ハロウィーン風格好の子どもがいて何かと思ったら、「百鬼夜行」なるイベント。いくつかの場所をまわってスタンプを集めているようでした。昨年につづいて実施とあったのですが、昨年は気がつきませんでした。
ふだんとちがった格好。子どもも楽しそう。土曜日というので子どもも参加しやすかったようです。
ハロウィーン風格好の子どもがいて何かと思ったら、「百鬼夜行」なるイベント。いくつかの場所をまわってスタンプを集めているようでした。昨年につづいて実施とあったのですが、昨年は気がつきませんでした。
ふだんとちがった格好。子どもも楽しそう。土曜日というので子どもも参加しやすかったようです。
死体を次々に他人に押しつける昔話。
・背中にコブのある男(こぐま社/子どもに語るアラビアンナイト/2011年初版)
アラビアンナイトの一つで、悪役が登場しません。
人を殺したと思い込んだ仕立て屋が、死んだと思った男を医者の家に、医者は料理人へ、料理人は商人とたらいまわししていきます。
人を殺した罪で商人が死刑になりそうになりますが、かかわった者が正直に自分が殺したと次々に名乗り出ます。
実は死んでいなかったという落ち。
途中まではどうなるかと思わせながらはらはらどきどき。最後の落ちでほっとします。
ところでこぐま社版では、「背中に・・・」で講談社版(青い鳥文庫 新編アラビアンナイト(下)/2002年初版)では「アランダス」とあります。
講談社版では、背中がまがっていると表現されています どちらでも物語の進行上は特別に影響する事柄ではありません。コブがあるということに別の意味があるのか知りたいところ。
・酔っ払いペドロ(スペイン民話集/三原幸久:編訳/岩波文庫/1989年)
酔っぱらって帰ってきたペドロが、妻に一ペセタをくれというが、くれなかったので妻を殺してしまいます。(たいしたお金ではないようですが・・)
ペドロは妻の死体を股木の上に寄り掛からせ、他人のキャベツを盗んでいるようにみせかけておきます。
怒った畑の主人が、声をかけても返事がないので、死体を殴りつけます。ようすをうかがっていたペドロは、女房を殺したと大騒ぎし、大金をせしめます。
次に、ペドロは妻の死体を、司祭の馬に乗せて走らせます。悪魔が司祭の馬にのって、やってきたと大騒ぎになり、司祭が悪魔祓いをするから教会に集まるよう知らせをだします。
司祭は自分の馬がないので、村人から雌馬をかりて、教会にむかいます。ところが死体をのせた司祭の馬は雄馬で、教会の入り口に来ると雌馬に挑みかかり、そのまま教会の中へなだれ込んだので、集まった人々は、みんな逃げ出してしまいます。
昔話では、もう少し繰り返しがつづくのが普通ですが、このスペインの話は、二回の繰り返しです。