もじゃもじゃあたまのナナちゃん/神沢利子・ぶん 西巻茅子・え/偕成社/1985年初版
3歳のナナちゃん。
もじゃもじゃあたまに、お母さんがブラッシをかけてあげようとしても、泣いてわめいておおさわぎ。
あるひ、ナナちゃんは家をとびだしてしまいます。
何日もたってから、家にかえってきますが、なんと、もじゃもじゃ頭には“ひばり”のひなが5匹。
ひばりの子が巣立っていくと、疲れたナナちゃんは、ベッドでぐっすり。
ナナちゃんが、家をとびだしたとき、
「ちっちゃいこどもには、ぜったい、しつけが必要」というお母さんに、「おまえはきびしすぎる」というお父さん。
「チョコレートももたせずに、家出させるとは、なにごとだ」というお父さんのセリフがなんともいい。
しかし、お父さん、子育てはお母さんと共同でお願い。ときにはフォローして!
素朴な感じがする絵本です。