イタリア料理やフランス料理などでよく使われるズッキーニは、見た目はキュウリに似ていますが、かぼちゃの仲間です。独特の歯ごたえで、加熱するとナスに似た食感になり、じっくり炒めたり煮込むと甘味がアップします。
一般的なズッキーニは、開花後4~5日の未熟なうちに収穫したものを食用とします。店頭でよく見かけるものは果皮が緑色ですが、ほかにも黄色いものや丸いものなどバリエーション豊かです。さらに未熟な状態の「花付きズッキーニ」というものもあります。
ズッキーニはカロリーが低く、ダイエットにはオススメの食材です。ズッキーニを使った代表的な料理の「ラタトゥィユ」はズッキーニやトマトなどの夏野菜を炒めて蒸し煮したものです。油で炒めることで、ズッキーニに多く含まれるカロチンの吸収率をUPさせ、体の免疫を強化し、風邪の予防や粘膜の保護に効果があります。また、ビタミンBが血液の循環をよくし、体に溜まった余分な水分を排泄してくれるので、むくみ解消や血行促進によって美肌効果を発揮します。女性の味方の食物繊維も含んでいるので、他の夏野菜と一緒にたくさん食べたいものです。