どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ゆきのかたち

2018年12月28日 | 絵本(自然)


       ゆきのかたち/監修:高橋 健司 写真:片野 隆司 ほか/ひさかたチャイルド/2007年


 以前蔵王のスキー場で樹氷をみて感激しましたが、霧つぶだけでなく、雪も木につもった”モンスター”、”雪ひも””雪まくり”なども、本文と同じページに小さな字で解説されています。
 ”雪ひも”は、ひものように垂れ下がった雪、”雪まくり”は、自然にできた”ぐるぐろだま”です。

 全部写真で構成されていますが、とくにその良さが出ているのは、14枚の雪の結晶。一粒一粒全部違う雪の結晶の造形。すべて六角形というのも不思議です。

 風や木と雪のおりなす風景は、自然の芸術です。どこでも見られないのが残念ですが・・・。

 保育園で写真をみてもらい、数えてもらいましたが、幼児から年長さんまでの混合保育のせいか、まだわかりにくいようでした。雪の上の足跡が誰かをあててもらってもよかったのですが、時間の関係で、ほとんど省略しました。

 ところで、石川県加賀市には、県出身の物理学者・中谷宇吉郎を顕彰する目的で開館した雪の科学館(1994年)がありますから、近くにいったばあいは是非よりたいもの。