ぼくのスカート/作・ピーター・ブラウン 訳・監修・日高庸晴/小学館/2023年
フレッドは、はだかんぼ。
はだかんぼで、いえじゅうを ぴょん ぴょん
じぶんの へやにいって ぴょんぴょん してから ろうかを よこぎって
おとうさんと おかあさんの クローゼットに そろそろと はいってみます
おとうさんの ふく シャツ ネクタイをとりだし きてみました
なんだか にあわないみたい
おかあさんの ブラウスと スカーフと くつを そおっと とりだし つけてみると
なんだか いいかんじ
こんどは おかあさんの けしょうどうぐの ひきだしを あけ ネックレスをつけ くちべにで いたずらがき
そこへ お父さん おかあさんが へやにはいってきて・・・
フレッドは 男の子ですが おとうさん おかあさん フレッドといっしょに 口紅をつけたり、髪をとかしたり。
フレッドが トランスジェンダーかは わかりませんが 男の子がスカートをはいたり、化粧するのは 男の子らしくないという風潮を やんわり いましめています。両親の対応が素敵ですが、両親のほうが まだまだ固定観念にとらわれているようですよ。