北京五輪の野球代表が今日発表された。五輪代表として出場するのは以下の24選手である。
投手:上原(巨人) 川上(中日) 岩瀬(中日) 藤川(阪神) ダルビッシュ(日本ハム) 成瀬(ロッテ) 和田(ソフトバンク) 杉内(ソフトバンク) 田中(楽天) 涌井(西武)
捕手:里崎(ロッテ) 阿部(巨人) 矢野(阪神)
内野手:新井(阪神) 西岡(ロッテ) 川崎(ソフトバンク) 村田(横浜) 中島(西武) 宮本(ヤクルト) 荒木(中日)
外野手:青木(ヤクルト) 稲葉(日本ハム) 森野(中日) G・G佐藤(西武)
代表メンバーを見ての感想は、故障者・不調の選手も入っているが本当に大丈夫なのか?ということと、外野手が少なすぎるのでは?というものである。前者については、メンバーの変更は一応可能なようなので、問題はなさそうだが、外野手に1人でも怪我や故障が出ることを想定に入れた場合、このメンバーで良いのかは疑問である。選手個々についての議論はここでは差し控えます。
ドラゴンズファンの視点から見ると、メンバーとして最大の4人を供出するのは痛いものの、井端が選ばれなかったのが意外でした(荒木を選考した理由は謎だが)。内野の要の井端が抜けなかったので、ドラゴンズはオリンピック期間中もそれなりの戦いが出来るような気がします。ただ、影響は0ではないので、抜かれた選手とその影響を個人的に考えて見ました。
岩瀬・・・試合を9回から逆算して考えた場合、岩瀬がいるのといないとでは大違いである。岩瀬の代わりの守護神候補としては、浅尾が代理の役目をきちんとつとめてくれるとは思うが、それ以外の投手がどうなるかわからないので、その点は不安。
川上・・・エースがいない影響がどう出るか未知数だが、川上の場合、毎年8月に入ると夏バテで成績が極端に落ちるので、意外に影響はないかも。
森野・・・ドラゴンズ打線を考えると絶対に必要な選手なので、抜かれると困る選手だが、影響は未知数。レギュラー近辺の外野手の奮起を望みます。
荒木・・・荒木を抜く可能性のある若手がいないのは事実だが、今季の荒木では、五輪代表に抜かれても残りの3選手と比べると影響は小さいと思う。荒木のかわりは、現実的にはデラロサになると思うが、谷・岩崎の若手にもチャンスがあっても良いと思います。
忘れていましたが、日本代表だけではなく、台湾代表としてチェンがドラゴンズから抜かれます。チェンはまだまだ未知数の選手ですが、素材はピカイチなので、ドラゴンズファンとしては痛いです(チェンのかわりに韓国代表として○を抜いてくれ・・・)。
最後に、北京五輪の野球競技に関しては、ペナントレースに対する関心度を10とすると、北京五輪の野球競技への関心度は1か2ぐらいです。野球五輪代表選手には頑張ってもらいたいと思うが、メダルの色が何色になるかは全く興味がありません。 (文中 敬称略)