nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

東武スカイツリートレインの車内が大変身!!

2013-03-19 20:07:00 | 国内の鉄道
2012年10月にデビューした東武鉄道の展望車両「スカイツリートレイン」。走りだしてほぼ半年で、車内に特別ラッピングを施して「変身」しました。3月19日の団体専用列車が、そのお披露目走行というわけで、浅草から春日部まで乗車取材できましたので、レポートします。

まずは浅草駅で、スカイツリーの公式キャラクター「ソラカラちゃん」がお出迎えです。




車内に入ると、フロアにスカイツリーが描かれているのに気付きます。

面白いのは、スカイツリー名物「ガラス床」が再現されていること。本物は怖くてガラスの上には乗れなかったのですが、電車の床なら大丈夫です(笑)

ドアはスカイツリーのエレベータをイメージしたデザインになっていました。

4両編成それぞれにはテーマがあって、いずれもスカイツリーからの眺めでまとめているようです。電車に乗った時から、スカイツリーの展望台に上った気分が味わえるというコンセプトなのですね。

↑これは隅田川の花火です。

↑2号車は「展望台から見える山々」ということで、富士山のイラストもありました。

↑こちらは、日本橋などを描いた「江戸一目図屏風の世界」。落ち着いた車内となっていました。
このほか、スカイツリーのキャラクターがあちこちに描かれていました。愛嬌があって楽しい気分にさせてくれます。


一般の乗車は20日の「春分の日」から。すべての列車ではないですが、記念ポストカードを車内で配布するとのことでした。

ラッピングは6月30日までの予定。記念ポストカードの配布はなくなるまで、とのことですので、ご乗車はお早めに!

東横線に試乗

2013-03-18 22:31:00 | 国内の鉄道
渋谷駅が地下となり、副都心線との直通運転が始まった東横線の様子を取材してきました。
渋谷駅の駅名標。今までと違って、中間駅のものとなりました。

直通運転が始まったと実感できますね。

さて、まずは代官山へ。トンネルを抜けると、すぐに到着です。
ホーム降りて、次の電車の到着を狙ってみました。何と地下鉄車両がやってきました。

次に自由ヶ丘まで行きました。ここは各駅停車が特急や急行に追い抜かれる駅です。電車の並びが撮れるので、しばらく粘ってみました。

東急同士の追い抜き。急行川越市行きが各駅停車和光市行きを抜きます。
元町・中華街行きの緩急接続風景。左が東急の車両の各駅停車。右はメトロの車両による特急です。


武蔵小杉まで行って、また自由ヶ丘に戻って上りホームでの撮影。

左がみなとみらい線車両の各駅停車保谷行き、右は特急小手指(こてさし)行き。西武の車両です。それにしても、かつてはライバルとしてかなり激烈な争いをしてきた東急と西武ですが、相互直通でお互いの縄張りをものともせずに走りだしたとは、隔世の感がありますね。

しかし、渋谷方面へ向かう電車の行先は何種類もあり複雑怪奇です。慣れない人は大変なことになりそうですね。

なお、東横線の相互直通運転開始のレポートは、オールアバウトの記事にもしましたので、ご参照いただければ幸いです。

さようなら、東横線渋谷~代官山の地上区間

2013-03-16 09:17:00 | 国内の鉄道
東横線渋谷駅から代官山駅まで、地上区間のお名残り乗車をしたあとは、徒歩で戻りながら、この区間を走る電車の撮影をしました。

代官山駅周辺は、15日の終電(すでに日付が代わって16日)発車後に行われる線路切り替えに備えて、工事現場と化していました。

目玉と言うべき、JR山手線との立体交差地点。趣ある古風な鉄橋を渡る東横線と山手線の組み合わせですが、なかなか決まらず、数本の電車通過後、やっとモノにできました!


渋谷川沿いの高架区間は、ビルの谷間を行くいかにも街中らしい風情でした。




そして、並木橋あたりと渋谷駅発車後すぐにの道路をまたぐ風景。




渋谷は東急のターミナルということで、東横線と田園都市線が走っていますが、二つとも地下にもぐってしまって、16日からは陽光の下で東急の車両を拝むことはできなくなってしまったのですね。と思って、駅前のハチ公前に戻ってきたら、かつての「アオガエル」が目に留まりました。これが、渋谷の地上で見られる唯一の「東急の電車」でした(笑)


最終日の東横線渋谷駅

2013-03-15 22:50:00 | 国内の鉄道
記者会見と記念式典取材終了後、やはり気になるので東横線渋谷駅に行ってみました。予想通りのものすごい人出です。まずは、正攻法で、正面から駅に入ります。

改札口からsuicaをタッチして中へ入ると、人、人、人。

2番線の急行電車最後尾付近は人だかりがしていて、なかなか近づけません。

2番線の降車専用ホームは空いていましたが、立ち入り規制しているためです。何とか1枚モノにできました。

独特の天井から吊るされた看板には有難うの文字が。黄色は目立ちますね。

4番線にも電車が入ってきました。これに乗って、お隣の代官山までお名残り乗車をしようと思います。


なお、東横線渋谷駅については、拙著最新作『にっぽん鉄道100景』(平凡社新書)でも、とりあげています。
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東横線・副都心線相互直通運転記念記者会見と記念式典

2013-03-15 22:10:00 | 国内の鉄道
3月16日より、東急東横線と東京メトロ副都心線が相互直通運転を開始します。その記者会見と記念式典が渋谷のヒカリエで行われましたので、取材してきました。

まずは、2社(東急と東京メトロ)の社長記者会見。短い時間だったので、大手メディアが4社ほど質問して社長が答えるだけでおしまい。事前のうち合わせでもあったのでしょうかね。最後にお二人が固い握手して、相互直通運転をアピールしました。

次は、会場を移して記念式典です。司会は、かつてテレビ東京の「アド街」に出ていた八塩圭子さん。社長、国土交通省大臣の代理の挨拶の後、猪瀬都知事が壇上に立ちました。

「ミカドの肖像」の著者として、と前置きして、五島慶太の東急と堤康次郎の西武が相互乗り入れを始めるとは歴史的な出来事だと感慨深げに語ったあと、明日からは、同時に九段下の「バカの壁」(東京メトロと都営地下鉄の乗り換えを不便にしていた壁のこと)も撤去されます、と自己PRも。会場は爆笑の渦でした。

東横線の新しい渋谷駅となる地下駅をデザインした安藤忠雄さんの発声で乾杯。といっても報道陣は、飲まず食わずでただシャッターを押したり、ビデオカメラをまわしているだけでした。何と因果な商売なんでしょう(溜息)

「しばし、ご歓談を」という時間になったので、式典の取材はここまで。ホールを出ると、ヒカリエの9階の窓からは、今日が最終日となった東横線渋谷駅がよく見えました。さて、駅に行くとしましょうか。

ところで、式典のお土産をいただきました。東急線キャラクター「のるるん」が包みに描かれたチョコと相互直通運転の関連5社の車両イラスト付きのマカロンです。しゃれたお菓子ですね。