染となった『大人の休日俱楽部』パス。東日本&北陸用は、4日間乗り放題で17000円、ということは東京から新青森まで東北新幹線「はやぶさ」に片道乗るだけで元が取れてしまうという激安きっぷです。昨年までは、「はやぶさ」には乗れなかったのですが、今年からは若干値上げの上、乗れるようになりました。さっそく、「はやぶさ」で新青森まで乗車。所要時間は何と2時間59分、と僅か1分とはいえ3時間を切る時速320kmの高速運転。もはや、「上野発の夜行列車」で行くところではなく、余裕で日帰り旅行ができるとは驚きです。

さて、今回は、残り少なくなったJR東日本の未乗線区を制覇しようと、津軽線の末端区間、蟹田~三厩に乗ってきました。

新青森から函館行きの特急「スーパー白鳥」で蟹田まで。三厩行きの発車まで1時間ほどありましたが、蟹田駅や、通り過ぎる様々な列車の写真を撮っていたら、あっという間に時間が経ってしまいました。



↑太宰治の「津軽」の一節が書かれたモニュメントがホームに立っていました


蟹田~三厩は、単線の非電化区間なので、2両編成のディーゼルカーがのんびり走っています。今どき珍しい冷房なしのキハ40.国鉄時代からの車両です。進行方向右側が日影となるので、そちら側のボックス席のみが、各1人ずつ埋まる程度の混み方。そのうち数人は、私と同世代の一眼レフ持参の男ひとり旅。要するに、大人の休日俱楽部パス持参の鉄道ファンですね(笑)

中小国の先の信号場で津軽海峡線と分かれますが、途中でまた再会。北海道新幹線の工事現場の脇を通り過ぎ、山を越え、海が見えてくると三厩到着です。所要時間は40分。短いけれど充実した旅となりました。




この2日後から天気は悪くなり、晴れたと思ったら、とんでもない猛暑。いい時に旅ができました。