おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

白山登山ーその1

2017年08月30日 23時51分40秒 | トレッキング・登山
        8月27(日)~28日(月)

       お盆以降、白山登山を計画してからは、殆ど毎日白山の天気ばかり
       気にしながら、ようやく26日から晴れの予報を確認できたので、
            実行に移しました。

         白山登山は、2009年以来8年ぶりになります。

   1日目(8月27日)

      午前3時45分起床、4時30分に車で出発。
       石川県側の白山登山口「市ノ瀬」に6時30分に到着したものの、
       無料駐車場はすでに前日から満車(250台)とのことで、
       整理員の指示でバス停より500mほど手前の、道路の縁に駐車。
      

  登山装備をし、重いリュック(約8kg)を担いで
バス停へと歩くことから始まりました。
       登山者名簿を提出し7:00発のシャトルバスで、「別当出合」へ。
      

 別当出合から登山道は、「砂防新道」と「観光新道」に分かれているが、
     比較的登りやすい「砂防新道」を登ることにしました。
            

      
     
   空はあくまでも青く、夏の日差しが降り注ぐ広葉樹林が続く登山道を
           黙々と歩くが展望は全くなし。
      延々と続く階段状の登りに少々へたばってきました。 
        最初の休憩地、「中飯場・標高1520m」までは、
    ガイドブックの標準所要時間50分と 同じペースで登れました。
      
   小休憩の後、次の休憩地「甚之助避難小屋」に向かって、歩き出す。

   大きな滝(不動滝)とその流れを調整する堰堤が長く下へ下へとつづいていました。
   手取川の治水工事は、長い年月をかけて行なわれているようです。
           
                  
    途中、別当出合が見える「覗」で、ようやく展望が開けてきた。
       
    別当出合から、すでに1時間50分が経過していた。

    岩を積み上げて階段状に作られた登山道を延々と登り、
    「甚之助避難小屋・標高1965m」に10:30到着。
        沢山の登山者が休憩をとっていました。
      
    ここにはトイレや水場も整備されています。

    山肌が大きく崩落した箇所が目の前に広がっていました。
      

          
     20分あまり休憩後、さらに進み、南竜道と砂防新道・黒ボコ岩への
     分岐(標高2000m)で黒ボコ岩方向へ進みました。
         

     「この先火口域から2km圏内」の標識は、2014年の
      御嶽山噴火以後、設置されたのではないだろうか?
      やがて、黒ボコ岩への登山道には、多くの人の姿が見えてきました。                    

       途中、湧き水があり、霊峰白山延命水と命名されていた。
     透き通った冷たくて甘く感ずる水をいただき、生き返るようでした。
           

       
        黒ボコ岩には、13:10到着。
      この辺りでようやくかわいいお花たちに出会うことが出来ました。

        ハクサンフウロの群生 

        シモツケソウが鮮やかです。 
          
    今にも崩れ落ちそうな真っ黒で巨大な岩「黒ボコ岩(標高・2320m)。
       

    ようやく昼食のおにぎりを食べ、弥陀ヶ原、室堂へと向かいました。
    弥陀ヶ原に出ると、白山頂上「御前峰・標高2702m)の
    大きくどっしりとした姿が見えてきました。
       

     辛かった登りも忘れ、弥陀ヶ原の美しい景色を眺める余裕も出ました。
      一面黄色く見えるのはコバイケイソウ、8月上旬なら、真っ白な
      お花が咲き誇っていただろうにと・・・、ちょっと寂しく感じました。
       
                           
    そして室堂センター(標高・2450m)には、到着14:20分でした。
       

    別当出合から6km、所要時間は6時間30分、8年前と同じペースで
                登ることが出来ました。

    しかし、疲れは8年前とは酷く、夕食までの室堂平散策は止めることにし、
         白山奥宮に参拝して、部屋で休憩するばかりでした。
       

       白山は今年開山1300年とのことで、様々なイベントが催されていて
      「白山登山記念認定書」なるポストカードをいただきました。
              
          
    このカードに室堂センターのスタンプを押して、提携店舗に提出すると、
      何らかのサービスが受けられるものとのことでした。

      6時からの夕食は、食堂でセルフサービス、見た目もまずそうで
          おいしい夕食とは 言えませんでした。
             

      明朝5:20分ごろのご来光を見るため、4:00には、
      起きなければならないので、20:30頃床に就きました。
      しかし、12人の相部屋だった為よく眠ることが出来ず、夜中
      暗闇の中の美しい星空を眺めるなどして、朝を待ちました。


                    つづく~




                                                 
                  
      
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牛岳トレッキング(富山市山田村)

2017年06月13日 10時58分09秒 | トレッキング・登山
    6月11日(日)

    爽やかな風が吹き抜ける牛岳(標高987m)へ、トレッキングに行きました。
    牛岳は今年2度目です。3月4日に来たときは、雪がまだたくさんあって
    山歩きはできず、こども村まで、車道を歩きながら、フキノトウを摘んで
    楽しみましたが、 今回は、頂上まで登りました。
         手軽に登れるので、昨年も5月に登っています。
      ただ、今回は、怪我の後なので、少々心配もありましたが、
         いつものように登ることができ、安心しました。

    いつものコースを往復しただけですが、緑一色の山々に囲まれて
        美しい立山連峰をのんびり眺めて歩きました。
     
      往復2.5時間余り、私にとってはまさに至福の時間でした。
    
     
       スキー場の上部、てんころ展望台に駐車。

      てんころ展望台より剣岳と立山が、すっきりと見えてます。


        パラグライダーを楽しむ男性数人の姿もありました。
           

       てんころ展望台から車道1.8kmを歩き、二本杉登山口へ。

      途中、毛勝三山から立山までの眺め


      立山から薬師岳の眺め



       水草が生い茂っている小さな池に、モリアオガエルの白く大きな卵が
           周りの木の枝にブラさっていました。
           
         カエルのグァツグァツという声も聞こえていました。

       緑に覆われた登山道をゆっくりゆっくり登っていきます。

           

         昨年より1か月も遅いので、お花はほとんど見えません。
       でも、ササユリ、アマドコロ、ツツジ、などが緑の中にひっそりと
                咲いていました。
              ササユリ
            
           アマドコロ
         
              ナナカマドの花
            
                アジサイは、まだ蕾
              
           ヤマツツジ
         
                 クロバー
               

       途中、鍋平のブナ林も、白い幹に緑の葉が茂り、美しい姿を見せていました。
      

          

       頂上の牛岳大権現社には、2本杉登山口から、約40分ほどで登れました。
       
       頂上牛岳大権現から富山湾


       鳥居の向こうに薬師岳


       風がヒンヤリとしていて、お弁当を食べてると、寒いくらいでした。 
  
       下山も、同じコースを降りるのみ、30分あまりで下りてきました。


           
         今日は立山連峰の美しい眺めが最高のトレッキングでした。


                         
         
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西穂高岳・独標登山

2016年08月27日 23時26分29秒 | トレッキング・登山
         8月25日(木)

    
     西穂高ロープウェイから登る「西穂高岳・独標(2,701m)」へ
     夫と2人、行ってきました。

     西穂高ロープウェイへは、これまで何度も行き、西穂高口駅展望台から北アルプスの眺めを
     楽しんでいましたが、すぐ近くに見える西穂高岳へ登れるのではと、調べてみました。

     しかし、独標までは、比較的手軽に行けそうだが、西穂高岳頂上(2,909m)までへは、
       急峻な岩場のピークをいくつも越えていかなくてはならず、素人には、危険とのとで、
           「独標」を目指すことにしたのです。

        山の天気予報では、25日は”A”=晴れとなっていたので、
            朝5:30、車で自宅を出発。
     途中道の駅「上宝」で、朝食をとり、新穂高ロープウェー鍋平駐車場へと向かいました。
      新穂高ロープウェイ鍋平駐車場に8:00少し前に到着。
      資料では有料駐車場となっているがどこにも料金所がありません。
     新穂高第2ロープウェイしらかば平駅(1,308m)でロープウェイ料金往復2,800円と同時に
       駐車料金600円を支払うことになっていました。
      8:15の始発で西穂高口駅(2,156m)へ                        
            

               ロープウェイから雲を被った傘ケ岳
            

               ロープウェイから槍ヶ岳などの山並みが美しい
            

     駅で登山届を提出し、8:30、原生林の生い茂る登山道へと入りました。

         登山口の登山届出所
         
     しばらくは木々で涼しい下りの多い登山道を歩きます。気温は15℃ぐらいでした。
         木々の向こうに北アルプスの山々がみえています。
      
     やがて、登りの道が延々と続き、西穂山荘には、10:00に到着。
     ちょうど、ヘリコプターが荷物を降ろしたところで、山荘の前では、スタッフが
     降ろされた荷物の片づけ作業をしていました。
      

     西穂山荘周辺で出会ったお花
       オヤマリンドウ
      
                        オヤマソバ 
                       
   ハクサントリカブト                  ハクサンフウロ
  

     西穂山荘で30分あまり休憩し10:30に出発。
     ここからは森林限界で、ハイマツとガレバの急な登山道が続きましたが、整備されています。
     途中の丸山(2,452m)へは、11:00に到着。
          
     
     小休憩をして、いよいよ独標へと向かいます。途中、朝の青空も消え、真っ白なガスに包まれ
     眺望は全くありません。
          
     時折、ガスが消えて、目指す独標が見えましたが、その道のりの険しさに
     不安もよぎりました。
            
            
     ゴツゴツした急峻な岩場をへっぴり腰で登りながら、最後のくさり場を登りきると
     「独標(2,701m)」に12:00にたどり着きました。
            

      岩場に咲くお花たちを、岩にへばりついて撮りました。
   イワギキョウ                         イワツメクサ
 
       険しい岩陰に独標の頂が見えてきました。
            
       振り返ると、今歩いてきた道が雲の晴れ間からくっきりとみえてました。
     
       あと一息、くさり場を「よいしょ!」と掛け声をかけてよじ登りました。
     
      こんなに険しい岩場を、小学生の兄妹がお父さんと一緒に登ってくる姿もあり、
      その元気さに驚かされました。
     
                  西穂高岳・独標の頂上に立つ。
                 

     頂上は狭くてゴツゴツした岩場なので、記念の写真を撮った後すぐに
     今来た道を引き返しましたが、下りるのにも細心の注意が必要でした。
   

     雲の切れ間から、今登ってきた独標とその先のピラミッドピーク、そして西穂高岳が
     姿を現していました。
   

     13:15無事丸山に戻り、遅い昼食をとり30分あまり休憩。
 
     14:00西穂山荘に到着。

     15:00西穂高口駅に到着。
    
     「ゴゼンタチバナ」の赤い実が出迎えてくれました。
        

     15:45ロープウェイで、しらかば平駅に、

     鍋平駐車場から10分あまりの、日帰り露天風呂・奥飛騨新穂高温泉
     「ひがくの湯」に立ち寄り、源泉かけ流しの温泉を楽しんできました。
    

      雨は降らなかったものの、あまり眺望のよいお天気ではなく、少し残念でした。
      そして、初心者向けのコースと書かれていたが、結構きつい山登りをしたように感じました。


     タイムスケジュール
       西穂高口駅  8:30
       西穂山荘  10:00~10:30
       丸山    11:00
       独標    12:00~12:20
       丸山    13:15~13:45
       西穂山荘  14:00
       西穂高口駅 15:00
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乗鞍岳登山

2015年10月11日 12時00分53秒 | トレッキング・登山
    10月6日、山の紅葉を楽しみたくて、「乗鞍岳(標高3026m)」に登ってきました。

    山の天気予報も”A"(登山に適したお天気)となっているので、雨の心配はなさそう!
         しかし、気温は12月並で、相当寒そうです。

    あさ6:00車で出発、国道41号から国道471号を走り、平湯まで行きました。
    乗鞍岳へは、平湯から出る乗鞍スカイラインのシャトルバスで行かなければならないのです。

     平湯バスセンターへ到着すると、乗鞍へは「ほうのき平」駐車場に車を停めて
      乗鞍までのシャトルバスで行くようにと言われ、「ほうのき平」へ行きました。
       
   
     「ほうのき平」スキー場ゲレンデでは、ちょうど「コスモスウォッチング」が
      開催されているようですが、コスモスはまだほとんど咲いていませんでした。

       ほうのき平発8:20のバスで、乗鞍頂上畳平(標高2702m)まで 
       約50分でバスで登ります。 

      バスの窓から紅葉を楽しむつもりだったが、ときどき晴れる霧の間から、
          深い緑の中に、黄色の木々が見えるだけで、
      赤いナナカマドの紅葉は終わってしまったのか?見ることができませんでした。
      
    
     畳平に近づくにつれて、青空が見えてきて、窓からは一瞬だけ北アルプスの
            槍ヶ岳、穂高岳を見ることができました。
      

    畳平には、9:30到着。晴れていました。
    真っ青な空が広がる乗鞍の山々を目の前にして、来てよかったと思いました。
      
    なぜなら、この夏立山や唐松岳などに登ったが、すっきりと晴れた日が無かったからです。

      ここ畳平までは、これまで何回か来ているが、登山をするのは初めてです。

       畳平から乗鞍岳剣ヶ峰への登山ルートで登ります。
      

     畳平から剣ヶ峰へ向かう道の横に「鶴ケ池」が青い水を湛えています。
      
          作業用車道の砂利道を進みます。

    しばらく行くと、不消ケ池(キエズガイケ)が見えてきました。
      
     名前の通り夏の遅くまで雪渓が湖面を覆っている池ですが、秋には、雪渓も消えて、
     エメラルドグリーンの湖面には魔利支天岳の姿とコロナ観測所が映っていました。
     魔利支天岳の山頂に見えるのは、自然科学研究機構乗鞍観測所(コロナ観測所)です。
      

   ここまで来ると、剣ヶ峰(標高3026m)、蚕玉岳(標高2979m)、朝日岳(標高2975m)
       の3つのピークが連なる乗鞍岳主峰が姿を現しました。
     
      足元の眺めも開け、裾野をハイマツの緑が鮮やかに広がります。
     
      また、蛇行する乗鞍スカイラインを走るバスの姿が、目に入ってきます。
     

    ハイマツの緑の中に、赤く色づいたチングルマが見えました。
        チングルマは、草ではなく低木なのです。
     

       

     やがて肩の小屋に到着。シーズンオフのため、すでに閉鎖されていました。
      

      肩の小屋から右の道をゆくと、この日ノーベル物理学賞で話題となった
     「東大宇宙線研究所」の関連施設「東大宇宙線観測所」へと続いています。
      

     「肩の小屋」から乗鞍岳主峰へ取り掛かります。
      

     登山道は今までの平坦な砂利道から、火山灰と溶岩交じりの急斜面になりました。
      

     蚕玉岳(コダマダケ)と朝日岳の鞍部までは、登りっぱなしなので、結構きつく感じました。
     鞍部からは、権現池が青い湖面を見せていました。
     この池は御嶽山の二の池に次いで、日本第二位の標高を誇る高山湖です。
     

     振り返ると肩の小屋が小さく見え、コロナ観測所の白いドームが見えます。
      

     畳平で見た青空はいつの間にか無くなり、雲が次々と湧き出すあいにくのお天気に
         なっていました。
     風も冷たく、気温は3℃ぐらいのようです。

     蚕玉岳(標高2979m)の山頂を通り、剣ヶ峰までの急な登りが続きますが
       

     しばらくのうちに頂上小屋に到着。
       

     その前を通るとあっけなく剣ヶ峰山頂(標高3026m)に到着しました。
           頂上三角点
         

           
         畳平をでて、約90分11:30に到着でした。

      山頂には「乗鞍本宮」と「朝日大権現」が背中合わせに建っています。
      

   晴れていれば、御嶽山や中央・南アルプス、富士山、八ケ岳、北アルプスの峰々の大展望が
      楽しめるのですが、生憎一面の雲で、眺められませんでした。
     

   頂上付近で、昼食のおにぎりを食べてはいたものの、寒くて寒くて、早々に下山を始めました。
  
       登ってきた道と同じ道を下り、バスターミナルへと戻りました。
         下山の所要時間は、約80分でした。

      バスターミナルの裏側を降りると、遊歩道のあるお花畑になっています。
      しかし、この時期お花はすべて終わっていて、枯れた草だけが見えていました。
      

   
      畳平バスターミナル内で、ホットココアを飲みようやく体も温まりました。

      13:50発のバスに乗り込んでからは、いつの間にか眠りこけていました。

      「ほうのき平」には、14:30に到着。

      奥飛騨温泉郷「ひらゆの森」に立ち寄り温泉に浸かり、ゆっくり休んだ後、
       家路の途につきました。    
          
     
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白馬大雪渓遊歩道で出会ったお花たち

2015年09月28日 13時29分02秒 | トレッキング・登山
      シルバーウィークのなか日、9月21日(月)、2週間前の9月3~4日に
        唐松岳登山のために行った白馬八方方面へ、再び向かうことにした。

       来年、白馬岳登山をしたいと思っているので、その下見を兼ねて
           白馬大雪渓までトレッキングをしました。

       猿倉登山口から白馬大雪渓までの遊歩道で出会ったお花たち。
       高山植物の最盛期が終わっているので、出会ったお花は少ないですが、
        山=花が山歩きの楽しみでもあるので、一応あげてみました。

        野菊                      リンドウ
         

          名前が分からない花・・どなたか教えていただけませんか?
         

          トリカブト
        


      名前が分からない花?               ダイモンジソウ
        

           サラシナショウマ
        

           トリアシショウマ
         

           オオカメノキの実
         

    ↓アキノキリンソウ                  ウメバチソウ
   

                オニシモツケソウ
             

          オニシモツケソウの群生
      

          赤く色づいた葉もところどころに
      


      夏にはお花畑の美しい白馬岳、来年こそ必ず登って、お花たちに会いたいものです。
       
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白馬大雪渓遊歩道トレッキング

2015年09月26日 17時48分02秒 | トレッキング・登山
     シルバーウィークのなか日、9月21日(月)、2週間前の9月3~4日に
       唐松岳登山のために行った白馬八方方面へ、再び向かうことにした。

     来年、白馬岳登山をしたいと思っているので、その下見を兼ねて
          白馬大雪渓までトレッキングをしました。

     5:30、車で自宅を出発、北陸自動車道、小杉ICから糸魚川ICを経て国道148号で白馬へ。
       剣岳から日の出が始まります。
     
          途中、前回と同じく”道の駅 小谷”で、朝食。
          連休とあって、”道の駅 小谷”は、まだ7時だというのに混んでいた。

     8:00 白馬村に到着。駐車場は第2、第3、第5駐車場はすでに満車。

       真っ青な空の下、八方連山がくっきりと。駐車場は満車です。
     

          困ってしまい、諦めて帰ろうかと探してるうちに、臨時駐車場に
          空があるのを発見、ほっとして、駐車。
          何でも、白馬には、2800台分の無料駐車場があるというのに、
          この混みようは、半端ではない。
          この分では、猿倉駐車場は、満車が当然です。

          猿倉荘へは、バスで行かなければならず、八方バスターミナルへと向かった。
          ところが、8:20発のバスが出発したところで、次は1時間後の9:36。
          困っていると、センターの女性職員から、タクシーで相乗りしてもバス代ぐらいで
          いけるし、ちょうど、タクシーを待ってる人がいるのでどうですかと言われ
          その場で待っていた男性2人組みに相乗りをお願いするとOKとなった。
          なんと、その人たちは、台湾から白馬岳登山にきた観光客でした。
          バスより早く20分で、猿倉荘(白馬岳登山口)に到着。
          タクシー代は、一人845円でした。(バスは900円)

      白馬岳登山口の猿倉荘
     

           

      9:00 猿倉(標高1250m)から白馬尻小屋(標高1560m)に向けて
          ブナやトチの木が茂る原生林の林道を歩きます。

      登山道入り口にトレッキングと登山についての看板があり、注意を促しています。
     

            ブナの林に入ります。
           

         中部山岳国立公園「猿倉」の石碑の前を通って、林道をすすみます。 
        
     
      原生林が途切れた場所から、小さな滝が見えてきましたが、空は霞んでいます。
     

    10:30 白馬尻小屋へ到着。
     

      大きな一枚岩に歓迎メッセージが書かれています。
     

     

          大雪渓が目の前に現れ、雪渓から流れ落ちる水が、谷となり、
          ゴツゴツとした岩の間を 勢いよく流れていました。

          白馬尻小屋の広場から大雪渓の展望
        

      

          小屋の前の広場には、多くの登山客が休憩をとっています。
      

        テントも一張あり、テント泊もできる場所となっていました。
      

         雪渓を登るための簡易アイゼンも販売されていて、使い方が紹介されていました。
        

         アイゼンは1組1,000円、登山靴に取り付けた状態見本(猿倉荘にて)
        

    11:00 白馬尻からさらに歩くこと30分。途中から大雪渓の端が見えてきました。
      

          とうとう憧れの白馬大雪渓に降り立つことができました。
        

          ガスで真っ白な大雪渓を、登山者が登っていきます。
     

          晴れていれば、白馬岳の美しい姿が見えるはずです。
          来年こそ、きっとこの大雪渓を登り切って、白馬岳の頂上に
          立とうと、改めて思いました。

          大雪渓には、大きな岩や石等が沢山転がっていたり、
          雪渓の割れ目(クレパス)が大きく口を開けていたり、
            危険いっぱいの様相を見せていました。
        
        時折ガスが晴れ、風景がみえてきます。
      
        ところどころに、大きなクレパスが見えます。
       

       山々は、すこし色づいています。
     

          少し早目の昼食を食べていると、体がだんだん寒くなってきました。
               雪渓の冷気があたりを包んでいるのです。
          夏なら、気持ち良い冷気の中を、登山できるってことなのです。
          
    12:30  元来た道を引き返し、白馬尻小屋に到着。さらに進んで
       
    14:00  猿倉荘に到着。
           ところがまたまたバスが無く、仕方なくホットコーヒーなど飲んで
           待っていたところ、運よくタクシーを一人で頼んでいた人と出会い、
           相乗りさせてもらえることになった。(900円/人)

    14:00  八方バスターミナルに到着。

           2週間前と同じ「八方の湯」で温泉に入り、帰宅の途に就いた。
   
         
           
      

          
     
    
     
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唐松岳登山:山で出会ったお花たちー2

2015年09月13日 14時39分34秒 | トレッキング・登山
  9月3日(木)~4日(金)、1泊で長野県白馬八方尾根から登る
            「唐松岳」へ、夫と2人で登ってきました。

        唐松岳へと続く八方尾根には、美しい高山植物が咲き誇っていました。


      2回目は、八方池~唐松岳頂上山荘までのお花たちを、紹介します。

      
      標高が高くなると、咲いているお花の種類も変わってきます。

       ミヤマホツツジ
      


       ミヤマトウキ
      

      


       ミヤマセンキュウ
      


       マルバウスゴ?
      


       ナナカマド(少し色づいて・・)
      


       オヤママツムシソウ
      


       シモツケソウ
      


       サラシナショウマ
      


       クガイソウ
      

          

    ゴゼンタチバナの実(白い花が散った後、かわいい実が・・)           ウサギギク
     
      

       コケモモ
      

     
       キヌガサソウ(花が散った後)
      


       アキノキリンソウ                      トリカブト
      


       ハッポウワレモコウ
      
       ハッポウワレモコウの群生
      


       チングルマ(雨に濡れて)
      


       コマクサ(頂上山荘付近でしか見られない)
      


        雨や霧の中、少しの晴れ間と、めまぐるしく天候の変わった2日間でしたが、
        たくさんのお花たちに迎えられて、とても幸せな山登りでした。      
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唐松岳登山:山で出会ったお花たちー1

2015年09月11日 23時25分21秒 | トレッキング・登山
        9月3日(木)~4日(金)、1泊で長野県白馬八方尾根から登る
            「唐松岳」へ、夫と2人で登ってきました。

        唐松岳へと続く八方尾根には、美しい高山植物が咲き誇っていました。

         殆どが、下山途中の雨の中で撮ったものなのです。

        たくさんのお花が撮れていたので、2回にわたってアップします。
          (1度に30枚以上の画像は掲載できませんので)

        1回目は、八方池山荘(標高1830m)から八方大池(標高2060m)までの、
                お花たちを載せてみます。
          

               ミヤマコゴメグサ
             

               オヤマリンドウ
             

          
          ウツボグサ
        


          ヤマホタルブクロ
        

          オトギリソウ
        

          イワショウブ           
        

              イワショウブの蕾
             


          ハッポウウスユキソウ
        

          ウメバチソウ
        

          ハクサンシャジン(白)
        

          ハクサンシャジン(薄紫)       
        

          キンコウカ
        

          ハッポウアザミ
        

          ヨツバシオガマ
        

          キバナノカワラマツバ
        

          オヤマソバ
        

          タムラソウ
        

              霧に包まれたお花畑
        


        次回は、八方大池~唐松岳までの登山道で出会ったお花たちです。
        
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唐松岳登山②

2015年09月08日 23時31分38秒 | トレッキング・登山
     9月3日(木)~4日(金)、1泊で長野県白馬八方尾根から登る
          「唐松岳」へ、夫と2人で登ってきました。


      第2日目 : 9月4日(木)
        
          1日目のコースを、頂上山荘から逆コースで下山。

       雨の音が気になってほとんど眠れなかったので、朝早くに目が覚めた。
            そっと外を見ると、霧で真っ白!。
             雨と風で何にも見えません。

       今日は昨日登ってきたコースを下山するだけなので、朝食後は
       8:00過ぎまで、雨や風が治まるのを待ちました。

      8:20 少し弱まってきたので、雨具を着けて、山荘を出ました。

          足元に気を付けながら、ゆっくり進んでいきます。
         30分ぐらい歩いたでしょうか、登山道に雷鳥2羽が歩いていました。

       

             
       悪天候を嘆いていた気持ちも、雷鳥の出現でいっぺんに吹き飛んでいきました。
                
        人なつっこいライチョウは、逃げようともせず、近寄ってきます。
        お腹の部分の羽が白くなっていて、冬羽に変わりつつありました。

        昨日写さずに見過ごしてきたお花たちは、昨夜からの雨で濡れ、
        重そうに首をしなだれています。
            カライトソウ
          
       
      でも、やはり写したく、雨の中、足元とカメラを気にしながら順々に撮っていきました。

    10:00 やがて雨も小降りになり、雲の間から、周りの山々が見えだしました。
          

    10:25 昨日見えなかった八方池も、見え始めました。
          

    10:50 尾根を降りて八方池で休憩。
          

        お天気も良くなり気持ちのよい山歩きができるようになりました。
          息ケルンから後は、木道を快適に下っていきました。
          
      
    12:30 頂上山荘から4時間、八方池山荘に到着しました。
          本当はもっと短時間で下りられるのですが、写真を撮りながら
          下りてきたので、結局、登りと同じ位の時間かかったのです。

          北アルプスの山々がすべて書き込まれた案内板を見ながら、
              雨で見えなかった山々を確認したのでした。
          

           八方山荘前の展望台からは、白馬三山(白馬鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳)が
           望めるのだが、雲に隠れて見えませんでした。
          

        ここでようやく雨合羽を脱ぎ、リフト2回とロープウェーを乗り継いで
            八方駅へと無事戻ってきました。

    14:30 その後、日帰り温泉「八方の湯」で軽い昼食(八方うどん)を食べ、
          かけ流しの天然温泉に入り、汗と疲れを流し、家路へと向かいました。
          

          

         夕食は、高速道を降りてから、「さわ田」でおいしい和食を頂き
           午後7:30過ぎ、自宅に到着しました。
         

              お天気には恵まれなかったものの、
          念願の唐松岳に、元気に登頂できたことに感謝しています。
           
        

       尚、雨の中で撮ったお花たちは、次回にアップしたいと思います。 
        
       
     
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唐松岳登山

2015年09月06日 21時18分00秒 | トレッキング・登山
     9月3日(木)~4日(金)、1泊で長野県白馬八方尾根から登る
       「唐松岳」へ、夫と2人で登ってきました。

     8月中旬以降、毎日「山のお天気」をネットで検索していましたが、
     ”「A」=登山に適する”の印が2日間続く日がほとんどありませんでした。

     ようやく9月3、4日が、ほぼ大丈夫だろうとの予想から出かけましたが、
     どうだったでしょうか?

    第一日目 : 9月3日(木)

     自宅~北陸自動車道・小杉IC~糸魚川IC、国道148号線糸魚川~白馬村
     八方駅~ゴンドラリフト・兎平~アルペンクワッドリフト・黒菱平~
     グラートクワッドリフト・八方池山荘~八方池~唐松岳頂上山荘~唐松岳山頂


     4:00  車で自宅を出発、北陸自動車道から国道148号に入り、
     6:30~7:00 道の駅小谷(オタリ)で朝食
         

     7:30~8:00 八方第3駐車場(無料)で、登山スタイルに切り替える

        駐車場からゴンドラリフト八方駅まで約10分ぐらい歩く。
        登山シーズンも最盛期を過ぎているせいか、村の中はひっそりとしていました。

        ゴンドラリフト八方駅(標高/770m)で、八方アルペンライン乗車券(往復)と
        八方温泉セット券(3,350円/人)を購入し、6人乗りゴンドラリフトに乗り込む。
         
        青空が広がり、リフトから平野の眺めは最高に美しいが、登ってゆく尾根の先は
        白いガスに包まれていて、何にも見えない。

           約8分で兎平(標高/1680m)に到着。
         
           続いてアルペンクワッドリフトとグラードクワッドリフトを乗り継いで

     8:30  八方池山荘(標高/1830m)に到着。この間15分位です。
           あたりは真っ白で、何にも見えません。
         

           山荘のスタッフに天候の様子を尋ねると、頂上まで行くのだったら
           早く行くように言われました。

     9:00  雨具を着て、整備された木道を歩き始めました。
         
           八方山ケルン到着(標高/1974m)。
           ガスが晴れて、青空も覗き始めました。
           白馬連峰の山々が、豪快な姿を見せ始めました。しかし山頂はすべて
           雲に覆われ、谷からはどんどんと雲が湧き上がってきています。
         
           ここまでは歩きやすい木道だったが、ここからは、岩もごろごろする山道です。

     10:00 第2ケルン息(ヤスム)ケルン(標高/2005m)に到着。
         

           ケルンごとに小休憩をとりながら、登っていきます。
           山肌には、かわいい高山植物の花たちが沢山咲いていますが、
         

           ハッポウワレモコウの群生
         

           雨が降ると言われているので、心に余裕がなく、花の写真は
           明日下山時に撮ることにして、一生懸命前へと足を運びました。

     10:15 八方ケルン(標高/2035m)、第3ケルン(標高/2080m)に到着。

           八方ケルン
         

           晴れていれば八方池が望めるところだが、雲に包まれていて 全く見えません。

           第3ケルンはガスの中
         

           八方池までは、ハイキングをする人がたくさんいます。
           私たちも11年前の2004年に、ここまでハイキングしたのでした。
      
           ここからは、本格的な登山道です。
           ガレバもあったり、灌木の茂るところがあったり、標高が高い場所なのに
           ダケカンバの林があるなど、植生の逆転現象が見られた不思議な登山道でした。
           登山道の途中でお昼を食べるため20分あまり休憩をしました。
           ここまで、水分補給の休憩しかとらなかったので、しばらく腰を下ろして休みました。

     11:15 昼食後、扇雪渓が見えてきたのでここで小休憩後、灌木の間から丸山ケルンが
           見えてきました。
         
         
        
          丸山ケルンが見えています。
         

     11:50 丸山ケルン(標高/2430m)に到着。ここからまだ約2時間かかります。
         

       雲は晴れず、小雨が降ったり、時折小さな雷の音も聞こえる中、ひたすら歩きました。

     14:00 ようやく唐松岳頂上山荘に到着。
         

         疲れを癒すように、あたりは雲も晴れて明るく、山頂も見えていました。
          
           美しい姿の唐松岳(標高/2696m)
         

           山荘で宿泊届けを提出、この山荘は予約なしでも宿泊できるのです。
           個室は、最盛期には予約が必要だが、今は当日でもOKだったので、
                   個室をお願いしました。

            利用料は1泊2食:9,500円/人、個室6畳1室13,000円

           荷物を一旦部屋に置き、明日のお天気が分からないので、
              晴れている今、山頂へ登ることにしました。

     14:22 憧れの唐松岳山頂に立ちました。
         

           北アルプスの山々、立山連峰も、上のほうは雲に隠れているものの
           ほぼ全域で眺めることができました。

          手前の大きな山は五竜岳
         

          北アルプスの山々
         

          北アルプスの山々、立山や剣岳の姿
         

           しかし、雲が次々と流れ、風も強く、とても寒い山頂でした。

          白馬岳の雪渓が雲の切れ間から見える
         

           山荘近くの礫斜面に小さなコマクサの群生地があるが
           シーズンは終わっていて、ほんの数個だけ咲いていました。
         

     15:00 山荘に戻り、喫茶室で、今日初めてのコーヒーを味わいながら
           夕食までの時間を費やしました。

          個室
         
 
          食堂
         

          喫茶室
         

          Mt.Karamatsu 2696mと書かれたコーヒーカップには、お花やライチョウが・・。
         

     17:00 夕食。同じテーブルについた山仲間から、それぞれの山の
           話をしながら、楽しいひと時を過ごしました。
           九州宮崎から、飛行機、新幹線を利用してきている人もいたり、
           神奈川から車できて、明日は、五竜岳へ登るという方もおられました。
           最盛期ではないとはいえ、食堂は、50~60名の人たちで賑やかでした。

     18:00 とうとう雨音が聞こえだしました。
           明朝のご来光は残念ながらダメのようです。
           

           
         
           
                                        ~つづく~
           
           
           
           
           
                


           


           
       


       
     
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