徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

オクラのはなし。

2024-07-25 19:47:19 | 料理
 こう暑い日が続くと食欲も低下しがち。そんな時は「冷や汁」というわけで、先日、妻が「オクラ」や大葉入りの「冷や汁」を作ってくれた。
 「オクラ」はふだん煮物や揚げ物でよく食べる。しかし、「冷や汁」の具材で食べたのは記憶がない。料理本にも「冷や汁」の具材として「オクラ」を使うレシピが結構載っている。たしかに美味かったのだが、食べているうちにだんだん「とろみ」が気になりだした。翌日からおなかの具合が微妙に変わった。「オクラ」には整腸作用があると料理本にも書いてある。

 ちなみに「オクラ」といえば、ラフカディオ・ハーンがアメリカ南部ニューオーリンズで過ごした経験をもとに「クレオール料理読本」なるレシピ本を出版している。このクレオール料理の代表的なものが「ガンボ(Gumbo)」だという。ガンボはフランス語の「Gombo」が語源で「オクラ」のこと。なお「オクラ」は英語の「Okra」が日本語化したもの。
 「ガンボ(Gumbo)」は⿂介類や⾁などを「オクラ」と⼀緒に煮込んだとろみのあるスープ料理だという。食べたことがないので論評のしようがないが、クレオール料理の代表と言われるくらいだからきっと美味いのだろう。
 ハーンは「ゴンボ・ゼーブス(Gombo Zhèbes)」と題するクレオールの俚諺集も出版している。

ニューオーリンズのマルディグラ(Mardi gras:カーニバル祝祭)にガンボがよく食べられるという。