大阪のむかし話/大阪府小学校国語科教育研究会・「大阪のむかし話」編集委員会編/日本標準/1978年
先入観で、どこでも同じと思うと、ちがう呼び方もあるようで、これもその一つか。ガタローというのは河童のこと。
体が小さくて子どもの姿をしているガタローは、子どもを相撲に誘い、池の底にひきずりこんで、おしりから生き血をすうという。
ある日、ガタローが、池のふちで遊んでいる子どもと相撲をとるが、どうしてもその子に勝てない。ガタローは、首をかしげけ、「こら、子ども、おまえはきょう仏さんのごはんをたべてきたな。そんなことをするから、おれはお前に勝てんのや」と、捨て台詞をのこして池の底にかくれてしまう。
仏さまにお供えしてあるごはんを、”おっぱん”という。