おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

初釜とランチ

2013年01月17日 21時05分15秒 | 茶道
    1月16日(水)

          今年最初の茶道教室は、初釜で始まりました。
       朝から穏やかなお天気になり、日中の気温も7℃と暖かでした。

    10時、教室の全員が先生のお宅に集まり、先生の入れてくださった桜湯で、
              新年の挨拶を交わしました。

          玄関の飾りは、縮緬でできた小さなお鏡餅です。
           海老が付いていて、紅白が鮮やかです。
         1輪挿しのお花は、お庭で蕾を付けた椿"越後唐獅子"とのこと。
             
             

      暖かな日差しが射しこむ茶室で、先生の優雅なお点前で点てられた、
            香りもお味も最高のお濃茶をいただきました。

       
            主菓子は、花びら餅、お正月限定のお菓子です。
             

          全員がお濃茶をいただいた後、「雪・月・花」で、順々に
              初点前を披露し、お薄をいただきました。
      

      お薄のお干菓子は、お正月ゆかりのかわいいゼリー菓子や和三盆のお菓子です
       黒いお盆に並べられたお菓子は、食べるのが惜しいくらい綺麗でした。

            


         初釜の後は、いつものごとくお食事会です。

       今年は、茶寮「柿里」で、松花堂弁当をいただきました。
      「柿里」では、1昨年も初釜の後、やはり松花堂弁当で会食しました。

       丁寧なおもてなしと、おいしいお料理が好評なのです。


       今年の松花堂弁当です。

         まず先付に、節分を祝って、枡の器に福豆、
         ヒイラギを模った器にイワシの梅煮、こごめやタラの芽で春を先取りです。
         

     つづいて2段重ねのお重が運ばれ、

     1段目はご飯と赤味噌のなめこ汁、香の物(たたきごぼう、梅干し、白菜漬け)
           

            2段目がお料理です。
       上の列 鶏つくねと聖護院蕪、生麩の炊き合わせ。お造りは氷見ぶり。
       中の列 鯛の子まぶし、伊達巻、一口恵方巻き
       下の列 鰆西京焼、昆布巻き、海老、柿なます
           ヒイラギの一枝がお料理の引き立て役。
         

          続いて冷菓、苺の味がぎっしり詰まった苺シャーベット
                

           最後に、椿餅とお抹茶でした。
    お菓子はゆず味噌餡が入ったほんのり暖かな椿餅と綺麗に点てられたお薄でした。

          

    「椿餅の上に白い粉がまぶされていますが、これはカンモチの粉です」との説明があり、
    「カンモチ」って、「寒餅」のこと?と聞くと、スタッフのお姉さんは、「カンモチ」も
    「寒餅」もわからないとおっしゃる。
     そこで、おばさま達は、ひとしきり「カンモチ、寒餅」について説明を始めた。

     「カンモチ」は、「コンモチ」とも言われているが、どちらも方言です。
      寒の時期に搗いたお餅のことで気温の低いこの時期、お餅にカビが生えにくく、
     良く乾燥するので、薄く切った餅を乾燥させて作る”おかき”のことを言う。

     スタッフのお姉さんは、もしかしたら地元の人ではないのかもしれない。
     それとも、若い人には、「カンモチ」は、もう死語になっているのかもしれない。
     と、思った一コマでした。
          

       
       
         

コメント (4)
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