どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

男の子でもできること:みんなの未来とねがい

2024年10月24日 | 絵本(外国)

   男の子でもできること/国際NGOプラン・インターナショナル・文 金原瑞人・訳/西村書店/2020年

 

 最初に赤ちゃんの写真とともにどこの国の子か説明があり、そのあとは十歳前後の子の写真が。そして 子どもが、いまおかれている状況がでてきます。

 「男の子は、生まれたときからいろんな夢が もてる、いろんなことを させてもらえる。その反面、戦って 勇敢になれといわれることも。」

 女の子は・・・。

 いきいきした子どもの顔をみると、こちらもうれしくなります。だが、この先を見ると 理不尽なことがいつなくなるかという思いも。

 タイトルの”でも”に ひっかりました。

 「ぼくは いいたいことが いえる」・・でしょうか?

 「いつか ぼくに 女の子が 生まれたら、その子も いいたいことが いえるといいな」・・”いいな”でいいのか?

 「ぼくは 男の子だけど、みんなの世界を つくりたい」・・”男の子だけど”は、よぶん?。

 

 男の子はめぐまれているのだからというトーンが強すぎて どうもすっきりしませんでした。