ママのもちつき/文・長崎源之助 絵・柿本幸造/学研プラス/2015年
ママの号令でもちつきをすることになった ぶたさん家族。
「もちつきなんて くたびれてちゃうよ」と、乗り気のないパパ。
おばあちゃんにもてつだってもらうわというので、いよいよつきはじめようというとき、おばあちゃんが ころんだという電話で ママはすぐ おばあちゃんのところへ。
こぶたちゃんたちも すっかり元気がなくなります。パパがつくと おもちが くっついちゃって なかなかとれません。
でも、おばあちゃんのけが たいしたことがなく かえってくるというママ。それを聞いて、こぶたくんたちも元気になって 杵をもちあげますが あっちへよろよろ、こっちへよろよろ。パパも 杵をふりあげますが ふらふら。
ママがかえってくると、みんなで もちつきです。
できあがった おもちは もちろん おばあちゃんのところへも。
ちょっと頼りないパパと元気なママが対照的。
シリーズ絵本でしょうが、この絵本では、こぶた3兄弟の活躍が見られないのは残念。
それにしても、家庭で もちつきする風景も見られなくなりました。保育園や幼稚園ではどうでしょうか。
柿本幸造生誕100周年記念の復刻版として出版されています。