どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ハッピー・ハグ

2021年03月14日 | 絵本(外国)

      ハッピー・ハグ/オーイン・マクラフリン・文 ポリー・ダンバー・絵 椎名かおる・訳/あすなろ書房/2019年

 

 両方から見て、真ん中でしあわせなハグで おわるという、仕掛けにびっくり。

 悲しいカメがいました。こうらの模様まで悲しくて、元気のでる方法は、ひとつだけ。ハグをもとめて、アナグマ、ウサギ、カエルからことわれると、フクロウは「こうらがなあ。かたいんじゃ。でもだいじょうぶ。だれにだって、ぴったりの あいては いるもんじゃよ」とアドバイス。すると、そのときハリネズミとであったのです。

 悲しいハリネズミがいました。針の先まで悲しくて、元気のでる方法は、ひとつだけ。ハグをもとめて、キツネ、リス、カササギからことわれると、フクロウは「とげがなあ。ささるんじゃ。でもだいじょうぶ。だれにだって、ぴったりの あいては いるもんじゃよ」とアドバイス。すると、そのときカメとであったのです。

 前と後、表紙と裏表紙という区分けは全くなく自由にご覧下さいという作り。

 ハグをことわる動物の言い訳も もっともらしい。

 手のひらサイズの小型本です。