えんどうまめばあさんとそらまめじいさんの いそがしい毎日/松岡享子・原案・文 降矢なな・文・絵/福音館書店/2022年
とても働きもので、毎日朝から晩まで くるくると”まめまめ”しく働いている えんどうまめばあさんと そらまめじいさん。
ただ、一つだけ困ったことがあります。なにかを していても、ほかにやりたいことが見つかると、すぐにはじめないと きがすまないのです。
お昼ご飯を食べていると、おばあさんは、えんどう豆に 棒を立て、つるを まきつけてやるのを思い出し、畑にいくと そこは 草ぼうぼう。草取りをして、抜いた草を うさぎにやろうと、うさぎ小屋にいくと、小屋の金網が こわれていました。うさぎたちに 草を食べさせるのを忘れ、おじいさんに修理を頼みました。作業小屋に行ってみると、おじいさんの作業着に 穴があいているのをみつけ、つぎあてを はじめました。
つぎあてのおわった作業着を着て、うさぎ小屋にいってみると うあさぎたちは キャベツ畑。うさぎ小屋にいった じいさんは、納屋の屋根がこわれているのを見て、納屋の修理をはじめます。
まだまだ、やりたいことがあって、ベッドに入ると、えんどう豆に 棒をたてることを 思い出し、暗い中 畑へ。
表紙をめくると、「えんどうまめばあさんとそらまめじいさんの いえとはるのにわ」があって、キャベツ、にんじんが植わっています。桜の木と梨の木に 張られたロープには、洗濯物。りんご、いちじく、クルミの木もあり、チューリップは見ごろ。
巻き割り、井戸の水くみ、夏野菜の育苗と、まだまだ やることが いっぱい。いそがしい毎日が 続きます。
自然と共生して暮らすのには、あこがれですが・・・。この先どうなることやら。