あくたれラルフのクリスマス/ジャック・ガントス 絵・ニコール・ルーベル 訳・こみや ゆう/童話館出版/2022年
あくたれねこのラルフは、いたずらばかり。セイラが編んでいる毛糸を引っ張ってほどいたり、ピアノの鍵盤の上を踏んで歩いたり。とうとうセイラに叱られたラルフは、あっかんべーをして、自分の部屋に行って 寝てしまいました。
次の日の朝、セイラがパーシーというかわいいねこをだっこしていました。ラルフは、パーシーにやさしくやろうと思い、雪玉の投げ方を 教えてやりますが、セイラから止められてしまいます。クリスマスのかざりつけを頼まれると、ラルフは、パーシーのくつしたを、はさみで ちょんぎり、パーシーが おもちゃの汽車で遊んでいると、線路に しばりつけて しまいます。それからクリスマスツリーの飾りをつけていたパーシーの はしごを はずしてしまいます。さらにさらに・・・。
クリスマスイブの夜、セイラが、ラルフとパーシーにお話を読んでくれることになり、ラルフは、いつも通り、セイラのひざの上にすわろうとしますが、もうそこにはパーシーがすわっていました。自分の部屋で寝ようとすると、ラルフのベッドにはパーシーが ねていました。
セイラは、クリスマスツリーの下にあるパーシーへのプレゼントを、ぜんぶ自分の名前にかきかえてしまいました。
しばらくすると、トントンと 玄関の ドアが なって・・・。
自分だけの世界と思っていたら、突然ライバルの出現。敵対心で いじわるしようとするセイラの気持ちが にじみでています。
最後はハッピーエンドになりますが、そのあともセイラは あくたれしたのでしょうか。セイラは、ラルフのあくたれを なんとも 思っていないようですが。
下の子が生まれ、上の子が下の子に思う気持ちといっしょです。