どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

もじゃもじゃあたまのナナちゃん

2014年04月21日 | 絵本(日本)

  もじゃもじゃあたまのナナちゃん/神沢利子・ぶん 西巻茅子・え/偕成社/1985年初版

 

 3歳のナナちゃん。

 もじゃもじゃあたまに、お母さんがブラッシをかけてあげようとしても、泣いてわめいておおさわぎ。
 あるひ、ナナちゃんは家をとびだしてしまいます。

 何日もたってから、家にかえってきますが、なんと、もじゃもじゃ頭には“ひばり”のひなが5匹。
 ひばりの子が巣立っていくと、疲れたナナちゃんは、ベッドでぐっすり。

 ナナちゃんが、家をとびだしたとき、
 「ちっちゃいこどもには、ぜったい、しつけが必要」というお母さんに、「おまえはきびしすぎる」というお父さん。
 「チョコレートももたせずに、家出させるとは、なにごとだ」というお父さんのセリフがなんともいい。

 しかし、お父さん、子育てはお母さんと共同でお願い。ときにはフォローして!

 素朴な感じがする絵本です。