nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

西武鉄道新型特急車両発表会見に出席

2018-10-30 16:42:00 | 作家活動
西武鉄道より新型特急車両発表会見の案内が来ましたので参加することにしました。10月29日(月曜)午前、場所は芝公園の東京プリンスホテル。西武だから当然系列のホテルで開催ですね。このあたりには、ザ・プリンスパークタワー東京もあり、そちらはいくつもの会社の株主総会でよく行くのですが、東京プリンスは初めてでした。




まずは、西武の後藤会長の挨拶。その後、若林社長より新しい特急車両の愛称が発表されました。


愛称は、Laview(ラビュー)。
L=Luxury(贅沢)なLiving(リビング)のような空間
a=arrow(矢)のような速達性。Red Arrowを引き継ぐ想いもあるのでしょうね。
view=大きな窓から移りゆく眺望(view)
これらを組み合わせた造語です。

形式は001系。次の100年に向けての出発点である車両ということから、100を逆から表記し
001にしたとのこと。00には無限の記号をイメージし、無限の可能性という想いもあるそうです。
読み方は、ダブルオーワン・シリーズ。何だかスパイ映画(007=ダブルーオーセブン)みたいですね(笑)

実車は、日立の工場から小手指の車両基地に到着したばかりなので、画像が紹介されました。

(写真提供=西武鉄道)
ちょっとかわいい感じもします。何とも個性的なフォルムで、「いままでに見たことのない新しい車両」というキャッチコピーもよく分かります。

デザインを担当したのは、建築家の妹島和世(せじま・かずよ)さん。登壇して車両デザインに対する想いなどを聞かせてくれました。



次に、西武鉄道のCMに出ている女優の土屋太鳳さんが登場。ステージに運び込まれたLaviewの座席に座って妹島さん、さらには再度登壇した西武の会長、社長とLaviewへの期待などを話してくれました。土屋さんのことは、NHKの朝ドラ「花子とアン」「まれ」に出演したことしか知りませんでした。


最後は、フォトセッション。何パターンもありましたので、土屋太鳳さんがポーズを取ったものだけを紹介しておきます。






Laviewは、2019年3月から西武池袋線の特急「ちちぶ」「むさし」をレッドアローから引き継ぐ形でデビュー。徐々にレッドアローを置き換えていく模様です。地下鉄直通のできる仕様になっていますが、今のところ乗り入れの予定はないとのこと。西武新宿線への進出も未定のようですが、いずれは多方面での活躍が期待されます。まずは、来春3月の運転開始が楽しみですね。

ベルリン1990年夏

2018-10-23 19:19:00 | ヨーロッパの鉄道
1990年夏のヨーロッパ旅行、デジタルアーカイブス、シリーズ第20弾

統一直前のベルリン。市内はSバーン(旧国電に相当)とUバーン(地下鉄)でまわりました。
Sバーンは第3軌条集電なので架線やパンタグラフはありません。ずいぶん旧式の車両でした。







Uバーン(地下鉄)は、東京メトロ銀座線のモデルだけあって、色は似ています。どの路線も同じ色なので慣れないとまごつきます。東京のように路線ごとに色を変えるアイデアは秀逸です。


さて、ベルリン市内の各所の様子。珍しく私の姿が映っていました。まずはブランデンブルク門。統一を控えて工事中でした。

ベルリンの壁は、一部壊されましたが、まだまだ残っていました。

東西の境にあった検問所チャーリーポイント。すでに行き来自由で観光名所になっていました。


東側の目抜き通りウンター・デン・リンデン。


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートホール。奇抜なスタイルからカラヤン・サーカスと渾名されていましたが、これは大筋は今も変わらないような気がします。


きりがないので、この辺でおわり。

統一直前のベルリンへ

2018-10-16 16:43:00 | ヨーロッパの鉄道
1990年夏のヨーロッパ旅行、デジタルアーカイブス、シリーズ第19弾

ハンブルク滞在後、列車でベルリンへ。ドイツ再統一を2か月後に控えていましたが、まだ東西ドイツのままでした。

ハンブルク・アルトナ駅から乗ったベルリン行き列車は、東ドイツ国鉄のディーゼル機関車。ドイツのものというよりは旧ソ連製なので、いかにも共産圏の機関車というゴツい感じでした。

この当時は132形といっていました。西ドイツ国鉄は、電気機関車の形式は100番台、ディーゼル機関車の形式は200番台でしたが、東ドイツ国鉄は、電気機関車が200番台、ディーゼル機関車は100番台と逆でした。統一後は、DB(西ドイツ国鉄)がDR(東ドイツ国鉄)を吸収したかたちになり、東の機関車は改番されました。この132形も232形となりました。

ハンブルク・アルトナ駅に隣接して広大な車両基地があります。列車の車窓からは転車台のまわりに蒸気機関車ではなくディーゼル機関車がずらりと並んでいました。


ハンブルクの市街を抜け、平原を東へ進むと、やがて東西ドイツの国境が見えてきました。

監視塔もすでに有名無実で無人。列車が一旦停止したかどうかは、忘れてしまいましたが、検問などはなく、スムーズに東ドイツエリアへ入りました。西ドイツエリアに比べると、家屋は薄汚れていてどこか貧しさを感じさせました。同じドイツなのに、解放されると両国の差は歴然としていたのです。

途中駅で東ドイツの凸型ディーゼル機関車とすれ違いました。

我が国のDE10形タイプの機関車。後に212形と改番されたはずです。

現在、ハンブルク~ベルリン間は、高速列車ICEで1時間半ほど。当時は、たっぷり3時間はかかったような気がします。ベルリン市内は緑が多く、列車は、ゆっくりと市内へ入って行きました。
後日、ベルリン滞在中に撮影した走行写真です。


西ベルリンのターミナルはツォー駅Zooでした。英語のzooと同じで近くに動物園があったので、この駅名になりました。今はターミナルが2006年に開業した中央駅に移り、東京でいうと新橋のような駅になってしまいました。当時は、非電化で架線が張られていませんでしたので、空が広いですね。


何日かベルリンに滞在した後、西ドイツへ戻る列車には、東ベルリン地区にあったフリードリヒ・シュトラーセ(通り)駅から乗車しました。その列車は119形という、変わった風貌のディーゼル機関車重連でした。ホーム入線時の写真が残っていましたので掲載しておきます。




ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら

ハンブルクの鉄道情景

2018-10-10 17:45:00 | ヨーロッパの鉄道
1990年夏のヨーロッパ旅行、デジタルアーカイブス、シリーズ第18弾

北ドイツの大都会ハンブルクの鉄道情景。まずは中央駅(Hauptbahnhof)。雨上がりの駅前には、市内観光用の列車風乗り物が待機していました。

この当時のホームの駅名標です。

中央駅から外に出て市内を歩いてみました。街の中心部にはアルスター湖があって市民の憩いの場所になっています。中央駅からアルトナ駅に向かうDB(ドイツ連邦鉄道=当時)の幹線が湖を横切っていました。列車が頻繁に通過するので、少し待っているだけでも何カットも撮れてしまいました。

103形電気機関車の牽引する急行列車InterRegio.

貨物列車もやってきました。

ハンブルクの西部にある終着駅アルトナ駅。行き止まり式のターミナル駅で、車両基地も隣接しているのでホームの端に立っているだけで退屈しません。

103形電気機関車の牽引するインターシティInterCityはアルトナ駅が終点です。


デンマーク国境方面への路線は非電化なので、ディーゼル機関車牽引で発着していました。

FMヨコハマ「鉄道王決定戦」

2018-10-09 23:47:00 | 作家活動
恒例のFMヨコハマTresen(トレセン)鉄道王決定戦。第1回目から審査委員長として出演していますが、9回目ということは9年間も続いているのですね。

10月8日の午後3時から7時まで4時間の生放送。といっても、ぶっ通しではなく、音楽やら、ニュース、道路情報などでちょくちょく中断しますから、正味の出演時間は、それほどでもなく、クイズも様々な形式がありましたので、いつもながら、あっという間に終わってしましました。

スタジオ内の写真をアップしておきましょう。




DJは昨年と同じく、植松哲平さん、アシスタントはSakuさん。
クイズ出題者は、第1回から山川智也さん

私の今年のリクエスト曲は映画「オリエント急行殺人事件」(1974年版)のテーマ曲でした。


番組終了後に、いつもと同じく記念写真に収まりました。


来年は、いよいよ第10回です。