どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

モーって いったの だあれ?

2024年10月17日 | 絵本(外国)

  

   モーって いったの だあれ?/ぶん・ハリエット・ツィーフェルト え・シムズ・ターバック やく・はるみこうへい/童話館出版/1998年

 

 毎日朝早く、おんどりは、屋根にのぼって「コケコッコー」と ときをつげます。
 いつもは、だれもこたえません。でも、ある おてんきのよい朝、だれかがいいました。

 「モー!」。

 おんどりが、ふとったぶた、ぶちのいぬ、はいいろのろば、とらねこ。くろいひつじに きいていきますが、こたえは、「モーとはいわないわ」。

 そして、しかけのページ(半ページほど)をめくると、それぞれの鳴き声がとびだします。なぜかどの動物も上を向いて・・・。

 最後のページでは、コケコッコー、ワンワン、メェー、ブーブー、モー、ヒーホー、ニュアーオ の合唱です。

 あざやかな配色と、シンプルな仕掛。動物の鳴き声がわかりはじめた年齢のころ 楽しめる絵本でしょうか。制作が大変そう。

 いぬ、ねこはともかく、ろばやひつじ、ぶたの鳴き声を聞くのは、やはり動物園がきっかけでしょうか。