男の子でもできること/国際NGOプラン・インターナショナル・文 金原瑞人・訳/西村書店/2020年
最初に赤ちゃんの写真とともにどこの国の子か説明があり、そのあとは十歳前後の子の写真が。そして 子どもが、いまおかれている状況がでてきます。
「男の子は、生まれたときからいろんな夢が もてる、いろんなことを させてもらえる。その反面、戦って 勇敢になれといわれることも。」
女の子は・・・。
いきいきした子どもの顔をみると、こちらもうれしくなります。だが、この先を見ると 理不尽なことがいつなくなるかという思いも。
タイトルの”でも”に ひっかりました。
「ぼくは いいたいことが いえる」・・でしょうか?
「いつか ぼくに 女の子が 生まれたら、その子も いいたいことが いえるといいな」・・”いいな”でいいのか?
「ぼくは 男の子だけど、みんなの世界を つくりたい」・・”男の子だけど”は、よぶん?。
男の子はめぐまれているのだからというトーンが強すぎて どうもすっきりしませんでした。