nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

リゾート列車『伊豆クレイル』の車両公開

2016-04-21 17:13:00 | ノンジャンル
7月から小田原と伊豆急下田の間で運転予定のリゾート列車『IZU CRAILE(伊豆クレイル)』。その車両が国府津車両センター(小田原市)で報道陣に公開されましたので、取材してきました。

車両は、元常磐線の特急「スーパーひたち」に使用されていた651系電車4両編成。外観も内装もリゾート列車用に改造されました。

よく見ると、車体には模様が描かれています。伊豆の海のさざ波や潮風をイメージしたようです。ロゴも貼られています。

いよいよ車内へ入ります。まずは1号車。海側の席は窓を向いたカップル席。これは伊豆急のリゾート21のシートを踏襲したものでしょう。山側は緑色の向かい合わせのテーブル席となっています。


2号車には座席はなく。カウンターがあります。アテンダントさんが飲食などの販売をしてくれるようです。

2号車の半分はラウンジで、車端部にデジタルサイネージ(電子看板)の画面があります。広々としたスペースはイベントや音楽の演奏などに利用されるようです。


3号車はコンパートメント(個室)車両。グループで食事したり出来そうです。ドアの代わりにのれんで仕切られます。



のれんのデザインは部屋ごとに変えるとか。他のデザインも楽しみですね。

4号車は、普通の座席車です。海側が青、山側が緑なのは1号車と同じです。4号車のみ駅の窓口で指定券が買えるとか。あとの車両に乗るには、びゅうの旅行商品を申し込む必要があるそうです。


まだ細目が決まっていない部分があるので発表を待ちたいと思います。今年の夏は、この列車に乗って伊豆に遊びに行きたいですね。

西武レストラン電車に試乗

2016-04-15 22:49:00 | ノンジャンル
西武鉄道の観光電車「西武 旅するレストラン 52席の至福」が4月17日にデビューしますが、それに先駆けて行われた報道関係者向け内覧会と試乗会に参加しました。

まずは、豊島園駅で行われた内覧会へ。4000系をリメイクした車両を初めて目の当たりにしました。


正面上の行先表示板のところには「52席の至福」を英訳した52 seats of happinessという表記がトランプの4つの記号をデザイン化したロゴとともに書かれていました。


内覧会では、レストラン車両に注目しました。天井に木を多用しているのは、隈研吾さんらしいデザインです。

ホームでは、アテンダントさんたちの記念写真を撮っていましたので便乗させてもらいました。


さて、試乗会です。電車は豊島園駅を出発。練馬駅の池袋寄りには引き上げ線があったので(知らなかった)、そこでスイッチバックして所沢方面へ向かいます。

所沢、仏子で10分近く停車。特急レッドアローに道を譲り、のんびり走ります。車内では、食事が運ばれ、コース料理を堪能します。



最後のデザートが終わったのは、正丸トンネル付近。のんびり走っていても、料理が終わるのは西武秩父到着間際になってしまうのですね。

西武秩父到着後、ゆっくりと車体を眺め、撮影することができました。




最後は、武甲山をバックに回送されていくレストラン電車を撮影して取材の終わりとしました。



走る美術館『現美新幹線』試乗会

2016-04-12 23:16:00 | 国内の鉄道
走る美術館「現美新幹線」の報道関係者向け試乗会に参加しました(11日)。
「黒い新幹線」とも言われますが、よく見ると編成はめまいがするような彩色です。現代美術なんですね。

試乗会は、越後湯沢⇒新潟⇒越後湯沢。新潟駅で20分ほど停車中に反対側のホームから車体を撮影できました。

車内は、6両編成すべて異なります。秋田新幹線「こまち」に使っていた車両を大改装したもの。号車番号は11号車から16号車までですが、15号車は立体的な現代美術が飾られていました。

11号車以外は、片側がソファー席、片側がギャラリーという構成です。
13号車にはカフェがあり、絵を見ながらケーキを食べ、コーヒーなどを飲むことが出来ます。

13号車の半分はキッズスペース。プラレールが置いてありましたが、これも現代美術のひとつなんだそうです。確かに窓付近などは芸術的ですね。

そして、越後湯沢寄りの先頭車である11号車は、元グリーン車のゆったりした座席が並んでいます。

シートの柄が芸術的なので、これだけ?と思っていたら、窓のブラインドに注目するよう言われました。そして列車がトンネルに入ると、ブラインドに模様が現れました。

なるほど、こんな仕掛けがあったのですね。これは芸術的なショーのようです。

丹念に見ていくと随所に仕掛けがあって、楽しめるようになっています。実にユニークな列車ですね。営業運転は4月29日から。今年の連休は、各地で面白い列車が登場します。



山手線の新型車両E235系

2016-04-10 10:43:00 | ノンジャンル
JR山手線の新型車両E235系に初めて乗りました。去年の11月30日にデビューしたものの、その日にトラブルでダウンし、修理点検のため表舞台から姿を消し、ようやく3月7日に再デビュー。1か月ほど経ったところで、記事の依頼があったので、撮影&乗車を試みたのです。

たった1編成しか走っていないので、偶然に出会うのは大変なことですが、「山手線なう」という便利な情報サイトがあるので、それを頼りに現在位置を確認。まずは、最短で出会えそうな駅ということで、西日暮里まで千代田線に乗り、山手線に乗り換えて駒込駅へ向かいました。2本ほど電車をやり過ごして待っていると、情報通りE235系がやってきました。

なるほど特異な前面ですね。さっそく最後尾車両に乗ってみます。荷棚の上方にずらりと並んだ電子広告(デジタル・サイネージ)が壮観です。

3つの画面が連動して1つの映像を流していました。

車端部は優先席ですが、片側はフリースペースで、車椅子やベビーカーが置けるようになっていました。床の色を変えているのが面白いですね。


時間の都合もあり、池袋で下車し、地下鉄丸ノ内線で東京駅へ。駅隣のKITTEの屋上庭園から東京駅に到着するE235系を撮影しました。ドアのところだけが山手線のシンボルカラーであるうぐいす色に塗られているのが分かりますね。

これにて取材は終了。帰宅して原稿を仕上げ、写真を添えて送信しました。

富士山ビュー特急、公開

2016-04-06 22:59:00 | 国内の鉄道
富士急行の新しい観光列車「富士山ビュー特急」(Fujisan View Express)が報道陣に公開されましたので撮影会(4月6日)に参加しました。

まずは、河口湖駅構内で外観の撮影会がありました。

これは、新車ではなく、小田急線に特急「あさぎり」として乗り入れていたJR東海371系を大改造したものです。デザイン担当は水戸岡鋭治氏。サイドを見ると、いかにも水戸岡デザインということが分かります。



撮影中に、フジサン特急が到着。かつて小田急線とJR御殿場線で活躍した2種類の車両が並びました。細かいところは異なりますが、雰囲気は似ていますね。


午後は、富士山駅に隣接した鉄道技術センター内で車内の公開がありました。

モケットの柄が何種類もあって、これまた水戸岡風です。

この列車の特色は1号車のテーブル席。この車両は富士急初の「スイーツ列車」なのです。

運転台のすぐ後ろは丸いテーブル席です。

サービスカウンターではアテンダントさんが笑顔で応対してくれます。


列車の営業開始は4月23日。また楽しい列車の登場です。