ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス、1994年夏
ボン滞在後、列車でヴィスバーデンに向かいました。ドイツ中西部に位置するヘッセン州の代表的な都市はフランクフルトですが、州都はヴィスバーデン。バーデンという名のように温泉保養地としても知られています。それゆえ、中央駅の駅舎はフランクフルトにも勝るとも劣らない堂々とした建物でした。
ただ、鉄道路線の幹線からは外れた位置にあったので、当時は直通列車が少なく、その救済策として、ライン河沿いに走る南北のメインルートにあるマインツからWiesbadenCity号というInterCity連絡列車、JRの「リレー号」に相当する列車がピストン輸送で往復していました。
所要時間10分のミニ列車でしたから、小ぶりの電気機関車が客車3両を牽引。終点で機関車の付け替えを省くプッシュプル・トレイン(Pendelzug、Wendezug)でした。客車は特急用車両ではなく、近郊型客車を改造したもの。
3両のうち1両は1等車でした。マインツからのInterCity特急券を持っている人しか乗れず、結構空いていました。その後、この列車は廃止になり、フランクフルトとケルンを結ぶ高速新線が開業してヴィスバーデンからのアクセス路線ができたこともあり、今では、ICEがそれほど多くはないですが乗り入れているようです。駅もリニューアルされたとのこと、それ以後訪問していないので、どうなったのか知りたいものです。
ヴィスバーデンにはネロベルクという小山に登る登山鉄道がありますが、動力は電気ではなく、何と水力。何とも不思議な鉄道でした。こちらは、車両は変わりましたが、今でも健在のようです。
<参考>
ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら
ボン滞在後、列車でヴィスバーデンに向かいました。ドイツ中西部に位置するヘッセン州の代表的な都市はフランクフルトですが、州都はヴィスバーデン。バーデンという名のように温泉保養地としても知られています。それゆえ、中央駅の駅舎はフランクフルトにも勝るとも劣らない堂々とした建物でした。
ただ、鉄道路線の幹線からは外れた位置にあったので、当時は直通列車が少なく、その救済策として、ライン河沿いに走る南北のメインルートにあるマインツからWiesbadenCity号というInterCity連絡列車、JRの「リレー号」に相当する列車がピストン輸送で往復していました。
所要時間10分のミニ列車でしたから、小ぶりの電気機関車が客車3両を牽引。終点で機関車の付け替えを省くプッシュプル・トレイン(Pendelzug、Wendezug)でした。客車は特急用車両ではなく、近郊型客車を改造したもの。
3両のうち1両は1等車でした。マインツからのInterCity特急券を持っている人しか乗れず、結構空いていました。その後、この列車は廃止になり、フランクフルトとケルンを結ぶ高速新線が開業してヴィスバーデンからのアクセス路線ができたこともあり、今では、ICEがそれほど多くはないですが乗り入れているようです。駅もリニューアルされたとのこと、それ以後訪問していないので、どうなったのか知りたいものです。
ヴィスバーデンにはネロベルクという小山に登る登山鉄道がありますが、動力は電気ではなく、何と水力。何とも不思議な鉄道でした。こちらは、車両は変わりましたが、今でも健在のようです。
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