nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

ポケモン新幹線『スマイルエクスプレス』

2011-07-30 14:34:00 | 国内の鉄道
東北新幹線でポケモン新幹線『スマイルエクスプレス』が走り始めるのを記念して、上野駅で見送り式を行うので取材しませんか、とJR東日本の担当部署より案内をいただきました。
幸い、30日(土曜)は一日空いていたし、上野駅は30分以内で行ける距離でもあるので、朝食後出かけてみました。

上野駅発9時42分の新青森行「はやて161号」(東京駅発は9時36分)が、『スマイルエクスプレス』として運行されます。大震災後の東北に笑顔と元気を届けたいという趣旨で名づけられたそうです。

係員に誘導されてホームの東京寄りに行くと、やがてポケモンのキャラクターであるピカチュウの着ぐるみが、駅長とともに登場しました。まずは、報道陣にご挨拶です。

列車の到着が近付くと、列車にあいさつするため2人は報道陣にはお尻を向けて待ちます。

そして、列車到着。「こまち」と「はやて」がつながった長い編成です。


上野駅は停車時間1分と短く、あっという間に出発となりました。驚いている乗客たちに手を振るピカチュウと駅長さん。いつの間にか用意した横断幕も広げてのお見送りでした。

列車出発後、報道陣のリクエストに応えて、横断幕を見やすくしての記念撮影が行われました。(ホームに停車しているのは、後続の「やまびこ」です)


見送りセレモニーは、あっけなく終わってしまったので、そのあとは、地下3階コンコースにあるポケモンコーナーを取材しました。見送りの仕事を終えたピカチュウがやってきて、子供たちと記念撮影です。人気者ですね。

ポケモンコーナーには、お絵かきコーナーやポケモンのイラスト入り駅名標パネルの展示など賑やかです。



学校の夏休みもまだまだ先は長いです。小さなお子様連れの家族旅行は、「ポケモン新幹線」に乗って東北へ行くのが楽しそうですね。

楽しいイベント列車は全国でたくさん走っています。詳しくは、拙著『旅が10倍面白くなる観光列車』(平凡社新書)をご覧ください。
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東京の交通100年博

2011-07-26 21:06:00 | 作家活動
先日、TBSテレビの取材を受けましたが、それは「東京の交通100年博」にちなんだ路面電車に関するものでした。ところが、肝心の「100年博」には、まだ行っていなかったので、遅ればせながら出かけてきました。とはいっても場所は両国。拙宅から歩いて行けるので、散歩がてらの訪問でした。


展覧会ですから、写真撮影は原則禁止ですが、例外がありました。それは、屋外展示の車両2両です。
まずは、函館からわざわざ運んできた雪かき用の「ササラ電車」を見てみました。


「ササラ」とは竹製の箒(ほうき)のことです。原始的な用具ですが、これが一番効果がある上に、路面の舗装を傷つけないとのこと。今もって使われているわけです。で、なぜ都電100年博
と関係あるかというと、函館へ譲渡した元・東京市電気局の電車を改造したからなのです。言って見れば、久しぶりの里帰りというわけなのですね。よくぞ、帰省してくれた、といったところでしょうか。

もう1両は、往年の都電です。

懐かしい塗装ですが、車両ばかりでなく、写真左側の線路際の路地がノスタルジックです。昭和30年代と思しき看板や古びた下町風の再現。僅かばかりのスペースですが、中々秀逸でした。

屋外展示を見終わって、いよいよ博覧会会場へ。ここは原則撮影禁止ですが、一か所だけ、撮影OKな展示がありました。それは、ヨヘロ1形という電車を再現したモックアップ。ヨヘロ1形というのは、先ほどのササラ電車の改造前の姿だったのです。

本物ではないですが、うまくできていて、車内に入って記念撮影も可能です。結構、人が多くて、人の流れが途絶えるまで待って(といっても完全に無人にはなりませんでしたが)、何とかすっきりした写真を撮ることができました。

あとは、撮影はできませんでしたが、本物の電停看板やサボ(行き先表示板)、記念乗車券、模型など多数あって、十分楽しむことができました。

テレビ出演~TBS朝ズバッ&テレビ愛知

2011-07-20 09:27:00 | 作家活動
NHK BSアーカイブスに5日間ゲスト出演したことは、すでにご報告しましたが、その後、テレビの仕事が相次ぎました。

まずは、TBS「みのもんたの朝ズバッ!」。15日の朝、ちょっとだけ録画でコメントしたのですが、出演依頼があったのが前日の午後遅い時間。夕方は銀座で旅行作家協会の理事会と例会があったのですが、例会が始まるまでの僅かの時間に、スタッフが会場にやってきて収録となりました。テーマは都電&路面電車。14日から始まったばかりの「東京の交通100年博」にちなんでのものでした。


続いては、テレビ愛知での名古屋地区限定の番組収録。3月にオープンしたばかりの「リニア鉄道館」で、親子を中心に鉄道をテーマに繰り広げられる「教えて!メリ夫くん 課外授業」の公開録画でした。メリ夫くんというのは、テレビ愛知の番組で活躍しているマスコット・キャラクター。イルカの一種みたいです。

番組のステージは、リニア鉄道館の0系新幹線や381系「しなの」の前あたりにつくられていました。

私の出番は第2部「スーパー鉄ちゃん大集合」。珍しい特技やコレクションなどを持っている鉄道ファンを紹介するときに、アドバイザー的にコメントするという役回りです。
出番までかなり時間があったので、貸し切り状態だった館内をゆったり見学しました(当日は休館日)。

車両のまわりに人がいないすっきりした写真を撮れるなんて貴重です(笑)
また、いつもは満員であきらめてしまう「車掌シミュレーション」にもチャレンジ。運転シミュレーションはあちこちにあるのですが、車掌シミュレーションは、ここリニア鉄道館だけです。

運転よりは易しそうですが、ダイヤ通りにやるとなると、もたもたしてあせってしまいますね。

さて、番組は、菊池優アナウンサーの司会で進行。お笑いコンビTKOのお二人、鉄道アイドル斉藤雪乃さんとのトークで楽しく盛り上がりました。

番組終了後、斉藤雪乃さんとツーショットの記念写真を撮りました。2月に名古屋で行われた「鉄道フェスティバル」では出演日がずれてしまったのですれ違い。やっとお会いできたといったところでした(笑)

台風が接近していたので、急いで送迎車で名古屋駅へ。豪雨にもかかわらず、遅れずにやってきた「のぞみ」でその日のうちに帰京できました。

なお、テレビ愛知の番組の放映は9月の予定です。



東急田園都市線「伊豆のなつ号」

2011-07-10 11:13:00 | 国内の鉄道
東急田園都市線で、夏の伊豆観光をPRするラッピング電車「伊豆のなつ号」が走り始めました。7月9日に、その車内とたまプラーザ駅前でイベントがあるとの案内を広報関係者からいただき誘われましたので、暑い中でしたが取材してきました。

集合場所は、田園都市線の鷺沼駅。ホームで待っていると、渋谷方面から「伊豆のなつ号」がやってきました。

ここから観光プロモーションをするスタッフの方々と電車に乗り込みます。さっそくスタッフの方々が、うちわやパンフレットを乗客に配り始めました。

車内で注目の的となったのは、「ミス熱海梅娘」と「伊豆の踊り子」の2人です。笑顔を振りまいて、うちわとパンフレットを配り始めました。驚いている人もいましたが、中には携帯を取り出して写メールする人も。報道陣も加わって車内は熱気を帯びていました。



急行なので、17分で終点の中央林間着。車内を動き回って」イベントの撮影をしていたら、あっという間でした。到着すると先頭車の前で記念撮影です。

お二人にポーズを取ってもらって何枚も写真を撮っていたら、すぐに折り返し電車の発車時刻です。慌てて乗り込むと、後ろでドアが閉まって出発。今度は各駅停車です。

再び車内でうちわとパンフレットを配布するイベントがあり、26分かかってたまプラーザ着。イベント会場のある駅なので、ここで一行とともに下車します。

新5000系と並んだあと、伊豆のなつ号は、渋谷方面へ走り去って行きました。


たまプラーザ駅では、構内に伊豆観光のPRディスプレイが設置してあり、気分を盛り上げていました。

昼食休憩の後、駅前でのイベントが始まりました。

開始時刻には、熱心な地元の方々が列を作っていました。キャンペーンガールのお二人は暑さにもめげず、相変わらず笑顔でうちわとパンフレットを配っていました。ご苦労様です。
夏休みには、伊豆へ行ってみましょう。

参考までに、以前撮った伊豆急の写真を再掲します。「伊豆のなつ号」と同じ塗装の8000系(伊豆急の車両は海側がクロスシートに改装されています)と有名な「黒船電車」です。



何だか乗りたくなってきませんか?


<参考文献>
「伊豆のなつ号」のような全国のイベント列車については、拙著「旅が10倍面白くなる観光列車」(平凡社新書)をご覧ください。伊豆急の「リゾート21」も紹介しています。
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富士急レポート~富士山駅&下吉田ブルートレインテラス

2011-07-08 15:38:00 | 国内の鉄道
7月1日に富士急の富士吉田駅が改名されて富士山駅となりました。その改名式典を見学する機会があたえられましたので、出かけてきました。

テープカットは、富士山駅のデザインを担当したご存じ水戸岡鋭治さんやアルピニストの野口健さんも参加されていました。

そのあとの記念電車は「富士登山電車」が使われて、富士山駅を出発。直前には、「フジサン特急」も姿を現し、思わぬツーショットが撮影できました。

しかし、富士山駅とは・・・。思い切ったネーミングですね。


そのあと、二つ大月寄りにある下吉田駅に立ち寄りました。少し前に水戸岡さんのデザインでリフレッシュされたのですが、4月には何とブルートレインの寝台車が運び込まれて「富士」のテールマークを付けて展示されているのです。

他には、ボロボロになって放置されていた貨車もきれいになって展示されていました。

ちょっとしたミニ鉄道博物館ですね。そのあと、駅舎内にあるカフェ「下吉田倶楽部」で休んでいたら、デザイナーの水戸岡さんが登場。富士急広報の方の計らいで名刺交換させていただきました。少しだけお話しできたのですが、偉い方なのに気さくないい人でした。お会いできただけで、感激です。

なお、富士山駅と下吉田ブルートレインテラスについて、詳しいレポートをオールアバウトに書きましたので、ぜひご覧ください。

富士急行富士吉田駅、富士山駅に改名リニューアル
http://allabout.co.jp/gm/gc/382152/

富士急行下吉田駅にオープンしたブルートレインテラス
http://allabout.co.jp/gm/gc/382283/