nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

最近の執筆活動から

2012-05-31 20:45:00 | 作家活動
春先から準備していた企画が相次いで形となりました。
その中で、特筆すべきは、メンズファッション&ライフスタイル誌の月刊「Free & Easy」の企画でしょう。とにかく鉄道旅行というのは、鉄道や旅関係の雑誌での企画というのが多く、次いで中高年向けの雑誌の旅企画、それと一般誌と続き、ファッション誌というのは、私とは縁がなかったからです。それでも、夏の特別企画ということで、題して「もう一度『少年の旅』に出かけよう」が提案され、その一環として「鉄道の旅」を取り上げるようになったようです。

内容は、私へのインタビュー形式で、鉄道に目覚めたきっかけ、文章を書くようになった経緯、そして初夏のおススメの旅ということで東北を走るJR五能線を取り上げました。ファッション誌らしく、私の旅ファッションをモデルみたいに撮影した写真も2枚掲載されています。「本物」より「かっこいい」と一部では評判になっています(笑)ので、ご興味のある方は、ぜひ雑誌をご覧ください。ちなみに、p46~p51です。

まもなく東京駅の赤レンガ駅舎がリニューアル・オープンとなります。それを記念して出版されたのが洋泉社ムック『徹底図解!! よみがえる東京駅』です。開業時の写真や資料も掲載され、なかなか充実した本となっています。

私が執筆したのは、
『東京駅と辰野金吾』『東京ステーションホテルの盛衰』の2章です。

最後に、『とことん知っ得!! JR利用術』(自由国民社)。川島令三さんをはじめとする鉄道関係の著作で活躍している十数人の共著です。
私が担当したのは、鉄道名所①~⑤。三大車窓、ユニークな駅舎、東西南北の果ての駅などについて執筆しました。


とりあえずは以上ですが、これで終わりではありません。夏にかけて、雑誌の企画がまだまだ続きます。お楽しみに!
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JR釜石線を走る『SL銀河ドリーム号』

2012-05-27 10:55:00 | 国内の鉄道
東北復興支援の「いわてデスティネーションキャンペーン」。この一環としてのイベントのひとつが「SL銀河ドリーム号」の運転です(6月2日から17日までの週末運転で、土日の2日かけて、釜石まで1往復します)。その試運転の模様を取材してきました(5月23日)。この日は、地元の招待客を乗せた試乗会でもありました。

さて、東北新幹線新花巻から釜石線に乗り換えて、宮守まで。釜石線の前身岩手軽便鉄道を走る汽車を見て宮沢賢治が『銀河鉄道の夜』をイメージしたといわれているので、それにちなんで釜石線各駅には、それにちなんだ愛称が付けられています。

宮守駅は『ガラクシーア・カーヨ』。エスペラント語で、銀河のプラットホームという意味だそうです。ここで降りたのは、歩いて10分ほどのところに有名な「めがね橋」(正式名「宮守川橋梁」があるからです。この橋を渡る夜汽車を見て、宮沢賢治は銀河鉄道の夜を構想したのでは?と、よく言われている場所です。

橋の手前には「道の駅みやもり」があり、敷地内の公園から簡単に撮影できます。それゆえ、人気スポットであり、平日の試運転にもかかわらず、すでにギャラリーは多数詰めかけていました。

待つこと1時間。定刻に宮守を出発する汽笛が山間に響き、まもなくD51形498号機にけん引された列車が「めがね橋」を渡ります。








橋を渡り終わった後は、山の中へ姿を消しましたが、後を追っていくと、山の中に少しだけ雄姿が見えました。

「めがね橋」はゆるやかな上り勾配となっていますから、確かに夜だったら、天空を駆ける汽車に見えることでしょうね。

見送ったあとは、「道の駅」で遅い昼食を摂り、売店で地元のお土産を買って、僅かですが岩手県復興に貢献しました。

本番は訪問できるかどうか分からないけれど、きっと大賑わいでしょうね。

このようなイベント列車に関しては、拙著『旅が10倍面白くなる観光列車』(平凡社新書)をご覧ください。
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一足早く東京スカイツリーへ

2012-05-17 22:23:00 | 国内旅行
5月22日のオープンを前に、東武鉄道関係者のはからいで「開業祝」の見学会に招待されましたので、喜び勇んで出かけてきました。

とうきょうスカイツリー駅(旧業平橋駅)は、3月の改名時以来でしたが、すっかりきれいになっていました。まだ警備が厳重な入口で招待状を渡して中へ。4階にある展望デッキへのエレベータ乗り場は天井が洒落ています。

外は見えず、静かに上昇してあっけなく地上350mにある「天望デッキ」へ。窓から外を見るまでは、高いところへ着いたのだという実感が湧かないほどでした。



窓にへばりつくようにして外を眺めます。自宅のある南方向を見ますが、ちょっともやっているようでした。

ほぼ、真下の浅草方面は良く見えます。隅田川、それに東武線の線路。鉄道ファンなので、どうしても線路や電車に目が行ってしまいますね(笑)


一方、こちらは曳舟駅。ちょうど特急スペーシアが通過中でした。


スカイツリーの影が映っていました。

カフェーで一休みしたいところでしたが、オープン前なので営業していませんでした。残念!

2周ほどして堪能したので、エレベーターでさらに上を目指します。エレベーターの箱の上がオープンとなっていて、なかなか迫力があります。

「天望回廊」は、ゆるやかなスロープになっています。



そして、最高地点へ

ここの内側には不思議な空間がありました。

ここからの眺めはこんな感じです。↓

再びエレベータで下へ降りて、最後は340mフロアにあるガラス床を見学。大丈夫だと分かっていても、ガラス板の上に乗るのは勇気がいります。高度恐怖症の人は避けた方が無難でしょう。私も実は・・・・。

写真上方に他人の靴が映っているので、状況はおわかりでしょうか?

ともあれ、有意義な体験でした。次回は、ゆっくり上ってカフェにも立ち寄りたいところですが、しばらくはチケット買うのも大変そうですね。

岡山電軌の「たま電車」ほか

2012-05-16 22:28:00 | 国内の鉄道
前回レポートしたMOMO乗車後は、清輝橋線と東山本線との分岐電停柳川から「たま電車」に乗りました。「たま電車」というと和歌山電鐡ですが、和歌山電鐡に100%出資しているのが岡山電気軌道なので、PRを兼ねて岡山でも走っているのです。

車両は路面電車なので和歌山の車両とは違いますが、イラストは水戸岡さんが描いた同じものを使っています。車内も同じような雰囲気です。ただ、狭い車内なので、和歌山のような奇抜な座席はありませんでした。

天井も凄いことになっていました。

シートのモケットは途中で別の図柄となり、変化を持たせています。




水戸岡デザイン車は、別にKUROという元東武日光線の古い電車があります。これは撮影しただけにおわりました。「黒」は岡山城の別名が烏城だからですね。


そのほか、他の都市の路面電車同様、広告電車はバラエティに富んでいて、見ているだけでも退屈しない岡山電軌でした。




なお、和歌山電鐡の「たま電車」については、拙著『旅が10倍面白くなる観光列車』(平凡社新書)をご覧ください。
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岡山の最新型低床式路面電車MOMO

2012-05-15 20:16:00 | 国内の鉄道
先週、2日ほど岡山周辺の鉄道を取材してきました。その目的の一つが岡山電気軌道、いわゆる岡山の路面電車です。ユニークな電車が多種走っていて興味が尽きないのですが、まずは最新型の低床式路面電車MOMOに乗ってみました。

岡山電軌のサイトには、各種電車の発車時刻が出ているので便利です。それを見て岡山駅前電停で待っていると、予定通りMOMOがやってきました。運転士から400円の一日乗車券を買って、席に着くと発車。平日の午後でしたから車内は空いていました。

木をたっぷり使った落ち着いた車内。洒落た椅子ですが、クッションがないので、ちょっとお尻が痛いです。でも乗車時間は終点まで10分ほどですから問題ないのでしょう。JR九州の列車デザインで有名になった水戸岡鋭治さんの作品です。水戸岡さんは岡山出身なので、かなり力を入れてプロデュースしたようです。ちなみにMOMOという愛称は、もちろん岡山の名産「桃」にちなんだものですね。

MOMOに乗ることだけを目的にしていましたから、行き先は見ていませんでした(笑)。二つ目の柳川で右折して南下。岡山市街の中心部を走って10分ほどで終点の清輝橋にあっけなく着いてしまいました。そのまま戻るのも何なので、MOMOを撮影しながら見送りました。

別の電車で柳川に戻って、もうひとつの路線の終点・東山へ。近くの横断橋から様々な車両を撮影していたら、もう1両のMOMOであるMOMO2がやってきました。

見た目は先ほどのMOMOとほとんど同じでしたが、乗りこんでみてびっくり。これは、路面電車という範疇を超えています。何とテーブル席ではないですか!

先ほどのMOMOは椅子が木製でお尻が痛かったですが、今度のはクッションがあるので快適です。それにしても食堂車といった感じ。この車両を使って週末夜の「ワイン電車」を走らせているのですね。

水戸岡さんのアイデアには驚くことばかり。この車両に毎日乗れる岡山市民が羨ましいですね。
あっという間に終点・岡山駅前電停に戻ってきましたが、降りるときに前の車両をのぞいてみたら、こちらはインテリアが黒。白と黒とを使い分けるとは、さすが水戸岡さんです。

最後にMOMO2の記念写真を撮って終わりとしました。



なお、水戸岡さんのデザインした車両については、拙著『旅が10倍面白くなる観光列車』(平凡社新書)をご覧ください。
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