NHKの熊本ローカルニュースで、北岡神社(熊本市西区)の神楽殿再建の起工式を伝えていた。再建される神楽殿は、舞台のまわりに回廊を設けた構造で、神楽や能・狂言のほか、地域のイベントの芸能などにも使えるようにし、名称を「舞殿」(ぶでん)と呼ぶという。
承平四年(934)に祇園社(八坂神社)が京都より勧請されるのに伴い、六人の楽人が供奉して肥後に定住し、やがてその子孫が祇園社(北岡神社)専従の能楽師となったという。その系譜に連なる家の一つが、現在、能楽界のリーダーの一人である能楽師・友枝昭世さん(人間国宝)の友枝家。
現在は、正月の松囃子などの奉納は拝殿で行われているが、参拝者からは見にくかった。舞殿が完成すれば見やすい舞台での能や狂言を楽しむことが出来るだろう。喜ばしい限りだ。
「新熊本市史」には、北岡神社の松囃子能について次のように記されている。
▼北岡神社の松囃子
一月五日。元は境内に能舞台があり、そこで松囃子能が奉納された。今は拝殿で演じられる。喜多流が本座で、金春流が新座とされ、その舞う順番が決まっている。喜多流から金春流、そして喜多流となる。これは昔も今も同じである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/b2/0fe72257193a8cb4159108b45750b5ee.jpg)
現在は拝殿で行われている能舞の奉納
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ac/68ae90d04f7d6e7a986878b6df163e13.jpg)
8月の祇園まつりでは特設舞台が設えられていた
承平四年(934)に祇園社(八坂神社)が京都より勧請されるのに伴い、六人の楽人が供奉して肥後に定住し、やがてその子孫が祇園社(北岡神社)専従の能楽師となったという。その系譜に連なる家の一つが、現在、能楽界のリーダーの一人である能楽師・友枝昭世さん(人間国宝)の友枝家。
現在は、正月の松囃子などの奉納は拝殿で行われているが、参拝者からは見にくかった。舞殿が完成すれば見やすい舞台での能や狂言を楽しむことが出来るだろう。喜ばしい限りだ。
「新熊本市史」には、北岡神社の松囃子能について次のように記されている。
▼北岡神社の松囃子
一月五日。元は境内に能舞台があり、そこで松囃子能が奉納された。今は拝殿で演じられる。喜多流が本座で、金春流が新座とされ、その舞う順番が決まっている。喜多流から金春流、そして喜多流となる。これは昔も今も同じである。
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現在は拝殿で行われている能舞の奉納
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8月の祇園まつりでは特設舞台が設えられていた