nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

連載「テツ道のすゝめ」ヨーロッパ編

2015-10-28 12:18:00 | 作家活動
中日新聞、北陸中日新聞、東京新聞で10月5日から連載を始めた「テツ道のすゝめ」。10月26日からはヨーロッパ編が始まりました。今週はヨーロッパ一色で、特別に31日土曜まで連日掲載です。

27日は、ヨーロッパ第2回目で「欧州ターミナル駅」

パリやフランクフルト、ミラノといった大都会に欠かせないターミナル駅について書きました。

後半では、終着駅の雰囲気たっぷりの出会いと別れ、とくに男女が熱い抱擁を交わしているシーンについて触れました。そのエピソードとして、ドイツの権威ある図解辞書のことを書いたのですが、見たことがない人も結構いらっしゃるようなので、ここで紹介しておきましょう。

ドゥーデンというのが辞書のタイトルです。

この世のありとあらゆる用語を図解で解説している本で、その中に駅のページがあります。

列車、ホーム、小さな設備に至るまで、事細かく説明しているのですが、Abschiedskuss(別れのキス)という用語が「専門語」として挙げられているのには笑ってしまいます。それもかなり大きな扱いですね。これは2005年版ですが、1992年版は、モノクロページで、下記のような小さな扱いでした。

図の右端52番ですが、見つかりましたか?列車の前で抱擁しているカップル。控え目な扱いだったのですが、10年後には何故か大きく取り上げられるに至りました。

まじめな辞書の編集のちょっとしたいたずら?いやいや駅にまつわる欠かせない重要な用語になったのでしょうね。

緑の京王線車両と高尾山口駅

2015-10-18 15:47:00 | 国内の鉄道
八王子の京王線めじろ台駅近くに所用がありました。予定より早く終わったので、ちょっと新装なった高尾山口駅でも見てこようという軽い気持ちでホームへ。すると全くの偶然ですが、最近登場して話題になっている「緑の京王線」、高尾山をイメージしたラッピング車両がやってきました。

高尾駅で車内はガラガラになったので、写真を撮ってみました。座席のモケットも新しくなったみたいです。

めじろ台から僅か7分で終点高尾山口駅到着。ホームで、ラッピング車両のサイドを観察。春夏秋冬季節に合わせた山のイラストが描かれていました。



駅の裏手には温泉施設ができていました。10月27日オープンとのことです。当日は利用できなくて残念です。

せっかくだから駅の外に出てみました。建築家の隅研吾氏デザインの新装なった駅舎は斬新です。高尾山の杉並木にちなんで、杉材を多用したとのことです。



再び駅構内へ。

さきほど乗ってきた緑の電車が発車していきました。後追いで撮影。

このあと、20分後の新宿行き特急に乗車。緑の電車とは再び遭遇できないかな?とタブレットにインストールしてあったデジタル時刻表を調べてみました。

緑の電車は、16時51分新宿着。私の乗った電車は17時11分に新宿着です。緑の電車は、17時ジャスト発の特急で折り返すはず。このあたりの列車ダイヤは、20年以上、京王沿線の学校に勤めていただけに分かります(笑)

新宿~明大前間の特急所要時間は約5分ですから、私の乗った電車が明大前に到着すると同時くらいに、緑の電車も明大前到着。写真を撮るのは無理そうです。

特急は調布~明大前間はノンストップですから、特急を調布で降りて、後続の快速本八幡行きに乗換。快速停車駅は、つつじヶ丘、仙川、千歳烏山、八幡山、桜上水、下高井戸です。すでに薄暗くなってきましたから、なるべく新宿よりがベターです。桜上水ですとすれ違う地点かな?ということで八幡山で降りてみました。

ホームの先端に急ぐとすぐに下り電車が到着。これは各駅停車で、八幡山で特急の通過待ち。間髪入れすに特急が近づいてきました。各駅停車が気持遅れていたためか、徐行運転で通過。暗かったので鮮明な写真は撮れませんでしたが、何とか緑の電車に再び会えました。

めでたし、めでたし。行きがけの駄賃にしては上出来でした。

FMヨコハマに出演

2015-10-14 14:57:00 | 作家活動
毎年恒例となったFMヨコハマの番組”Tresen+”の「鉄道王決定戦」。10月14日「鉄道の日」近辺の休日にオンエアされます。今年で6回目。私は、初回から審査委員長として出演していて、今年もオファーがありました。委員長といっても、審査委員は私だけなのです(笑)

FMヨコハマのスタジオは、ランドマークタワー内にあるので、JR桜木町駅で下車。すっかりきれいになりました。

集合時間よりずいぶん早く着いたので、快晴だったこともあり、みなとみらいを散策。日本丸が特別に帆を広げ、美しい姿を見せてくれました。「総帆展帆」の日は月に2日ほどですから、ラッキーでした。



時間になったので、スタジオへ。番組は午後4時から始まりました。予選を勝ち抜いた参加者は7名(女性1名)。DJの光邦さん、出題者の山川さん、それと私の10名が狭いスタジオ内にひしめいていました。

番組は午後8時までの4時間。長丁場です。もっとも、ニュース、道路情報、CM、音楽など中断も多いので、休み時間が適宜あり助かります。

途中で、私のインタビューコーナーがあり、今年は目下連載中の東京新聞&中日新聞連載の話がメインとなりました。ちなみに、今年のリクエスト曲は、ヨハン・シュトラウスのポルカ「観光列車」。運動会のBGMとして有名です。クラシック曲のリクエストは初年度の「ハイケンスのセレナーデ」(ブルートレインの車内チャイムとして有名)以来でした。

番組終了後は、恒例の記念撮影。終わってみれば、あっという間の4時間でした。


<参考>私のリクエスト曲「観光列車」が収録されているCD。お気に入りの指揮者カルロス・クライバーが指揮したニューイヤーコンサート1992のライブ録音で、観光列車演奏中に、クライバーは昔の車掌が使ったラッパを指揮台で吹いて、会場を沸かせました。
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鉄研OB会~流鉄&竜ケ崎線

2015-10-12 09:19:00 | 国内の鉄道
10月14日は「鉄道の日」。その近辺で鉄道にかかわる様々なイベントがあります。都立H高校鉄道研究部OB会もそのひとつ。四半世紀前に私が勤務していた学校で、鉄道研究部の顧問だったのです。

今年は、流鉄流山線と関東鉄道竜ケ崎線というマニアックな小さい鉄道を訪問するとのことで、まずは集合場所の馬橋駅(千葉県松戸市)へ。東京メトロ千代田線の電車が、そのままJR常磐線各駅停車となり、松戸駅から2つ目の駅です。

集合時間よりもかなり早く着いたので、JR馬橋駅のホームから、行きかう電車を撮影してみました。すると、常磐線では見慣れない車両が通過していきました。

普段は、東海道本線で伊豆方面への「踊り子」として活躍している185系電車です。たまたま臨時の我孫子発伊豆急下田行きの「踊り子161号」が運転される日だったので、車両基地から始発駅の我孫子まで回送(送りこみ回送といいます)として走っていたものです。上野東京ラインが開通して可能となった列車ですね。

さて、時間になったので、常磐線の脇にある流鉄流山線のホームへ。首都圏の駅では、今どき珍しく自動改札ではありません。もちろんSuica、PasmoといったIC乗車券も使えません。

流鉄の1日乗車券を購入し、いざ流鉄のミニトリップに出発です。

元西武鉄道の電車に乗って、ガタゴト揺られ、15分ほどで、あっけなく終点流山到着です。

駅近くの陸橋から電車を撮ったり、ホームから良く見える小さな車両基地を眺めたり。ただ、これだけで戻るのも何なので、駅近くの新撰組近藤勇陣屋跡へ。

H高校の裏には、同じ新撰組の土方歳三の墓がありましたから、ちょっとした縁を感じました。

昼食後は、流鉄で戻り、馬橋の手前の幸谷(こうや)で下車。マンションの1階が駅になっているという面白い構造です。


幸谷駅の目の前がJR新松戸駅。常磐線に乗り換え、柏、取手経由で佐貫へ。関東鉄道竜ケ崎線に乗ります。駅は、常磐線の駅の脇にあるホテルの1階。これもユニークですね。


30分に1本の列車(ディーゼルカーです)発車まで時間があったので、駅近くの踏切で到着を待ちました。やってきたのは、週末限定で走っているレトロな車両。ラッキーでした。


乗れば、あっけなく7分で終点竜ケ崎。駅近くの陸橋から発車や車両基地への回送などを撮って楽しみました。


盛りだくさんの内容で、あっという間に夕方に、流れ解散となりましたが、柏からちょっとだけ東武野田線に乗り、流山おおたかの森駅からTXこと「つくばエクスプレス」を利用して帰途につきました。

新聞連載、いよいよスタートしました!!

2015-10-05 17:06:00 | 作家活動
中日新聞および東京新聞夕刊の連載「テツ道のすすめ」が今夕スタートしました。


記念すべき第1回は豪華?カラー版。
私の鉄道趣味の原点である中央(西)線の蒸気機関車D51についてです。半ば趣味の自己紹介を兼ねた回とも言えます。

タイトルのロゴもカラーです。


第1回なので、最後に連載の抱負と執筆者プロフィールが入りました。


中日新聞、北陸中日新聞、それに東京新聞の販売エリアの皆さま、ぜひ紙面をご覧ください。
年末まで、月曜から金曜まで、祝日をのぞいて毎日掲載されます。