nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

出張ついでのローカル線

2011-10-28 16:03:00 | 国内の鉄道
拙著最新作『出張ついでのローカル線』(メディアファクトリー新書)が、ついに発売となりました。野暮用ついでに東京駅周辺の書店をのぞいてみましたら、八重洲ブックセンター5階では、新書新刊コーナーに4面陳列、ポップありと目立っていました。他の書店でも、新刊ですから平積みです。みなさん、ぜひ手にとってください(ご購入いただければ嬉しいです)。


本の詳細は、こちら

そして、11月6日には、東京・お台場「東京カルチャーカルチャー」で飲み会形式の出版記念イベントもありますので、ぜひご参加ください。
イベントの詳細は、こちら

出張ついでのローカル線といえば、昨日の茨城県筑西市での所用(生涯学習センターの講師)は、JR東北本線&水戸線ではなく、つくばエクスプレス&関東鉄道常総線で行きました。
守谷から関東鉄道に乗ったのは久しぶりで、トコトコ走るディーゼルカーには癒されました。たった1両のディーゼルカー。右手には筑波山が見え、沿線にはコスモスが咲いていたり、たわわに実った柿の木があったり。天気も良く、車内はポカポカ暖かく、ときどきまどろみかけたりしました。

下車したのは、下館の一つ手前の大田郷駅。降りたのは私だけでした。

予定より1本早い列車だったので、送迎車を待つ20分くらいで、しっかり駅ウォッチング。誰もいないホームでのんびり過ごしました。ローカル色たっぷりの駅ですが、スイカ・パスモ対応の改札機があるのは、首都圏だからですね。

そうこうしているうちに、下館方面から列車到着。

そして、本来乗るはずだった下館行きが到着して、この駅ですれ違い。列車を見送って「ついで旅」は終了しました(鉄道の日記念号のヘッドマークがついていました)。


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映画「RAILWAYS」第2弾「愛を伝えられない大人たちへ」の試写会

2011-10-25 21:13:00 | 国内の鉄道
映画「RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ」の試写会に行ってきました。

島根県の一畑電鉄の運転士になるという前作は見ていないのですが、今回の舞台は富山地方鉄道。三浦友和演じる定年間際の運転士が主人公です。


↑映画でも再三登場した電鉄富山駅

富山地方鉄道の電車が立山連峰をバックに走る光景、田園地帯を快走する姿、電鉄富山駅に到着するシーンなどなど、鉄道ファンにはこたえられない映像が続きます。富山地方鉄道だけではなく、富山ライトレールや地鉄市内軌道線の路面電車も登場し、バラエティに富んでいます。

しかし、この映画で表現したかったのは、人間の生きざま、それと夫婦の生き方についてであることは言うまでもありません。定年を迎えたらのんびり妻と旅行でもしたい夫、これから仕事をしてやりがいを求めたい妻。二人の思いはすれちがうという、この年代にありがちな設定ですが、同年代だけに身につまされます。

若い同僚運転士との話の中で、本当はカメラマンになりたかったのだけれど果たせず、生きていくために運転士になったと語る主人公。多くの人は夢をあきらめて生きていくのです。そういう意味では、今は好きなことを仕事にしてしまった私は恵まれています。

定年を迎える日、最後の乗務に就く主人公。沿線で彼の運転する電車を見送る娘夫婦。終着駅で主人公を出迎える妻。そこで夫婦の再出発を誓いあう二人。終着駅は始発駅でもあるという、鉄道を人生に見立てたシーンを見ているとじーんと来ました。

他にも様々なエピソードがありますが、それは見てのお楽しみということにしておきましょう。これは、鉄道ファンならずともお薦めの映画です。公開は12月3日。舞台となった富山では、それに先駆けて11月19日先行公開となります。


秋田内陸線『ごっつお玉手箱列車』

2011-10-24 10:48:00 | 国内の鉄道
先週の火曜日、日帰りで秋田へ行ってきました。秋から冬にかけて走る秋田内陸縦貫鉄道(通称「内陸線」)のイベント列車「ごっつお玉手箱列車」のプレス試乗会があったからです。沿線の農家のおばちゃんたちが作った手料理を車内で味わうという「ごちそう列車」(地元の言葉で「ごっつお」と言います)なので、走る時間帯は、お昼過ぎ。ゆえに、「こまち」往復で日帰り取材となったわけです。それにしても秋田日帰りなんて、新幹線があるからできるのですね。改めて、高速鉄道の威力を認識しました。

内陸線の始発駅は角館。内陸線の駅はJR駅の隣です。

本数が少ない内陸線ですから、「ごっつお玉手箱列車」は定期列車に併結です。すなわち、前1両が通常の定期列車、後ろ1両がお座席車両の「ごっつお玉手箱列車」」という2両編成。通り抜けできないようになっていて、「ごっつお列車」は予約なしでは乗れません。この日はプレス取材ということで、公募したモニター客にテレビ局が4社も車内の様子を撮影していました。

角館出発前から、はやくも地元のおばちゃんが、食材を配り始めます。列車が動き出し、駅に着くごとに、沿線のおばちゃんたちが乗り込んできて、新たな手料理をふるまいます。

新聞紙に包んだ栗なんて、素朴なもてなしに好感が持てます。出発後20分ほどで、テーブルの上は食材で一杯に。取材していると、食べるのが追いつきません(笑)。

その間にも、列車は北上を続け、マタギの里を経て、紅葉が綺麗な山中を進みます。途中、二か所ある渓谷にかかる鉄橋では最徐行して、車窓を楽しませてくれました。

角館から1時間20分で阿仁合着。内陸線は鷹ノ巣まで続きますが、「ごっつお列車」は、阿仁合が終点です。内陸線の本社と車両基地のある大きな駅です。カラフルな車両が何両か休んでいました。残念ながら、今回はここで折り返しです。また来て、内陸線の完乗を果たさなければ・・・。

↑阿仁合の駅舎  ↓阿仁合の車両基地


「ごっつお玉手箱列車」については、
http://www.akita-nairiku.com/info/topics/doc/2011101313030901.pdf

FMヨコハマ『トレセン』に出演しました

2011-10-14 09:28:00 | 作家活動
「鉄道の日」の前日、13日夜に行われたFMヨコハマ『tre-sen(トレセン)』の「鉄道王決定戦」。昨年に続いて審査委員長としての出演でした。

昨年の優勝者、昨年に続いての挑戦者2名、それにDJの光邦さんとは1年振りの再会。懐かしくも、あっという間の1年だったような気がしました。

昨年は、途中で控室で休憩する時間があったのですが、今年はほとんど休みなし。でも、出演しているとあっという間の3時間でした。今年は、駅メロなどの音関係のクイズが多かったようですが、ラジオの特性を生かした話題ということでしょうね。それにしても、皆さん詳しいですね。

番組内では、私の著書「旅が10倍面白くなる観光列車」(平凡社新書)、それと今月末に発売となる新刊「出張ついでのローカル線」(メディアファクトリー新書)も紹介していただきました。

今年の「鉄道王」は、J-POPバンドLiLiでキーボードを担当しているミュジシャンのHajimeさん。接戦の末の優勝でした。

番組終了後、記念撮影をしました。
チャンピオンのHajimeさんと。

参加者、スタッフの皆さんとの記念撮影。後列、左の制服を着ているのがDJ光邦さん。テレビだったら面白かったのにと思うと残念です(笑)。

来年も第3回があるようです。またまた新たな鉄道王が登場するのでしょうか?それとも・・・。

FMヨコハマ出演&安曇野の旅

2011-10-11 20:30:00 | 国内旅行
10月14日は「鉄道の日」ですが、その前日13日(木)19:00~22;00にFMヨコハマで「第2回 tre-sen鉄道王決定戦」が開催されます。その審査委員長として、私がゲスト出演します。昨年の好評(?)に応えての再登場。神奈川県在住の人は、ぜひお聴きください。都内でも神奈川に近いところでは聞けるようですから、お試しください。

さて、三連休の日、月と久しぶりに家内と泊まりがけで出かけました。春以来のことです。行き先は、朝ドラ「おひさま」の舞台だった長野県・安曇野。鉄分なしの旅行ですが、往復は「あずさ」です(笑)。

画面左上の台形状の山は有明山。この駅は安曇野の玄関口・大糸線の穂高駅です。

まずは、駅近くの碌山美術館へ。安曇野のシンボル的存在ですね。

でも、美術館のロケーションが線路際というのはよくありませんね。30分に一度くらい踏切の警報が鳴るので、ついついこんな写真を撮ってしまいます(笑)




2日目は、線路から離れて、安曇野をサイクリング。気が散らないので(笑)、一応まともな写真を撮りました。

「おひさま」のヒロイン陽子さんが自転車でよく駆け抜けた堤防脇を流れていた万水(よろずい)川。わさび農園へ行く途中でのスナップです。

わさび農園の中の水車小屋。これもテレビに登場したそうです。

安曇野と言えば道祖神。いたるところにありますが、これは30年以上前の朝ドラ「水色の時」で使われたもの。安曇野がドラマの舞台になったのは2回目でしたね。

あとは、「春は名のみの・・・」で知られた「早春賦の碑」を訪ねたりして休日を過ごしました。自転車に乗ったのは何年ぶりかなあ? 結構疲れました。