湘南国際マラソン前半より続く
後半になると向かい風が出始めたが、ペースはそれほど落ちずに進んだ。前半とは違い振り返らないと富士山が見えないので、ひたすら前に進むだけだった。西湘バイパスでは、道路の左側にあるキロポストの数字が少しずつ減っていくのを確認しながら走った。西湘バイパスが終わり、花水川レストハウス付近の27キロ地点で、背中に痛みが走ったが、沿道のブラスバンドの鉄腕アトムの演奏で何とか持ちこたえた。
帰りの湘南大橋の右前方に見える景色です(マラソン前日撮影)。
この辺りは大体31キロ地点で、この辺りまではさほどペースが落ちずに走っていましたが、かなりきつくなってきました。
33キロ付近から道路の左右が防風林に変わり、単調な景色になった。この付近から少しずつペースが落ち始めた。沿道にいた方の「まだ、後ろに人が沢山いるぞ」という声援に、何故か僕は「ありがとうございます」と返答していた。この辺りで、気力が少し落ち始めていたようだ。
35キロ手前の給水所付近から完全にバテ始め、時々歩きを入れながら走る事にした。
浜須賀の交差点からの写真です(マラソン前日の撮影)。
この時点では、僕は左側の車線を走っているが、反対の車線を12時にスタートした10キロのランナーが続々と走ってきました。
38キロを過ぎるとキロ5分平均のペースもオーバーし、後ろから来る10キロのランナーにも少しずつ抜かれていった。
江の島水族館の前を通り残り1キロ、最後の力を振り絞り何とか走ったが、足が思ったように前に進まず、辛うじてゴールにたどり着いた感じだった(写真は5時間前後のランナーの様子を撮影したものです)。僕がゴールした2.3分後に、10キロのゲストランナー高橋尚子さんがゴールしたようです。
記録は3時間37分43秒前後(あくまでも僕が測定した記録、公式記録ではありません)で自己ベストには2分程及びませんでした。前半思った以上に飛ばしすぎて、後半はバテバテになってしまいました。最後の4.195キロは27分位掛かったようです。最後にバテたのは、練習が1・2本足りなかったからかもしれません。
湘南国際マラソンのコースは、高低差がさほどなく走りやすいコースです。天気が良ければ前半は左側に海・右側に富士山と景色も楽しめるコースです。ただ、後半は景色が単調になるので、集中力と気合で頑張れば、レース当日強風が吹かなければ何とかなるコースでしょう。
ゴール後は、ペットボトル飲料とファイト一発でお馴染みの清涼飲料水をもらった。シューズのチップを外し、完走Tシャツをもらい、荷物置き場に荷物を探しに行ったが、荷物がなかなか見つからず少しイライラした。荷物を引き取り、更衣室で着替えをすませ、江ノ電の駅へ歩いて向かったが、人が渋滞していてなかなか前に進まなかった。
昼の2時前後になると江の島からは富士山の姿が消えていた。富士山を見ながら走れたのはラッキーだったのだと思った。遅めの昼食にしようと思ったが、腹は減っているが食欲がないという状態で、何か軽食はないかと思いながら江の島付近を歩いていたがなかったので、江ノ電に乗って鎌倉駅に向かった。
鎌倉駅でアイスクリームを食べ、マラソンの疲れと汗を流すため大船駅から徒歩5分の場所にあるひばり湯へ向かった(事前にインターネットで調べました)。ひばり湯は、マラソン帰りの客が多く一杯でした。ひばり湯はそれほど広くはありませんが、炭酸泉・電気風呂・水風呂・岩風呂・サウナ・岩盤浴があり、僕は炭酸泉と水風呂と岩風呂に入った。ひばり湯では湘南国際マラソンを走った方と少々話をした。
ひばり湯を出た後は大船の商店街を少し見て、JRで横浜に向かった。
最後に今回の湘南国際マラソンについて、改善すべき点を語りたいと思います。改善すべき点は多少ありますが、第1回の大会としては大きなトラブルもなく良い大会だったと思います。
①スタート地点がわからない・・・スタート地点のマットだけではダメ。簡単な横断幕のようなもので良いので、ランナーが見上げる角度に目印があれば良いと思う。
②給水所が少ない・・・5キロごとに給水所があったが、20キロを過ぎた地点からは、2.5キロ位ごとに給水所があれば良いと思った(給食は今回の20キロ以降の5キロごとで十分だと思う)。
③荷物置き場・・・一部のランナーの方の荷物をランナーの知らない間にボランティアの方が移動させていたようです(スペース上、仕方のない面があるが)。
おまけの写真。
受付のときにもらったカバンです。マラソンの大会でカバンをもらうというのは始めてです。肩にかけれるタイプのものなので、荷物を持っていくときに重宝しました。