nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

四国まんなか千年ものがたり

2017-05-07 19:55:00 | 国内の鉄道
新しい観光列車「四国まんなか千年ものがたり」。3両編成ですが、各車両ごとに車体の色が異なります。しかも、まんなかの車両は両側で色が異なるという凝りよう。

赤+青+緑、となっていますが、反対側から見ると

緑+白+赤(順番が逆になっていますので、真中だけが色が異なりますね)

赤=秋、緑=春、青=夏、白=冬

つまり、3両編成の両側を見ることによって、四季が体感できることになるようです。

そして、一般客が乗車前するに、取材ということで車内を撮影させていただきました。
まずは、赤い3号車。名称は『秋彩「あきみのり」の章』といいます。

レストラン列車なので、テーブル席主体で、秋の紅葉をイメージしたような雰囲気ですね。

隣の2号車は、『夏清「なつすがし」の章/冬清「ふゆすがし」の章』

料理を準備するダイニングコーナーがあり、座席はカウンター席。私の席は、この2号車でした。

最後の1号車は、『春萌「はるあかり」の章』

3号車と似たようなテーブル席ですが、色合いはライトグリーン、若草色主体で春のイメージです。3両に共通しているのは、古民家風の天井に鏡をはめ込み、ちょっと見には2階建て構造に見えることです。

実際以上に広い感じとなり、ゆったりした気分になる優れた空間にしていました。
一通り撮影が終わったところで、一旦車両から降り、ホームで待機します。

続きは、以下の記事をご覧ください。
観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の優雅な旅


四国の大歩危駅

2017-05-06 23:50:00 | 国内の鉄道
4月23日から25日まで、ある雑誌の依頼で四国へ取材に出かけました。最初の日は琴平に泊まり、翌日、まずは特急「南風」に乗って大歩危駅へ向かいました。



土讃線には、高知方面へ向かう時に何回か乗っているのですが、大歩危駅で降りたのは初めてです。駅舎は、こじんまりとしていますが、なかなか良い感じです。


仕事というのは、この4月から運行を開始したばかりの観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に乗って記事を書くことです。指定券は、すでに取ってもらってありますが、その乗車区間が大歩危駅から多度津駅まで。というわけで、早めに大歩危駅に到着した次第です。時間が少々あるので、行き来する列車の写真を撮ろうと思って周囲を見渡すと、駅のはずれにおあつらえ向きの陸橋がありました。吉野川も入るし、良いロケーションです。駅からかなり歩けば、名撮影地もあるようですが、それほどの時間はありません。1時間に1本の割で発着する特急「南風」を撮ってみました。構図を工夫すると、山の中で撮ったような感じに写ります。

各駅停車はディーゼルカー1両のみで、四国の動脈なのに、ちょっとさびしいですね。そうこうするうちに、多度津発の「四国まんなか千年ものがたり」が到着しました。この列車の折りかえしに乗ることになります。

その直前に多度津方面へ向かう普通列車が到着。さらに、その列車を追い抜く岡山行き「南風」も到着し、閑散としていた大歩危駅は3本の列車が並び賑やかな状況になりました。

では、坂を下って駅に戻ることにしましょう。