nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

最近のweb記事から

2019-03-30 18:09:00 | 作家活動
最近相次いで公開されたweb記事をご案内します。

まずは、東洋経済オンラインの連載記事。

養老や和銅、宝永…「元号」の付いた駅10選



続いて、NAVITIME Travelの記事

仙山線、途中下車の旅~観光地から秘境駅まで



最後は、連載「大人のこだわり『乗り鉄』の旅」の記事2本

最後の河口湖行き成田エクスプレスに乗車



城崎温泉駅から鳥取駅までローカル列車の旅



以上4作、お読みいただければ幸いです。
それぞれのタイトルをクリックすれば記事のサイトに飛べます。


スウェーデン南部の近郊電車

2019-03-21 19:48:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 1997年春、北欧編シリーズ第1弾

北欧=鉄道旅物語」の取材で、この年は春と夏に北欧の鉄道を取材して回りました。春は、珍しくSAS(スカンジナビア航空)を利用し、デンマークのコペンハーゲンから旅を始めました。そしてフェリーで対岸のマルメに渡りました(まだオアスン海峡のトンネルと橋はできていませんでした)。

まずは、マルメに連泊して、市内や近郊を旅したのですが、足となったのがPagatag(2つのaの上に○が付くのですが文字化けしてしまうので省略、正確なスペルは写真をご覧ください。)スウェーデンの国鉄に相当するSJの線路を借りて地元スコーネ地方が運行を担当している第3セクターみたいな鉄道です。紫色の電車2~4両編成でいくつものルートを走っていました。


マルメ中央駅では、高速列車や長距離列車を運行するSJに遠慮してか、構内の片隅に乗り場がありました。案内板がなければ途方に暮れたかもしれません。

電車にはロゴが描かれていました。こうのとりとマルメの頭文字Mをデザインしたようなしゃれたロゴでした。

この電車に乗って、大学都市ルンドや港町ヘルシンボリまで往復しました。





車内はクロスシートが主体。近郊型なので日本の新幹線普通車のように3人掛けと2人掛け。体格の良いスウェーデン人には窮屈なのでは?と思ってしまいました。

車内中央にロングシートがあるのが意外です。日本ならドア付近と相場が決まっていますから。

車体は2ドアです。改造して3ドアにできるのかも。それを見越してその部分だけロングシートにしたのかもしれませんね。

マルメ市内をうろうろして、駅に戻ろうとしたときに撮り鉄した写真も出てきました。走行写真です。

この電車はX11という形式ですが、2013年までに全車引退して、今はX61という新型電車に置き換わったとのこと。なお、電車の正面右上に書かれた名前は人名ですが、地元の名士や小説などに登場する架空の人物のこともあるとか。

<参考>
ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら


森下文化センターでの講座

2019-03-18 10:13:00 | 作家活動
5月から10月にかけて月1回のペース(8月はお休みです)で鉄道旅行入門講座を行います。
拙宅から歩いて行けるところにある江東区森下文化センターでの「鉄路の歩き方~鉄旅をもっと楽しもう!~」という講座です。


詳細なチラシがあります。

申し込み方法などは、チラシのウラに書いてあります。


申し込み期間は3月10日~24日です。
ネットでの案内は、こちら

申し込みは、無料の会員登録が必要ですが、
こちら
森下文化センターってどこ?という人にご案内。
都営新宿線森下駅、半蔵門線清澄白河駅からともに徒歩8分、
新宿駅から森下駅までは急行で13分、各駅停車で18分、
渋谷駅から清澄白河駅までは東京メトロ半蔵門線で23分と、意外に便利なところです。

申込者は順調に増えているようですので、ご希望の方はお早めに!


ヴェネツィアからフィレンツェへ

2019-03-08 17:55:00 | ヨーロッパの鉄道
1994年春のヨーロッパ旅行~イタリア編、デジタルアーカイブス、シリーズ第7弾

ヴェネツィアからフィレンツェへ向かいます。列車の発車時間まで余裕だったので、駅構内に停車している客車などを撮影しました。

オレンジ色のユーロフィマ客車は、オーストリア、スイスの各鉄道も所有していますが、これはFSの文字で分かる通りイタリア国鉄のもの。当時の鉄道模型では注目の客車のひとつでした。

イタリアのインターシティなど特急列車用の1等車。

ドイツ鉄道(DB)の客車を見ると懐かしくなるのは、ドイツに馴染んでいたからでしょう。おそらくブレンナー峠を越えてミュンヘンあたりから到着した客車でしょう。

当時は電気機関車の牽引する客車列車がメインでしたが、非電化のローカル線に直通するディーゼルカーも見ることができました。

さて、時間が迫ってきたので乗車します。まずは、ボローニャまで行く快速列車です。


ワンランク下の列車といえども、1等車は、さすがゆったりとしていました。


今と違ってフィルムの枚数を気にしながらの旅でしたから、途中の車窓などの写真はありません。列車は、パドヴァでミラノ方面へ向かう本線と分かれ、セメント工場のあるモンセリツェを通り、2時間ほどでボローニャ中央駅に到着しました。

↑ボローニャ中央駅の駅舎

ボローニャからは、イタリアの東海道本線とでもいうべき第1級の大動脈。今なら新幹線タイプの高速列車に乗るところですが、当時は客車編成のインターシティ(イタリア語では、インテルシティ)。列車名は「チェリーニ号」。メモには11両編成と書いてありました。アペニン山脈を長大トンネルで抜け、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノベッラ駅に到着しました。

古都にふさわしい重厚な駅舎を想像していたのですが、モダンな建物に拍子抜けしました。


<参考>
ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら

なお、ヴェネツィアからフィレンツェへの列車の旅は、拙著『ヨーロッパ鉄道旅行の魅力』(平凡社新書、2003年)に収録されていますので、合わせてお読みいただけると幸いです。
<iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?ref=qf_sp_asin_til&t=nodatakashi-22&m=amazon&o=9&p=8&l=as1&IS1=1&detail=1&asins=4582851738&linkId=4dfca9e40630796da9b208bbd3611bd8&bc1=ffffff&lt1=_top&fc1=333333&lc1=0066c0&bg1=ffffff&f=ifr">
</iframe>

『或る列車』乗車記第2弾&西九州取材の成果一覧

2019-03-06 17:52:00 | 作家活動
1月に取材したJRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」の乗車記第2弾が公開されました。
連載『大人のこだわり「乗り鉄」の旅』の最新作です。

「或る列車」で行く大村線・長崎本線の旅



第1弾『JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」で優雅な旅を楽しもう』(NAVITIME Travel)では、車内の様子、飲食の内容に重点を置いていましたが、今回はタイトルにもあるように、大村線・長崎本線の車窓をメインにご紹介しました。

2つの記事を読んでいただければ、「或る列車」長崎コースの全貌が把握できるかと思います。

1月16日~18日の西九州取材では、ほかにも成果を発表しています。

住む人と文化に触れた「松浦鉄道」佐世保旅


幸せの黄色い列車に乗って島原鉄道の旅


JR九州の「白いかもめ」普通車とグリーン車乗り比べの旅


記事を5本書いたので、何とか旅費を稼ぐことができました(笑)