5月7日は「コナモンの日」です。「コナモン」とは「粉もん」のこと。小麦粉や、米粉、とうもろこし粉、豆粉などなど、さまざまな粉をベースに作られた食べ物は全て「コナモン」だそうです。 5月7日を、日本コナモン協会が「コナモンの日」として制定しました。由来は五(こ)七(な)で「こな」の語呂合わせから、この日になりました。
ところで、群馬県は冬季の日照時間が長く乾燥した気候のため、小麦作りには良い条件で生産が盛んに行われました。現在でも国内生産高は全国で4位(平成25年度)となっています。 群馬の名物に小麦を使ったものが多いのは、昔から小麦を作るのに適した土地柄であった事、また、米は貴重で大切な収入源であったため、小麦はそんな農家の普段の食事を支えた食材でした。そのために、小麦を使った多くの料理が発展したと言われています。忙しい農作業や養蚕の合間に短時間で手軽に作ることができ、季節の野菜を煮た汁に入れて作るオキリコミやすいとん等は、農家の主婦が作りだした群馬の誇る郷土食(粉食文化)と言われています。
「コナモンの日」をきっかけに粉食文化について考えてみませんか。