どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

あくたれラルフのクリスマス

2022年12月20日 | 絵本(外国)

    あくたれラルフのクリスマス/ジャック・ガントス 絵・ニコール・ルーベル 訳・こみや ゆう/童話館出版/2022年

 

 あくたれねこのラルフは、いたずらばかり。セイラが編んでいる毛糸を引っ張ってほどいたり、ピアノの鍵盤の上を踏んで歩いたり。とうとうセイラに叱られたラルフは、あっかんべーをして、自分の部屋に行って 寝てしまいました。
 次の日の朝、セイラがパーシーというかわいいねこをだっこしていました。ラルフは、パーシーにやさしくやろうと思い、雪玉の投げ方を 教えてやりますが、セイラから止められてしまいます。クリスマスのかざりつけを頼まれると、ラルフは、パーシーのくつしたを、はさみで ちょんぎり、パーシーが おもちゃの汽車で遊んでいると、線路に しばりつけて しまいます。それからクリスマスツリーの飾りをつけていたパーシーの はしごを はずしてしまいます。さらにさらに・・・。

 クリスマスイブの夜、セイラが、ラルフとパーシーにお話を読んでくれることになり、ラルフは、いつも通り、セイラのひざの上にすわろうとしますが、もうそこにはパーシーがすわっていました。自分の部屋で寝ようとすると、ラルフのベッドにはパーシーが ねていました。

 セイラは、クリスマスツリーの下にあるパーシーへのプレゼントを、ぜんぶ自分の名前にかきかえてしまいました。

 しばらくすると、トントンと 玄関の ドアが なって・・・。

 

 自分だけの世界と思っていたら、突然ライバルの出現。敵対心で いじわるしようとするセイラの気持ちが にじみでています。

 最後はハッピーエンドになりますが、そのあともセイラは あくたれしたのでしょうか。セイラは、ラルフのあくたれを なんとも 思っていないようですが。

 下の子が生まれ、上の子が下の子に思う気持ちといっしょです。